ポケットがなくっちゃ「胸ポケットに“高尾山メーター”をつける?」(1)

ポケットがなくっちゃ「胸ポケットに“高尾山メーター”をつける?」(1)

本連載はGEEK寄りタレントいけざわと乙女電芸部部長のやじまが、シャツの胸ポケットをハックして面白い胸ポケットを作ろうというものです。

これまでの連載:
「“胸で動物があばれる”ポケット!」ポケットがなくっちゃ(1)
https://media.dmm-make.com/item/283/

「“胸で動物があばれる”ポケット!」ポケットがなくっちゃ(2)
https://media.dmm-make.com/item/1557/

登場人物

いけざわ(22)  ややGEEK寄りタレント。電子工作はビギナー。

やじま(24) 乙女電芸部部長。はんだづけが好き。

ざっと前回のふりかえり!

矢:さてさて、当連載「ポケットがなくっちゃはじまらないっ!」も3回目になりました。

池:前回は、胸の中で動物があばれだすポケットを作りましたね。

池:これはポケットの中で小動物がもぞもぞしているところをイメージして作ったんですけど、サーボモーターを使ってどこまで生物らしさを出すかに苦心しましたね!

矢:それよりも、ポケットを縫う行程に苦戦していたように見受けられたけど(笑)?

池:私は、ひっさびさの縫い物でしたからね! 多少はそこも苦戦しました!!

矢:これからこの連載を通して、縫い物力、すなわち女子力を上げていきましょうね!

GPS × ポケット!?

矢:さて早速ですが、今回はどんなポケットを作りましょうか?

池:実は私、使ってみたいモジュールがあるんですよ。やじまさん、これです!!

矢:これはGPSモジュールじゃないですか! GPSを使って、何するの?

池:例えば、緑色のフェルトでつくった東京都といくつかのLEDを胸ポケットに付けておいて、
自分のいる位置に合わせてLEDが光るとか!

矢:デバッグまじ大変そう……(笑)。

池:ダメですかね……。

矢:まぁ、わたしもGPSモジュールをいじってみたいから、いいか。

矢:今回いけちゃんが持ってきてくれたGPSモジュール( http://www.switch-science.com/catalog/1331/ )は、Adafruitの「FLORA」っていうシリーズのものだから、FLORA(丸型のArduino互換基板、導電糸での縫い付けもOK!)と組み合わせて簡単に通信が試せるね! 

AdafruitのLearnページにチュートリアルがあるから、早速試してみよう。
https://learn.adafruit.com/flora-wearable-gps

はじめてのGPSモジュールは、ちょっとめんどくさいヤツだった!

池:初めてGPSモジュールを触ったんですけど大変ですね、これ。位置を示していると思われる、意味不明な文字列(※下の画像の赤線部)が出てくるんですよ。

(↑ 画像はFLORA公式サイトより)

池:これを手作業でGoogle Mapで使える値に直すと、今いる位置が確認できます。

池:私が提案していた「胸ポケット in 東京都」を実現するなら、Google Map APIを叩かないとだめだなぁ。APIを叩くにはモジュールがネットに繋がってないといけないから、通信モジュールつけなきゃダメだし……。うーん、かさばらないシンプルなポケットがいいよー。

矢:そうだねー。ネットと通信せずに実現しようと思うと、東京都の区と区の境目をなんとなくマッピングしなきゃいけないのかな。

池&矢:め、めんどい……。

池:あ!! このデバイス、標高もとれるんですね。

矢:ほんとだ。場所以外にもいろいろとれるね。

矢:標高を使ったポケットでも楽しいかもね。山に登るしか思いつかないけど!

池:山登り! デバッグしにハイキングに行けるんですね! めっちゃ楽しそう!

矢:よし、じゃあ高尾山登ろう! 頂上でビール飲もう!!

矢:例えば、1合目に登ったらLEDが1個点灯するとか! そういうアプリケーションは?

池:それいーなー!!

(その後2人は、GPSモジュールの扱いづらさと直面する事になる……)

〜1時間後〜

池:このGPSモジュール……、扱いづらくないですか? 位置の検索をしはじめるのに、15分とか、かなり時間がかかる。早いときは一瞬で来ることもあるんですが……。

矢:GPSって人工衛星とやりとりをして自分のいる位置を割り出しているから、きっとその時間は衛星を探している時間なんだろうけど……。それにしても遅い。

池:しかも室内は完全NGですよね。iPhoneのGPSだと、さすがに地下は難しいけど、室内はいけますよね。iPhoneは、いいGPSを使ってるのかなぁ。

矢:まあ、このGPSも一度ちゃんと衛星とやりとりできれば、後はスムーズに現在地のGPS情報が送られてくるよね。

池:まあ多少……。10mくらい誤差があったりするんですけどね。地球規模で考えれば、小さな誤差かも(笑)。

矢:そうだよ! 地球の直径は約13000kmもあるのに、わずか10mの誤差しかないんだよ? すごい精度いいよ!

池:実際にテストをしてみると、高度も同じようにちょっと誤差があるんですよね。心配だなぁ……。

矢:まぁ、何はともあれ実装してみよっか。高尾山ほどの標高があれば誤差が気にならないかもしれないし、完全に取得できてたら、デバッグしに行く意味が無いじゃん!

ポケットのイメージ図は、こんな感じ!

矢:イメージ図を書きました!

池:うわぁぁ! 可愛い!

矢:この「高尾山メーター」の文字は刺繍ミシンかなんかで縫いたい。たまにうちの大学の佐藤雅彦先生が、刺繍を入れたシャツを着ているのね。「0655」とか、自分の作っている番組の名前とかを入れてらっしゃるんだけど、それがかわいくて!

池:刺繍ってなんかいいですよね。たとえ既製品でも、刺繍を入れるだけでオリジナリティが出せるし。


今回はここまで! 次回は、プログラムを書いたり、縫い物をしたり、デジタルミシンを体験しにいったり、と盛りだくさんですので、お楽しみに。

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