Fabって10回言ってみて(2)「ニッティングマシーンハックとグリッチニット日記-後編-」

Fabって10回言ってみて(2)「ニッティングマシーンハックとグリッチニット日記-後編-」

FabLab Shibuya
FabLab Shibuya (ID319) 公認maker 2014/07/23
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前回、クラウドファウンディングの準備を追えたグリッチニット。今回はいよいよクラウドファウンディングに望みます!

前編はこちら!
https://media.dmm-make.com/item/1351/

2013年5月27日 クラウドファンドスタート!

支援額に応じたリターン(引換券)の内容を考えたり、webに掲載するプレゼンテキストを何度もリライトしたり、契約書内容を何度も確認したり、準備することは山のようにありましたが、様々な方の知恵と経験が詰め込まれ、Ready for?でのクラウドファンディングが無事にスタートしました。


「ニッティングマシーンハックとグリッチニット」というプロジェクトは、社会貢献系のプロジェクトが多いReady for?の中では異色の内容。リターンの品となるグリッチニットもこの時点では本当に完成するか誰もわからない状態でした。目に見える社会的な問題に対して一対の解決策があるわけではなく「こうなるといいな」という気がつかれにくい小さな願望を社会的に展開した内容でした。「個人の願望をかなえる」と勘違いをされないよう配慮したプレゼンテキストが必要でした。

2013年6月11日

見学会をひらく。
ニコニコ学会の江渡さんが来てくれたのでニコニコ学会ロゴを編む。

2013年6月12日

編みの制御をブラッシュアップ。
レース編みキャリジで編むと、穴だらけ過ぎた。

この日はここまで。

2013年6月14日

ひきつづき、MAKE;のロゴを編んでみる。

グリッチしているロゴ。糸の渡りが長いと、びよーんとなる。

2013年6月15日

Maker Conferrence Tokyo2013に出展

2013年6月25日

インターネット闇市に出展すべく、並べられた過去の習作たち。

2013年7月10日

インターネットラジオに出演
http://radio.cbc-net.com/post/54905061046/71-2013-7-10-21
停滞していた支援がどんどん埋まっていく!ustを視聴している方からのポチった!コメントがTwitterのTLに流れてくる。翌朝、7月11日になんと5日の余裕を残して、目標金額が達成した!
追加のリターン(グリッチマフラー券)を発行する事態に。

2013年7月16日

ファンディング終了!達成率174%!
支援していただいた金額は、機材の購入費、維持費、材料費に充てられました。

2013年7月27日

ファンディングのリターンである「特別ワークショップ開催」

参加者には、事前に「編みたい柄のjpg」を持参していただくよう連絡をし、当日は120分で3名が編みを体験するという内容にしました。糸はこちらで用意し、その場で選んでもらいました。

2色編みは、糸のテンション調整が難しく一人一人nukemeさんが丁寧に教えて、編んでいきました。サポートは蓮沼さんです。まず、用意したjpgを0xEDで読み込み、直接数値をいじって吐き出し、気に入ったグリッチ画像ができたら、編み図へ変換します。

そのデータをPCーArduinoーニッティングマシンで信号を渡し、一列ずつ編んでいきます。糸をかけているキャリジが重く左右に移動させると、二の腕に負荷がかかります。これを蓮沼さんは「ニットサイズ」と呼んでいました。

仕上げはアイロンで糸をのばして完成です。
(これらはいまどうなっているんだろう...)

2013年8月6日

本格的に、穴グリッチを研究する。

2013年8月17日

穴でgoogleロゴが編めた!

2013年9月10日

最新のグリッチニットはこちら!
http://glitchknit.tumblr.com/



今も進行形で、グリッチニットプロジェクトは行われています。
「つくりたいものをつくるマシンをつくる」ことができたので、次のステップとしてそれをオープンにして誰でも使えるようにする段階になってきました。
オープンにしていく過程もいずれこのページで紹介できるといいな..と思っています。


最後に、文字数の関係でその大半がボツになったファンディングのページ用にたくさん書いた「なぜこれをするのか?」の考えをつづったテキストをすこし引用しつつ、お別れです。

ひとりだけでは「お金がない」「場所がない」「時間がない」「道具がない」「方法を知らない」さまざまな要素で、つくりたいのに「つくれない」。
DIWO(Do It With Others)の理念のもと、デジタルファブリケーションの技術を中心にものづくりのコミュニティを形成してきた私たちFabLab渋谷は、そういった想いを持つ方々とコラボレーションし、つくりたい想いをカタチにするサポートをもっとひろく手がけていきたいと思っています。

FabLab渋谷が「ニッティングマシーンハックとグリッチニット」のプロジェクトを行う目的。それは「挑戦」です。失敗してもいい場所が社会にあると新しいことが必然的に生み出されていきます。そのような場所(R&D拠点)としてFabLab渋谷はプロジェクトに取り組んでいます。


ニッティングマシーンハックの方法はこちらから。
http://www.instructables.com/id/Knit-Hack/
https://github.com/sokanno/KnitHack

これまでの連載:Fabって10回言ってみて(1)「ニッティングマシーンハックとグリッチニット日記-前編-」
https://media.dmm-make.com/item/1351/

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