FAB AND CRAFT(3) Fabのデザインレシピ、はじめました

FAB AND CRAFT(3) Fabのデザインレシピ、はじめました

FABにもデザインのリファレンスを

「デジタルファブリケーションにも、デザインのリファレンスを作っていきたい。」
そう思い立って、この度「50mm cubed」という名前のブログをオープンしました。

本屋でデザイン書のコーナーに向かうと、ウェブ、パッケージ、プロダクトなど様々なジャンルの資料集や素材集が棚に並んでいます。インターネットで検索すれば、さらに膨大な資料にアクセスできます。

デジタルファブリケーションの分野でも、優れた作品を集めたウェブサイトや、制作ノウハウを共有するプラットフォームといった形で、だんだんと参考資料にアクセスできる環境ができはじめています。そんな資料の1つとして、ふとした時に眺めて、制作のインスピレーションとなる小さなアイディア集があったら楽しいんじゃないだろうか、と考えたのが、このブログを立ち上げたきっかけでした。

どんな体裁にしようか考えを巡らせた結果、せっかく個人で作っていくのだから、まずは自分自身が面白いと思うテーマをとことん突き詰めてみようということに。

テーマは「箱」。

50mm cubed」はその名の通り、「一辺50mmの立方体の箱」をひたすら掲載していくブログです。様々な素材を、様々な組み立て方で「箱」として仕立て、その展開図や完成形を1つ1つ紹介していきます。
3DプリンタやCNCなど、デジタルなものづくりにも様々なツールがありますが、人それぞれ愛用のペンがあるように、デジタルファブリケーションにおいて私自身はレーザーカッターを好んで使っています。なので、最初はレーザーカッターで制作した箱を中心に、いろいろなアイディアを定期的に掲載してストックしていく予定です。

「何故同じサイズの箱ばかりなの?」という理由は大きく2つあります。

1つ目は「箱は、誰にでも応用できるプリミティブな機能を持つ、立体的な構造物だから。」
家でも仕事場でも学校でも、日常の生活空間を見回してみると、実は自分たちが「箱」を基本とした多くのモノに囲まれて生活していることに気づきます。お菓子の紙箱、クローゼット、家電製品の筐体―これらの共通点は、全て中身を覆う「箱」であることです。
「箱」のリファレンスがあれば、立体的に何かを覆う構造を(例え最終的な形が四角くなくても)考えるヒントになります。スピーカーでも、家具でも、車でも、中身が異なる様々な「箱」を作りたいすべての人の参考になるはずです。

応用されることを前提に、完全な加工用データを配布するのではなく、参考図面を載せています。

もう1つの理由は「形状のフォーマットを統一すると、素材や組み方の違いが出来上がりの印象をどう変えるか、感じてもらいやすいから。」
自分が作りたいアイテムの制作工程をイメージして、材料・組み立て方の条件に加え、仕上がりのテイストも併せて吟味しながら、「どれにしようかなぁ」と楽しく眺めたり、「これをこう応用したら、私が求めるものができるなぁ」と研究してもらう余地が、形状を揃えることで生まれると考えています。特に当面はレーザーカッターを使った作例が中心となるので、「箱」は面状あるいは棒状の素材をどう組み合わせたら立体にできるかの参考にもなります。

左からそれぞれ、アクリル・フェルト・合板でできた箱。
材料が違うので、組み上げ方もそれぞれ。

例えばオープンに合わせて掲載したのはこの3つ。それぞれ材料も違いますし、組み立て方も異なります。毎週何点かずつ増やしながら、徐々に内容を充実させていきますので、何か自作するときに、是非ちょっと立ち寄って参考にしてもらえたら嬉しいです。

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