3Dプリンタで鉄道模型 その2

3Dプリンタで鉄道模型 その2

くれは
くれは (ID865) 2014/05/10
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DMMの3Dプリントサービスを使ってみて、Nゲージ鉄道模型に使える精度で物を作れるというのはわかりました。
そしたら限界を試してみたくなるってのが技術者なもんで・・・

完成既製品の市販模型よりもっと細かく作れたらとか、市販模型にできないことまでできたらとか考えるわけですね。
3Dプリンタの特徴に、複数パーツを組み合わせた鎖のようなものも一発で成形できるというのがあります。
中が中空のボールみたいな物体でなければ、割と自由に形が作れるということ。
(※ボールのような物体は中にサポート材が溜まってしまう)
金型だと、抜く方向というのがあるのでディテールを付けられない面というのが発生します。
プラモデルが板状になっているのはそのせいでもあります。
金型をたくさん組み合わせて様々な方向にディテールを付ける方法もあるのですが、当然コストが上がるのでメーカーさんも必要な部分にしか使ってきません。
3Dプリンタだと・・・そういうのも関係無く作れちゃいますね。

これは電車の屋根の上の機器カバー。側面にスリットが入ってますが、これを金型でやろうとすると面倒なんですね。
3Dプリンタだとこの通り、何もしなくてもできる。


パーツ同士の組み合わせもプラモデルでは重要なポイント。
パーツ同士が合わなくて組み立てにくいプラモデルとか作るのが大変で大変で。

単純でない接合面も、何もしなくてもピタッ!と合うこのすばらしさ。
組立は瞬間接着剤1個あればできてしまいます。本当にパーツ同士合わせて裏から接着剤を付ければ終わり。

この合いの良さは、このキットを販売する時に非常に良いのです。
簡単に作れますから。初心者も挑戦する気になれるはず。
市販の電車のキットだと、金属製というものがけっこうあります。
模型作るのに半田ごてで組み立てるんです。
これが組立が難しい。やけどするしパーツがうまく付かないし初心者はこれでもう嫌になる。
金属製は難しそうだから最初から作らないってひともいっぱい居ます。
すごく好きな電車なんだけど、金属製の難しいキットしかないから諦めるということもあるわけです。
しかし3Dプリントで作ったこのキットなら、プラモデル感覚で割と簡単に作れるんじゃないかなと。

こんなところも別パーツにしてみました。
写真左下にあるように超精密パーツです。
こんなのも、調整することなくピタッとはめ込むことができました。

写真では表面に縞模様が見えます。
これが3Dプリンタ特有の積層跡。3Dプリンタのデメリットです。
小さいパーツを別パーツに分けたのは、この縞模様を紙やすりで削りやすいようにです。

完成させるとこんな感じです。いつも目にする鹿児島の路面電車、鹿児島市電600形です。
旧型電車は曲面が多いので設計も難しいんですが、曲面がしっかりきまった模型がこうやってできてくると感慨深いものがあります。

この模型ではドアの部分のスキマを再現してみました。
実物の電車ではドアは車体と別体であるため、隙間があって当然なわけです。
一般的なNゲージ鉄道模型ではこういう部分は再現しません。金型の都合上再現できません。
こういうこだわりができるのはアマチュアならではなんでしょうか。

屋根の上のクーラーの部品も頑張ってメッシュを再現しました。
実車ではここはステンレス板をパンチングでメッシュ状に抜いてあります。
上から見ることの多い模型ですので、これがあると精密に見えます。
その代わり、データを作る作業中にパソコンが何回も止まりかけましたが・・・w

手前の緑の電車二つが3Dプリンタによって作った模型。
直線はまっすぐに、曲線は均一に丸く、微妙な曲面もそのまま再現され、細かい凹凸もちゃんとある。
アマチュアでも製品に限りなく近い物を作れる時代がやってきました。
また一つ夢がかなったと言っても過言ではありません。

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