3Dプリンターで架空の臓器や細胞を出力する「織田さん家の場合」(後編)

3Dプリンターで架空の臓器や細胞を出力する「織田さん家の場合」(後編)

iimio
iimio (ID255) 公認maker 2014/10/30
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「心のカメラ」3Dデータ作成、そして出力

前回( https://media.dmm-make.com/item/2469/ )に引き続き、今回は「心のカメラ」を出力することにしました。
まずは出来上がった3Dデータがこちら。絵に描かれていた口元のゆがみも再現されています。

目が死んでいます。そして斎藤さんに作成してもらったデータをDMMのプリントサービスに発注!

今回は値段も考えて、側と脳はナイロン(ポリアミド)で発注しました。あるサイズまでは石膏フルカラーの価格が一番安いようなのですが、そのサイズを超えるとナイロン(ポリアミド)が一番安くなるようです(謎)。今回の「心のカメラ」は側も合わせると大分サイズが大きいので、3Dデータの中を抜くなどして、体積を減らせるだけ減らすようにしました。

そして出来上がった造形がこちら!

あれ、目なくね? みたいな。しかしうまくコメントしがたい謎の存在感です。あと写真だと分かりにくいのですが、結構デカいです。子供の頭ぐらいのサイズになっています。

ナイロン(ポリアミド)はカラーでの出力ができないので、テクスチャーの目を貼ることができなかったのです。脳も真っ白な状態で届きました(写真は塗装後の状態です)。脳は元の絵の色を合わせて、ラッカーで着色しました。試しで色を付けることができなかったので、一発勝負で着色しましたが結構良い色に仕上がったのではないでしょうか。目は織田家の誰かにペンで直に描いてもらうことにしました。

脳を外した状態はこちらです。ハート型のカメラは石膏フルカラーでプリントしています。

織田一家と出来上がった臓器の対面

8月某日、出来上がった臓器や寄生虫を織田家に見てもらうため織田さんの家へ。
ベランダに作品を1つずつ並べて見てもらいました。まずは「食いしんBYO」から。

3Dデータを確認してもらったときには子供からは「似てねえ」と若干不評気味ではありましたが、3Dプリントされた食いしんBYOを見て、かわいい!と、とても喜んでくれました。

「かわいい〜、すごい〜、かわいい〜」と言ってくれています。

絵の説明もしてもらいました。

絵に全て説明が描いてあるのですが。とにかくこの寄生虫のようなもの(食いしんBYO)が脂肪を右から左に流してくれるため太らないですむ身体になれるそうです。これから冬にかけて脂肪を溜め込みやすいシーズンなので、是非体内に入れておきたいですよね。

役に立たない臓器との対面

続いて、役に立たない臓器です。見た瞬間「さつまいもみたい!」と子供達は連呼していました。子供はとにかく発言がストレートです。

「さつまいも〜。さつまいも〜。ギャハハ」「目の感じとかそっくり、すごい!」などなどのコメントをいただきました。

この絵は下絵がお父さん、着色はお母さんという夫婦で描かれた絵なので、お父さんから絵の説明をしてもらいました。

他の臓器に寄生しているだけで何もしない臓器とのこと。緑の舌から体内の甘みだけ勝手に味わっている、いわゆる別腹のような?臓器とのことです。何もしてない感は出力したモデルからは存分に漂っているのではないでしょうか……!

心のカメラとの対面

続いて「心のカメラ」を見てもらいました。これまでで一番反応が大きかったように思えます。大きいし。

「わ〜〜、すごい!」と「すごい」を連呼してくれています。

妹さんに目を描いてもらいました。一発で決めてもらいます。

ジャーン。元の絵とそっくり!

描いたコメントをお姉さんから頂きました。カメラがないときに心の中で景色とかを撮影できる機能を持っているとのこと。「あ〜、先生が言ってそうだよね。心のカメラで記録しましょうとかって(笑)」と、お父さん。

最後に

出来上がった3Dモデルと一緒にパチリ。良い笑顔です。

作品は織田家にプレゼントしました。テレビの前に飾られております。

意味不明な感じがとても良いです。

こういうプロジェクトに理解がありそうなので、織田さん一家にまずはお願いしてみましたが、想像を超えて沢山のイカした絵を描いてくれたことに本当に感謝です。人の想像力って計り知れないです。

また他の人にも架空の臓器や細胞を描いてもらいたいんですけれど、誰かいませんかね〜。

ということでまずは一段落です。読んで頂きありがとうございました。

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