はばたいて泳ぐペンギンロボットを作った話(2)

はばたいて泳ぐペンギンロボットを作った話(2)

近藤那央
近藤那央 (ID321) 公認maker 2014/08/06
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大学生になって3か月がたちました。ななじゅこと、近藤那央です。Twitterもやってますので( @nanaju_ )、ぜひよろしくお願いします! DMM.makeの連載では、製作話を中心にペンギロボを作った話を書いています。

ペンギンはなんではばたくだけで、上手に泳ぐの? 今回は、どうしてもペンギンを触りたくて、飛び込みで水族館へ交渉に行った話をします!

なぜペンギンのロボットを作ったのかについては、第1回の原稿をご覧ください。
https://media.dmm-make.com/item/263/

作る前に触る

「さあ! ペンギンのロボットを作ろう!」と思ったとき、みなさんだったらどうしますか? ペンギンの動きを着実に再現するために、ペンギンが動いている動画を凝視する、計算をしてみる……。
でも、難しい計算などの知識が無かった私たちは、作る前にまず触ろうと考えました。特に、泳ぐために一番重要な翼であるフリッパーは、“見るだけじゃ絶対だめ。絶対触らないとだめ”という思い込みに近い確信がありました。

そこでまず、近くの郷土資料館にコウテイペンギンの剥製がある事を知り触ることができないかお願いしてみることにしました。そしたらなんと、あっさりOK。

(港区立郷土資料館 さわれる展示室 にて)

フリッパーを中心に見ていたのですが、やっぱりペンギン、すごい。フリッパーの前縁が厚く後縁にかけて薄くなり、最後は羽毛だけになる。更に、付け根から先にかけても薄くなる。まるで飛行機の翼のよう、むしろ飛行機よりも美しい……。

(剥製のペンギンのフリッパー。羽毛の生え方も美しい)

と、ペンギンのあまりの素晴らしさにうっとりしている場合ではないので、さまざまな箇所を計測しました。しかし、形や作りは分かっても、剥製では柔らかさまでは分かりません。
ペンギンが泳いでいるとき、じっくり見るとフリッパーがしなっています。どうにかしてフリッパーの柔らかさを本物のペンギンと同じにしたい……。

というわけで、水族館にダメ元で交渉してみることにしました。……もちろん、飛び込みで。

水族館へ行く

すみだ水族館へのチャレンジは、当たり前のように一筋縄ではいきませんでした。

まず1回目。企画書を飼育員さんに渡して、名刺を交換していただくことができました。しめしめ。……しかし、その後二度と連絡をいただくことはありませんでした。でも、こんなところであきらめない。触るんだ、ペンギンを。

2回目。再び水族館に足を運び、別の方に企画書をお渡ししました。名刺をいただきましたが、連絡はいただけませんでした……。これは、絶対に計画が不十分だったんだ。

そこで、対策を練って3回目のチャレンジ。注意深く飼育員さんを観察して、おそらく一番偉いであろう方に話しかけ、企画書をお渡ししました。今回こそいけるはず……!

待つこと1週間。なんと、学校に連絡が!! そのあとはトントン調子に話が進み、ついにペンギンを触らせていただくことができたのです。

触らせていただいたペンギンは、マゼランペンギンのなでしこちゃん。ペンギンのフリッパー、曲げ心地はどんな感触だと思いますか? 私は力強く水を掻いているから、硬いものとばかり思っていました。でも、とっても柔らかかったのです。そして、関節がよく曲がり、骨に肉が乗っているのが分かりました。

私たちは剥製の形を参考に、本物を触った感触からできるだけそれをコピーして、フリッパーを作ることにしました。

ちなみに、このときお渡しした企画書もどきがこちらです。

今になって考えると、よくこんなもので快諾してくださったなと思うほど、ひどい企画書ですね……。すみだ水族館のみなさんには、本当に感謝です。

と、今回はここまでで、次回はフリッパーを作った話をご紹介します!

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