テクノ民謡ぜんつう(1)「Garage Band で音の「ぬりえ」を遊ぼう!」

テクノ民謡ぜんつう(1)「Garage Band で音の「ぬりえ」を遊ぼう!」

Omodaka
Omodaka (ID387) 公認maker 2014/09/26
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スーパーマーケットに買い物に行くと時々見かける子供の「ぬりえ」大会。とてもキレイに塗ってあったり、完全にアウトラインを無視したアバンギャルドなものなど色々な作風に思わず見入ってしまうことが多いのですが、まっさらな白い紙に描くよりもアウトラインがあることでそれぞれを連作のように楽しめる効果があるのかもしれませんね。「ぬりえ」楽しいな~。

そこで今回は「ぬりえ」の音楽版を遊んでみたいと思います。Mac OS に標準で付属している音楽制作ソフトGarage Band を使って、音楽に音を色々塗っていきましょう!Mac OS が無くても塗っていく行程を音声ファイルで聴くことができますし、Mac OS ではソングファイルを開いてどのように音が塗られていくかを確認できます。未確認ですが iOS でも大丈夫かもしれません。これからソフトウェアに入っている音の断片「ループ」を使って音を加えていく様子を順番に説明します。なお使用したGarage Band のバージョンは 3.0.5 でした。

1. ボーカルトラックを聴いてみよう!

まず用意したアウトラインを聴いてみましょう、金沢明子さんの歌う三階節という民謡のボーカルを用意しました。拍子は4/4、テンポは152 bpm、キーはCマイナーになっています。

オーディオサンプル:
http://www.fareastrecording.com/mt/images/DMM_Sangai_1.m4a

ガレージバンドファイル:
http://www.fareastrecording.com/mt/images/DMM_Sangai_1.zip

2. ビートを乗せてみよう!

このボーカルにリズムを乗せてみます。ウィンドウの下にあるループブラウザの「ビート」を押すと色々なリズムの候補が表示されるので、それらをクリックすることで試聴でき、さらに音符や波形マークのアイコンを上のウインドウにドラッグすることで、このリズムとボーカルを一緒に再生できます。「Club Dance Beat 001」を選んでみました。

オーディオサンプル:
http://www.fareastrecording.com/mt/images/DMM_Sangai_2.m4a

ガレージバンドファイル:
http://www.fareastrecording.com/mt/images/DMM_Sangai_2.zip

3. ベース(低音)を加えてみよう!

今度はベース(低音)を入れてみましょう、ループブラウザ左上の「リセッ ト」を押してから「ベース」を押します。ソフトウエア側で最初に設定した曲 のキーとテンポに合わせてくれるので、適当に選んでも大丈夫です。ここでは 「Distorted Finger Bass」を一緒に鳴らしてみます。

オーディオサンプル:
http://www.fareastrecording.com/mt/images/DMM_Sangai_3.m4a

ガレージバンドファイル:
http://www.fareastrecording.com/mt/images/DMM_Sangai_3.zip

4. ギターを入れてみよう!

次にギターを試します。「リセット」を押してから「ギター」を押して、「Classical Rock Steel 02」を選びました。このパートは1拍ずらした場所に 置いてみます。「ぬりえ」だったら少しはみだして塗っちゃった感じでしょうか。でも、はみだした感じが気に入ったらそのままどんどんはみ出して塗っていきましょう。

オーディオサンプル:
http://www.fareastrecording.com/mt/images/DMM_Sangai_4.m4a

ガレージバンドファイル:
http://www.fareastrecording.com/mt/images/DMM_Sangai_4.zip

5. ピアノを足そう!

さらにピアノを足してみます。「リセット」を押してから「ピアノ」を押し て、「Delicate Piano 03」を選んでみました。これまでの楽器と一緒に聴い てみると何だか調子っぱずれなので音程を調節します、音のしましまの箱(リ ージョン)をダブルクリックすると箱の属性を変えるウインドウが開きますの で、リージョンピッチというところを-4にしてみます。

オーディオサンプル:
http://www.fareastrecording.com/mt/images/DMM_Sangai_5.m4a

ガレージバンドファイル:
http://www.fareastrecording.com/mt/images/DMM_Sangai_5.zip

6. 弦楽器をよんでみよう!

コマンド+L キーでループブラウザのウィンドウに戻ってから「弦楽器」を押して「Orchestra Strings 03」を鳴らしてみます。「何だかダーク過ぎるイメージかなあ…」など、迷ったらトラックの左から2番目の"ミュート"ボタンを押すと一時的に音を出さないようにできます。物理的な「ぬりえ」だと1回塗ったら消せませんから、その点ではこちらのほうが気楽ですね。

オーディオサンプル:
http://www.fareastrecording.com/mt/images/DMM_Sangai_6.m4a

ガレージバンドファイル:
http://www.fareastrecording.com/mt/images/DMM_Sangai_6.zip

7. シンセサイザーを加えてみよう!

先ほどの弦楽器は一時“ミュート”して今度はシンセサイザーを加えてみます。ループブラウザのウィンドウの「シンセサイザー」を押して「Old Funk Line 04」を鳴らしてみます。このパートも1拍ずらした位置に置いてからさらに音程を変えました、そして別の場所に「Old Funk Line 06」を1拍ずらした位置に置いてから、これも音程を調節しました。

オーディオサンプル:
http://www.fareastrecording.com/mt/images/DMM_Sangai_7.m4a

ガレージバンドファイル:
http://www.fareastrecording.com/mt/images/DMM_Sangai_7.zip

8. 全体を繰り返し再生してみよう!

ここで全体を繰り返し再生するためにループ再生ボタンを押し、上のほうで黄色く表示されたバーの右側をつかんで29小節まで伸ばします。これで一周44秒くらいの曲が延々繰り返し再生させるようになりました。この状態でこれまで入れたパートを“ミュート”ボタンで消したり出したりすることで曲の印象が変わりますので色々試してみましょう。逆に全部のパートを出すとこんな感じになっています。

オーディオサンプル:
http://www.fareastrecording.com/mt/images/DMM_Sangai_8.m4a

ガレージバンドファイル:
http://www.fareastrecording.com/mt/images/DMM_Sangai_8.zip

9. ボーカルをミュートしてイントロや間奏を作ってみよう!

最初のアウトラインであったボーカルや最初に足したビートをミュートすることで、イントロや間奏のような雰囲気を作ることも出来ます。色々な組み合わせを試したり、各パートを自分の好きなループに差し替えたりしてさらに遊んでみましょう。

オーディオサンプル:
http://www.fareastrecording.com/mt/images/DMM_Sangai_9.m4a

ガレージバンドファイル:
http://www.fareastrecording.com/mt/images/DMM_Sangai_9.zip

今回この記事のために初めてGarage Band を使ってみましたが、使い方はとても分かりやすかったです。説明の足らないところもあったかもしれませんが、「ぬりえ」に特にルールはないので、それぞれ好きな音を気の向くままに塗って楽しみましょう!さらには自分ならではのループを使ったり、実際に楽器を演奏したり、カスタマイズした音源を使うなどさらに発展させていくことも面白いと思います。

Omodaka のアルバム内ではこの三階節を全てのパートをボーカルのハーモニーで構成する編曲にしました。興味のある方は「Bridge Song」という最新アルバムの8曲目“Sangai Bushi”を是非聴いてみて下さい。

“Sangai Bushi”
https://itunes.apple.com/jp/album/sangai-bushi/id825643567?i=825643850

Bridge Song

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