ダジャレでおぼえるデザイン用語講座:2限目「894年 ケント紙の廃止」 #グッドデザイソ

ダジャレでおぼえるデザイン用語講座:2限目「894年 ケント紙の廃止」 #グッドデザイソ

dezaiso
dezaiso (ID165) 公認maker 2014/08/28
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みなさん、ダジャレでデザイン、身につけてますか?

2014年、2年半ぶりに TAKEO PAPER SHOW( http://www.takeopapershow.com/ )が開催されました。紙の専門商社、竹尾が開催する見本展示会で、 紙ならではの特性を活かした作品や、 紙の新たな可能性を見出すきっかけづくりにもなっています。一方、2年半前からはじまった当方開催のデザイン関連ダジャレコンテスト、「#グッドデザイソ」のハッシュタグを付けた記念すべき第1発目のダジャレツイートは「竹尾ペーパー師匠」( http://twitter.com/dezaiso/status/120896834695725056 )であった、というのは運命的とも言えるでしょう。 この連載と合わせて、デザインとダジャレの新たな可能性を見出すきっかけづくりとなっていければ、そう思っております。

「894年、ケント紙の廃止」

さて、今回とりあげるのはそんな紙を扱ったダジャレ

「894年 ケント紙の廃止」
http://twitter.com/dezaiso/status/125936809493540864

です。 年号も入って「講座」のような感じが増してきましたね。それえはさっそく解読していきましょう。

ケント紙

ケント紙は、画用紙と合わせて広く知られた一般名詞のような紙です。イギリス南部のケント州で作られた手漉き紙がその名の元だということです(『特種製紙五十年史』http://goo.gl/Oxi3sq による)が、そもそもどうしてケント州のその紙なんだろう、というところはケントーもつきません。その平滑で白さの際立つ表面は、水彩絵の具よりはポスターカラーやガッシュをベタで塗ったりするのに向いています。レタリングなどでスミがちょっとはみ出してしまってもカッターなどで少し削るだけで修正も効き、その痕も目立ちにくく、この紙にロゴを書いたものをいくつか並べて比較・ケントーするなど、デザイン作業にはうってつけの紙といえましょう。

894年

歴史の授業でおそらく誰もが学んだ「遣唐使」、そして歴史の授業といえば年号暗記。894年に廃止される遣唐使は「894」を「ハクシ」と読ませて「白紙(894)に戻す遣唐使」と七五調をもって覚えられました。またこの語呂合わせが優れているのは「白紙に戻す=廃止」と、年号の語呂と、内容とが、実にぴったりとハマっていて、どちらも無駄無く覚えられるのです。

もともと年号を覚えるために開発された語呂合わせですから、口なじみが良いのは当たり前ですが、内容と合っていないと良い効果は発揮できません。たとえば第一回目の遣唐使は630年ですが、「蒸され(630)て渡る遣唐使」で、ちっとも状況が想像できないし、年号も覚えられない。サウナ付きの船だったのかな、とか記憶しちゃう可能性もある。そう思うと遣唐使の廃止が894年に行なわれたということは、語呂合わせ的には完璧であるとも言えます。さすが菅原道真、学問の紙、いや神と言われるだけのことはある。

語呂と内容

それを受けての「894年 ケント紙の廃止」です。この年号と事項を並べただけで自然と「白紙(894)に戻すケント紙」の暗記フレーズが脳内に湧き起ってくるはずです。ケント紙の「白紙」っぷりは先にも述べたとおり。すなわち単なる音の響きだけではなく、内容もちゃんと伴うことによって、ダジャレは強度を増す、と言えるでしょう。みなさんのケントーを祈ります。

【トップ画像について】書体は遣唐使の時代、唐代の楷書を元にした「楷書MCBK1」で組みました。もちろん仕上げはケント紙でなければなりません。白さを際だたせるためにカッティングマシーンで切り抜いてみましたが、はたしてMAKE的に見えるでしょうか。TAKEO PAPER SHOW的に見えるでSHOWか。

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