ニコ技のツボ(5) 愛すべき馬鹿になろう

ニコ技のツボ(5) 愛すべき馬鹿になろう

akira_you
akira_you (ID197) 公認maker 2014/09/08
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愛すべき馬鹿とは

上の写真はニコ技で「愛すべき馬鹿」として有名なクランケさんの「ムーンウォーク下駄」です。愛すべき馬鹿タグはウケます。愛すべき馬鹿は自分でつけるタグというより、見ている人につけてもらうタグです。どうやったら愛すべき馬鹿タグをつけて貰えるのか、今回は愛すべき馬鹿のツボを見て行きたいと思います。

【愛すべき馬鹿】 馬鹿なことばかりやっているが、『どこか憎めない』『なんだかかわいく見える』『温かい目で見守りたくなる』等の感情を抱かせる人物のこと。また、そういった内容の動画につけられるタグ。

出典- http://dic.nicovideo.jp/a/%E6%84%9B%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%8D%E9%A6%AC%E9%B9%BF

ツボ1:出オチはタイトルから

「出オチ」それは、動画の最初のシーンでいきなり笑わせること。ハナからオチがついている。
その究極形態がタイトルでのオチがついているタイトルオチだといえます。

ニコ技で「愛される馬鹿」タグがつく動画作品にはタイトルオチが数多くあります。
例えば、「ムーンウォーク専用下駄作ってみた」、関西人なら「そうそう、ムーンウォークは難しいからね、下駄が便利なんですよね……って、なんでマイケルが下駄やねん」と突っ込んでしまいます。「全自動スカートめくり機」にしても「自分でめくるんちゃうんかーい」と言いそうになります。

うける作品を作る為にはタイトルに凝ってみるのも一つの手です。私の経験則なのですが、タイトルを決めると制作中の作品も筋が通ってきて、無駄をそぎ落とせます。その結果が、たった十数文字で表す事ができ、すっと人の頭の中に染みつくシンプルなコンセプトに繋がっていくのだと思います。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm12378300

「ムーンウォーク下駄作ってみた」 クランケ氏

出典- http://www.nicovideo.jp/watch/sm12378300

http://www.nicovideo.jp/watch/sm18836163

「全自動スカートめくり機」ばかおもちゃ本店 氏

出典- http://www.nicovideo.jp/watch/sm18836163

ツボ2:誰もが一度は思う。に全力投球

http://www.nicovideo.jp/watch/sm20822400

「【俺たちの男子便所】水洗化してみた」masa氏

出典- http://www.nicovideo.jp/watch/sm20822400

たとえばこの動画のプラモデル。
最初から水洗対応の製品があったとして、バカ受けなのでしょうか?
きっとちがいます。面白いこと考えるね~で流されてしまいます。
誰でも一瞬脳裏をよぎりそうな、ネタを本気でやるのが面白いのです。

他にも、レポート手書きするの面倒だから手書きできるプリンタないかなぁ?といったしょうもない思いつき。誰でも一度は思った事ありますよね。でもやった人はいない。そんな「だれもが一度は思うけど、やりはしない」事を本気でやってる人がいたら、気になりますよね?

http://www.nicovideo.jp/watch/sm7687446

「全力でレポートを自動で書くロボットをつくってみた」回路師氏 (公認Maker: https://media.dmm-make.com/maker/175/)

出典- http://www.nicovideo.jp/watch/sm7687446

実はエロ・グロ系が一般に公言しづらいもあって、そんなネタの宝庫なのですが、多用すると友達・親族が減るので適度なレベルで抑えましょう。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm22397923

「おっぱいマウス作ってみた」akira_you(私)

出典- http://www.nicovideo.jp/watch/sm22397923

ちなみに、この誰もが思うことを実現はモノづくりにだけ当てはまるのではないです、たとえば月夜に浮かぶ雲の上に乗ったらどんな光景が見えるのか、想像したことありますよね?夜間スカイダイビングやればわかることです。でも普通はやらないし、やれない。

ツボ3:所々、オーバースペック

オーバースペック(過剰な能力)はオトコのロマン。狭い庭であっても、庭を持てば無駄にエンジン式の芝刈り機を買ってみたくなりますよね。家庭菜園のプランターも一番大きいの買いそうになるでしょ?(値札をみるまでは)
そんな欲求に正直に答えたものづくりがここにある。まともな会社だとオーバースペックなものを作ると怒られます。オトコのロマンを押し殺して自分の担当する仕事を要求仕様どおりに低コストで実現することばかりが求められます。そんなのでは、火力がたりんのですよっ!分厚いアルミで、かっこよく作りたいのですよ。チャリンコで時速60キロ出したいのですよ。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm10688759

「ガトリングゴム銃作ってみた」ユウタ氏

出典- http://www.nicovideo.jp/watch/sm10688759

http://www.nicovideo.jp/watch/sm15614821

「【限りなく】自転車にエンジン本気で載せてみた【自転車】」nam氏

出典- http://www.nicovideo.jp/watch/sm15614821

ちなみにニコ技の展示会(NT京都)でアンケートした結果では、ニコ技作者のほとんどは理系学生と現職エンジニアです。エンジニアとして生きたくても、サラリーマンとしての業をこなさなければいけない、ちょっとした欲求不満の表れなのかもしれないですね。

まとめ

なんとなく愛すべき馬鹿の実態が見えてきましたね。
愛すべき馬鹿には真っ直ぐ落ちるキャッチーなオチが必要なんです。

そのためには、以下の3つを考えるのが近道だと私は信じます。

・タイトルオチできるぐらいシンプルなコンセプト。
・誰でも(言われてみれば)思いつきそうな分かりやすいネタ。
・馬鹿といわれるほどの本気のオーバースペック。

同じ馬鹿なら、作らにゃ損です。

これまでの連載:ニコ技のツボ
「“心が折れる動画”たち」ニコ技のツボ(4)
https://media.dmm-make.com/item/1603/

ReadyToCreate ニコ技のツボ3
https://media.dmm-make.com/item/1535/

ニコ技のツボ(2)「生体情報可視化やってみた」
https://media.dmm-make.com/item/935/

「バーチャルリアリティFPSシステムを作ってみた」ニコ技のツボ(1)
https://media.dmm-make.com/item/279/

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