クリエイティブ安産祈願(2)「最高の求愛体験をあなたに。SRxSIxMS体験会レポート」

クリエイティブ安産祈願(2)「最高の求愛体験をあなたに。SRxSIxMS体験会レポート」

市原えつこ
市原えつこ (ID369) 公認maker 2014/09/03
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お久しぶりです

第一回で、制作レポートを公開した「SRxSIxMS」。
https://media.dmm-make.com/item/949/

体験者の現実と虚構を代替できる、おそるべき体験プラットフォーム「SRシステム」を用いて
森翔太さんが、全力投球であなたにプロポーズをしてくれる幻覚を体験できる作品です。

3ヶ月ほどの空白を経て、この度ついに体験会を実施することができたので
今回は体験会のレポートを展開できればと思います。

まずはこの映像をご覧ください。

https://vimeo.com/103974412

iMovieのテンプレで体験会のダイジェストを作ってみたら
意外とそれっぽくなったので公開してみました。会の雰囲気が少しでも伝われば幸いです。

それでは、はじまりはじまり。

実験の準備ー森さんワールドとの再会

体験会前日。準備のために再び研究室へやってきました。

以前に撮影した素材を引っ張りだし、パノラマビデオカメラで撮影した映像を編集していきます。編集といっても、研究員・SR開発者の脇坂さんが簡易に実施できるようMaxのパッチを組んで下さっていたので映像の始点と終点を指定していく作業だけでOK。

で、久しぶりに再会した映像がこちら。

森さん……。
映像素材のインパクトが凄まじすぎて、編集しながら死ぬほど吹き出しました。
アカン。完全にアカンやつや、これ。。

現場の勢いで撮影した部分を改めて冷静に眺めながら、つじつま合わせを行います。

何回かSRのコンテンツ作成をさせて頂いてわかったのは、SRでの体験設計の際にはとにかく現実からの導入の整合性をあわせることが重要で、どんなに非現実的なシチュエーションでも、現実と虚構の接続は自然にしておく必要があるということ。

これを徹底することで、「あ、これどうせ虚構なんだろうな」と我に返らせることなく、非日常の世界にスッと入り込んでもらう事ができます。

また、触覚や嗅覚にうったえるのも、リアリティを演出する上で非常に有効です。

「目の前にいる人は偽物だろう」と疑ってかかっていても触覚的な接触があると、人はどうも「本物だ!!」と信じてしまうようです。(実際には目の前にいる別の人が、虚構の映像とタイミングをあわせて同じ動作をしていたりするのですが)

SRでの体験のリアリティをつくるためには触覚がかなり重要だったりするので、ストーリーの中で、自然に体験者に触れられるポイントを作れないか吟味します。

以上を踏まえて体験全体の設計をし、女性には森さんの求愛行動をフルコースで堪能させることにしました。

誠実な青年に、真剣なプロポーズされたあと、
突然どこからか現れたカッパが尻子玉で求婚してきて、
最終的にはイケメン外人がハグしてくれたり歌をプレゼントしてくれる
というストーリーが組み上がりました。少女漫画ばりにモテモテですね。

※参考:森さんカッパ

未知との遭遇〜森さん meets 体験者〜

ついに体験日当日。

前作の男性向けコンテンツ「SRxSI」は男性側の興奮ポイントを比較的しっかりとリサーチ/インタビューしながら作ったのですが、今回は勢いと現場のアドリブで作った部分がかなり多いため、反応が読めません。

一通り編集が終わった後にセルフチェックはしたものの、編集の時に映像を死ぬほど見てしまったため、初見の人がどう感じるのか予想がつかない状態でした。

不安を感じている間もなく、女性たちがやってきた……!
一気に華やかになる研究室。

今回は知人の女性を中心にお声がけさせていただきましたが、Twitter経由で参加表明いただいた方も。

一通り説明を終えた後、ついに一人目の体験者を実験室にお連れします。

SRシステムの装着まわりは藤井先生にインストラクションをやって頂きましたが、非常にスムーズ。さすがの手練感です。

「僕の指はちゃんと見えますか?これは何本?これは?よし、大丈夫ですね。 体験中はあたりを見回して大丈夫です。僕のことを追ってみてください。はい、そんな感じ。」

事務的な解説ではあるのですが、なんだかこれも異世界への伏線なのでは。。と勘ぐってしまいます。

一通りの説明をした後、藤井先生と私は実験室を退出。
後は固唾を飲みながら、見守ります。
ほどなくして森さんのプロポーズシーンが始まりました。

SRシステムを体験している女子には、目の前にいないはずの森さんが非常にリアルに感じられているはず。

ときめいてくれるかな……ドキドキ……



「ヒッ!!!」(ビクッ)

……あれ?

予想外の反応……


「キャーーーー!!!!イヤっ!!」

めっちゃ叫んでるw
うーーむ、なるほど、これは怖いのかw
カッパが尻子玉で求婚してくるシーンが、恐怖のMaxポイントだったようです。

「ちょーーー怖かった!!でもめっちゃ楽しかったです!」

よかった!!意外な反応だけど大成功!

ちなみに、SRで虚構の体験にビビっている女子というのは妙に萌えるものがあります。

動画で見たい方はこちらを。

https://www.youtube.com/watch?v=MMcYI9R0k5M&feature=em-upload_owner

調子付いて、どんどん実験を進行しますが
反応がかなり多種多様で面白いのです、これが。


【沈黙型】

「……………!」
ひたすら硬直するタイプ。

【爆笑型】

「アッハッハッハッハ!!アッ、アッハッハッハッハ!!」
ひたすら笑い続けてた方もいました(涙が出るほど笑ったそうです)。

【会話型】

森さんとよくコラボをしている「きゅんくん」も参加してくれたのですが
絶妙なツッコミを終始繰り返してくれました。

ご夫婦での参加も。
虚構とはいえ、嫁が求婚される、というのは一体どんな気分だったのだろう。。


求婚される、嫁

ちなみに、今回は男女で体験シーケンスを分けていて
女性には熱烈求愛があるのですが
男性には忍者の奇襲がかかります。
旦那さん、踏んだり蹴ったり。いろんな意味でごめんなさい。。

体験が終わった方には次の体験者のオペレーションの様子を見せて種明かし。

ここでようやく「アレは現実じゃなかったんだ!」と気付く方もいらっしゃいます。
これが何気に一番愉快な体験かもしれません。みんなで笑いをこらえながらパブリックビューイング。

アフター体験会

体験会の終了後、女子会的に座談会を開いてみたのですが
「森さん、恋人としてありです!清潔感があっていい!」
と、女性陣に好評だった森さん。
ちょ、みんなあれだけ怖がってたのにw

そして、
今後「森さんにプロポーズされた」という女性が大量に現れるかもと思うと、なんだか楽しいね、なんてことも話しておりました。(森さんごめんなさい)

初対面の女性に
「はじめまして。私、あなたにプロポーズされたことがあるんです」
なんて言われたとしたら……。
SRシステムは、体験する側もですが、コンテンツとして撮影される側に流れる現実にも歪みが生じるのが面白いです。

最後に、体験者の方に頂いた感想の中で印象的だったものを。

「約10分間、私が世の中でも物語でもない場所に宙吊りにされた気分。あの10分間、自分がどこに居たのかわかりません。しかし、あれほど現実とリンクしてるとは思わず、想像を超えて、一気に思考が飛躍しました。たくさんの人が体験したらいいと思う。」

確かにSRでの体験は、物語であり現実でもある、不思議な時空間に迷い込むような感覚があります。
今回はかなり演劇に寄ったタイプの体験になり、SR特有の「現実と虚構が溶け合う不気味な感じ」は弱まっていた感はありますが、個性的なパフォーマーの表現を鮮度ホヤホヤのまま瞬間冷凍する、パフォーマー向けプラットフォームとしてのSRの可能性を感じる会でありました。

体験者&SR開発者のみなさまと。
ありがとうございました!

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