今日は何作る?(6)「Illustrator × 123D Desgin」

今日は何作る?(6)「Illustrator × 123D Desgin」

Dai
Dai (ID115) 公認maker 2014/10/15
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3Dプリンターが話題とは言え、データとなる3Dモデリングは中々敷居の高い曲者。

でもIllustratorで描いた線画がそのまま立体にできたらこれまでイラスト制作されてた方にも興味が湧くはず!

今回はそんなお話です。

無料で使いやすい 123D Design

過去記事でも何度か取り上げましたが、私が普段使用している3DモデリングソフトはAutoDeskの123D Designです。

このソフトは下記のようなとっても良い特徴を備えています

・必要機能を絞った直感的な3DCADソフト
・3Dプリントを前提としているのでモデル崩壊が基本無い
無料!

その他にもAutodeskさんは3Dプリンター向けのステキなソフトを無料で公開しています。
色々紹介したいのですが長くなるので今回は割愛します

Illustratorのパスデータを読み込む!

意外と知られていない機能ですが123DDesignはSVGの読み込みが可能です。

SVG:Scalable Vector Graphics
平たく言えばWeb対応のベクターデータで、今まで影が薄かったのですが最近ではHTML5での描画手段として脚光を浴びてます(多分)

こちらのSVG形式のデータはIllustratorの保存形式の一つとしてデフォルトで対応しています。

実際にやってみるとこの利便性が分かります。

まずは適当なIllustrator用のベクターファイルを開きます。
ちなみに今回の素材はシルエットデザインさんからお借りしました。

河豚である事に特に意味はありません

必要なパス以外は全て削除します。
不要なレイヤーや文字や線画は全て消しましょう。正確な読み込みがされません。
また線の太さや、エリアの色は関係ありません。あくまで重要なのはパス情報です。

パスデータをSVGで保存します

準備が完了したら ファイル > 別名で保存 > ファイル種類 SVG
保存先は何処でもかまいません。デスクトップでも良いでしょう。

次に表示されるSVGオプションは特に弄る必要はありません。
SVGプロファイルは SVG 1.1 で問題ありません。

As Sketchを選びましょう

23DDesignを開き左上のファイルメニューから
Import SVG > As Sketch を選択すると画面の右下にSVGのラインが表示されます。
(As Solidは読み込みと同時に「自動的に」厚みを付け立体化してくれますが、自分で調整できないので使いづらいです)

河豚が立体化した!

最後にエリアを選択して厚みをつければ立体の完成です!

後はもうやりたい放題!って感じですね

SVGデータ作成の注意事項

非常に便利なSVGデータ取り込み機能ですがクセのある注意事項があります。
※公式発表があるわけでは無いので、多分に私の経験則による物ではあるのですが・・・

1:Illustrator上の2.83倍のサイズになる
初っ端から謎仕様ですが123DDesignで表示されるパスラインのサイズはIllustratorの2.83倍になります。例えば、1辺が10mmの正方形は28.3mmで読み込まれます。

ですから狙ったサイズでパスを読み込みたい場合は
望むサイズ ÷ 2.83 = Illustrator上でのサイズ と逆算をしてやる必要があります。
(※IllustratorCC の場合です。他のバージョンでは異なる可能性もあります)

2:読み込んだパスは拡大縮小できない
読み込んだパスのサイズが大きすぎたり、小さすぎたりした場合「拡大縮小すればいい!」と思われるかもしれませんが止めて下さい。「(何故か)パスが破綻します」。

ただし、一度厚みをつけて立体化すれば拡大縮小できます。

3:SVGが正しく読み込まれない
これは複数理由が考えられます

【エラーが表示される】
そもそもパスラインが「塞がったエリア」ではない可能性があります。
エリアが閉じてないと図形ではなく線として認識され読み込まれません。

【読み込んだパスラインが崩れてる】
・不要なデータが混じっている可能性があります。不必要な物は全て消しましょう
・アンカーポイントが多すぎる可能性があります。
Illusrator上でパスを選択した上で オブジェクト > パス > 単純化 でアンカーの数を減らしましょう。大きさにもよるが98~99%ぐらいで上手く行く事もあります。

そうは言っても便利な機能!

色々と制約やクセがあるのは事実ですがIllustratorから自由に立体が作れるのは使いようによっては非常に強力な手段です!

新手のスタンド使いか!?

こんな事だって簡単にできちゃいます!後は3Dプリンターで出力するだけ!

簡単便利な3Dプリンター!ドイツ総統もお勧めしてますよ!

http://www.nicovideo.jp/watch/sm24229665

これまでの連載:

今日は何作る?(5)「夏休み親子3Dプリンタ工作教室」
https://media.dmm-make.com/item/2077/

今日は何作る?(4)「ソフト不要!素手で3Dデータを作る!」
https://media.dmm-make.com/item/1847/

今日は何作る?(3)「ミクさんと握手する!」
https://media.dmm-make.com/item/1481/

今日は何作る?(2)「東方の“緋想の剣”を3Dプリント出力してみた」
https://media.dmm-make.com/item/903/

今日は何作る?(1)「ニトリの突っ張りラックを3Dプリンターで改造してみた」
https://media.dmm-make.com/item/901/

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