その1:ギークの楽園はここだ「MakerFaire深圳」

その1:ギークの楽園はここだ「MakerFaire深圳」

ギークの天国は、2次元でもシリコンバレーでもなくて、深圳にありました。今回はドラえもんの道具のようなガジェットを幾つか紹介します。

中国深圳のMakerFairに行ってきました

こんにちは、チームラボの高須です。チームラボMake部という部活の発起人です。すごくMakeが好きです。東京のMakerFaireには第2回(2008年)から参加。出展は2009年の第4回からしていています。2012年には世界最大のMaker Faireであるアメリカベイエリアに、2013年にはMaker Faire台北にもいきました。

Makeが好きすぎて、Makerの友達がいっぱい出来ました。ギークは面倒くさい人が多いのですが、一回わかりあうとすごく仲良しになれて、僕は大好きです。この連載では自分はもちろん、多くの友達たちに声をかけて書いてもらうようなこともやっていこうと思います。

この4月に、中国深圳のMakerFairに行ってきました。もちろん自腹。
僕はここで人生が変わるほどの衝撃、はじめてMakerFaireを見たのと同じくらいの衝撃を受けたので、それを報告します。今、現在も本気で「なんとかして深圳に住みたいなぁ」と考えています。

MakerFaireは世界中で行われるDIYのお祭りです。去年は大小100回以上のMakerFaireが各国で開かれました。小さな規模のものをMiniMakerFaire、大きなものは「Mini」が取れてMakerFaireは、ベイエリア、ニューヨーク、ローマ、デトロイト、イギリス、シドニー、東京と、そして新しく台北が加わります。深圳は今年からMiniが取れてMakerFaireになりました。

※このロボは音楽に合わせて動きます。中華ガンダムみたいなのが話題になるけど、中国はもはやハイテクの国です。泊まった3000円ぐらいの安宿にも、このロボのミニチュアが置いてありました。街全体がテクノロジー好きなことがわかります。

出展は200組程度と東京の半分程度ですが、街全体でMakerFaireを盛り上げています。ここはMakerの街なのです!

クールな出展物

出展物は、世界どの国のMakerFaireにも劣らないクールなものでした。中国人の出品は60-70%ぐらい?欧米人の出展が目立ちます。

※深圳で行われてるHackerCampのブース。Hackerスペースもいろいろなところにあります。なお、中国語ではMaker、Geek、Hackerの区別がなく、全部 剣客「Hacker」です。スピーカーだったクリス・アンダーソンも小林茂先生もインテルのえらい人も僕も剣客Hackerです。それだけで嬉しくなります。

※これはスマートライターのQuitbit。タバコを吸うと、液晶画面に「ほら、寿命が3分縮んだ!」的なメッセージが出ます。
BLEでスマホアプリと連携していて、スマホアプリの方には「吸わなければどのぐらいお金が節約できたか」をはじめとした、ログが出ます。Nike Fuelと同じようなInternet Of Thingsです。

※これはおそらくCNCミリングマシンで作られたQuitbitのプロトタイプ。

これはテニスラケットにくっつけると、フォームなどを自動解析してくれて、スマホアプリで解析してくれるデバイスShotstar。こちらはまだ3Dプリンタで外装作ってとりあえずラケットにつけてみました、みたいな段階。 

他にも、スケートボードに取り付けると、ゲームみたいにスケボーのトリックを記録してくれるデバイスなんかもありました。

これは偏光レンズ+ヘッドトラッカーを使った3Dシステム、Depth3D。頭の位置を追跡するヘッドトラッカーがついていて、頭を動かすと画面の中の映像が変わる。映画館の3Dのように「飛び出して見えるけど、頭を動かしても横顔は見えない」ものではなくて、こちらは実際に横顔がみえる。いわゆる「スカートのの中が覗ける型の3D」です。実際に体感したのですが、モニタじゃなくて、その向こうに窓が広がってるようなクオリティでした。

開発者(グレーのシャツを来てカメラ持ってる)、Tシャツにチームラボシール貼ってるだけあって、最初はすごく面倒くさそうに説明してたのですが、こちらがMakerだとわかると「これ、子供は1日じゅうやってるんだよ。現実に戻ってこれないぐらいにな!!」と急にテンションが上がるヤバい人でした。DMM.Makeにも記事を書いてくれている、日本のOculus Riftコミュニティのことを紹介したらすごく興奮して、メールのやり取りを始めたので、そちらはまた報告できればと思います。

どこの国のMaker Faireも、このようにクールな工作物が出展されています。

自分が欲しいものを自分で形にする。ドラえもんのひみつ道具が現実化したかのようなものが、MakerFaireには置いてあります。そしてこちらがテクノロジーが好きなことが相手に伝われば、彼らは嬉しそうに細部まで説明してくれます。

※これは、世界中からオモシロイガジェットを手に入れてレビューする、日本で言うとスタパ齋藤さんやGigazineみたいなニュースメディア。

Necomimiは僕と彼女の2人だけで、Google glassは少なくとも3人は見たので、Necomimiのほうがマイナーでした。 深圳のMakerFaireでショックを受けたのは、もちろん、なによりもDIYのお祭りで、Makerたちが自分が作りたいと思って作ったものを展示していて、いつも暗い目をしているギークたちがこの日だけはキラキラした目で説明してくれるところは変わらないのだけど、彼らは本気で「自分が作ったものを、だれでも手に入られるようにしたい」と考えていて、見かけた「これ、オモシロイ!」というものほど、「来月kickstarter出すんだよねー」と帰ってくるところでした。彼らにとっては「趣味」と「仕事」はつながっていて、自分が好きなものの事をずっと考えていられるのです。

深圳のMakerFarieには、「自分はこうやって、作りたいものを作って、毎日楽しく生きていくんだ」という人たちの活気がみなぎっていました。
次回は、その熱気をお伝えできればと思います。

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