「お父さん、お母さんの仕事を子供たちに伝えたい」開発会社から生まれたプログラミング学習

「お父さん、お母さんの仕事を子供たちに伝えたい」開発会社から生まれたプログラミング学習

DMM.make
DMM.make (ID217) 公認maker 2014/07/23
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2014年6月28日に3331アーツチヨダで行われた「Engadget Fes 2014」で出会ったプロダクトたちをご紹介していきます。

今回ご紹介するのは「教育版レゴ®マインドストームEV3 ソフトウェア」を使ったプログラミング学習教材。

教育版レゴ®マインドストーム®とは?

教育版レゴ®マインドストーム®はサイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、数学の知識を体験的に学習することができるプログラミングロボット教材。頭脳部品インテリジェントブロックへのプログラミングと、レゴブロックで筺体を組み立ててロボットを作ることが可能となっている。

今回ご紹介するプロダクトでは「教育版EV3 ソフトウェア」を使い、子供でも簡単にプログラミングできる。PC上でブロックのようなアイコンをドラッグ&ドロップをするだけでプログラミングをすることが可能となっている。

これらを利用して、例えば下画像の作例では、モーター2つとLEGOだけで一人卓球ができる。この作成ではモーターのスピードだけを制御し、ピンポン玉の飛ぶ距離を制御している。

>教育版レゴ マインドストームEV3についてはこちら
http://www.afrel.co.jp/lineup/mindstorm-ev3

「自分の子供に自分の仕事を伝えたい」という想いからはじまった

株式会社アフレルは、もともとは金融システムなどの受託開発をする企業の社内イベントがきっかけで創業したそうだ。プログラムを開発する社員の子供たちに対して、お父さんお母さんがやっているプログラミングというものを知ってもらいたいという話になった。製造業や販売業は、モノや仕事が目に見えます。しかし、ソフトウェア開発はPCに向かってキーボードを打っているだけにみえてしまいます。

そこで会社の仲間で、レゴ®マインドストーム®を使ったプログラミング体験機会をつくり提供しはじめたという。これを使うと、楽しく開発できるだけでなく、ソフトウェアがロボットの動きで目に見えるようになることが関係者を夢中にさせたのです。その後、レゴ社の教育部門であれるLEGO Educationの正規代理店としなり、株式会社アフレルとして独立・起業している。

直感的なビジュアルアイコンプログラミング

教育版レゴ®マインドストーム®EV3のプログラミングで利用する教育版EV3ソフトウェアは、世界中の科学者やエンジニアに愛用されているNational Instruments®のLabVIEWをベースとしており、学校の授業で活用しやすいように設計されている。アイコンを押してプログラム列に入れ込むことが可能となっており、分岐や繰り返し、変数などもかんたんに追加ができる。

学校の教員が集まる場所に行ってプロモーション

価格は1セット4万円程度とのこと。学校で生徒ごとに用意するには高額ではないのか?と思う方もいるかもしれないが、実際には1クラス分を購入して徐々にクラスごとで回していくことで、多くの学校に導入してもらっているという。

エンジニアリングの教育に興味が高い学校でまず導入され、そのうち多くの学校にも徐々に広まっていったという。株式会社アフレルでは、学校向けのテキストを制作・提供している。ロボット組立よりも、プログラムを楽しくキチンと学べるように、先生向けのテキストと生徒用のテキストを用意している。学校でプログラミングの楽しさを体験すれば、エンジニアを目指す人が増えることや、プログラムを活用できる人が増えることが期待できる。株式会社アフレルの創業時のきっかけが、このように学校で形となっている。

多くの学校で利用してもらうために、研修会など先生たちが集まる場所に出向き、講習会を開催している。先生達に実際に体験してもらうことは、ロボットやプログラミング環境の良さ、テキストの充実度を知ってもらういい機会になっている。
また、全国規模のロボットコンテストを企画・運営し、目標を持ちチャレンジできる機会も提供している。ロボットコンテストに出場した子どもが、工学系の学校に進学し、開発現場に就職した事例も出てきているという。

>NPO法人WRO(World Robot Olympiad) Japan公式サイト
http://www.wroj.org
>ETロボコン公式サイト
http://www.etrobo.jp

学校の他に、IT企業の研修で利用されることも多い。例えば文系出身も含めた新入社員向け研修や、開発現場の開発プロセスを学ぶ研修、システムのプロトタイピングに利用されることも多いとのことだ。最近ではハッカソンで素材として利用されている。

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