今日は何作る?(7)「3Dプリンターで人体練成をしよう!」

今日は何作る?(7)「3Dプリンターで人体練成をしよう!」

Dai
Dai (ID115) 公認maker 2014/11/12
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どうもこんにちわ
「自分は元々SEでWebクリエイターです」と言っても
「嘘言うな」と一蹴されるのが最近の悩みのDaiです。

ちなみに今は3Dプリンターエンジニアを自称しています。
他に業務内容の表現方法が無くて・・・

ま、それはさておき今回は3Dプリンターで人体練成をしてみましょう!

真理の扉を開く!・・・あ、それ引き戸だから気をつけて

今回は人間の耳を作ってみたいと思います。
なにせ大きさが手ごろですし「手作業で作りたくない人体パーツ」
上位入賞間違いなしの複雑形状だからです。

人体パーツを作るなんてどんなソフトが必要なんだよ!

と叫ぶ人も居るかもしれませんが心配ありません。
全部無料ソフトで出来ます。

1:TURBOSQUID(3D素材サイト) 無料
2:MeshMixer(3D補正ソフト) 無料
3:Scluptris(3D造形ソフト) 無料
4:MakerBotDesktop(3Dプリンター制御ソフト) 無料

登録メールアカウントが1個あれば全て使用できます。
全く良い世の中になった物です。

1:耳データを入手する

まずは「耳」データを入手します

まず耳の3DデータをTURBOSQUID:3Dモデル素材サイトからDLします。
こちら基本は有料データ販売ですが、無料の物も沢山あります。

今回は下記の「耳」データを使用しました
http://www.turbosquid.com/FullPreview/Index.cfm/ID/483517

他の人体パーツを作りたければキーワード「anatomy」(解剖学)で検索しましょう。
幾らでも出てきます。

2:耳データをソリッドデータにする

「耳」のデータは穴だらけ

手に入れたデータをMeshMixerで開いてみます。
見ると分かりますが「元々CG用のデータ」なので物体になっていません。

それ以前に一つのデータにもなっていません。
そこで[Object Browser]から3つのファイルを全て選択し
左のツールバー[Edit] > [Combine]で一つのファイルに統合します。

次に 左のツールバー[Analysys] > [Inspector] を選択すると
穴あき箇所を自動で検出してくれます。

オプション [Smoothfill] を選択した上で[AutoRepairAll]を選択すると
穴が塞がった形状の「耳」データが出来上がります。

綺麗に穴が塞がりました

形状に問題が無ければ[Done]で決定しましょう。
これで一先ず3Dプリント可能な「ソリッドデータ」(穴の無い物体データ)になりました。

これを[Export]でOBJ形式で保存します。

3:耳の形状を修正する

耳が角ばってる

Sculptrisを立ち上げ、先ほど保存した「耳」のOBJファイルを開きます。

3Dプリント可能なデータになりましたが、ポリゴンの目が粗く形が角ばって不自然です。
そこで形状を滑らかに補正します。

ツールの[SUBDIVIDE ALL]を何度かクリックします。
するとポリゴンの目が細かくなっていき、形状が滑らかになります。

次にツールの [GRAB]、[DRAW]、[SMOOTH] 等を使用して形状を補正して下さい。

滑らかになった耳

大分人間の耳っぽくなってきました。

修正が完了したら[EXPORT]からOBJ形式で保存します

4:底面をカットする

再びMeshMixerで開く

再びMeshMixerで補正した「耳」データを開きます。

「耳」の形状は整えられましたが、全てが曲面で机の上に置いても安定しません。
そこで、今度は逆に平面を作ります。

底面を作る

左のツールバー [Edit] > [PlaneCut] を選択し、カット面位置を調整した上で[Accept]を実行します。
すると綺麗な底面が出来上がります。

これで「耳」の形状は満足の行く物となりました。
出力準備にかかりましょう!

5:出力準備

出力シュミュレーション

左のツールバー[Print]を選択し3Dプリントの準備をします。

[Transform]で大きさを変更します。
今回は自分の耳のサイズを計測して全長72mmとしました

また、天地を逆転して「上に行く程、細くなる」ポジションにし
出力の安定性と精度を増すようにします。

「耳」の形状は複雑ですので「サポート」が無いと造形できない箇所もある為
[SupportStructure]を選択しサポートを生成します。
可能な限り最小で行きましょう。

準備が整ったら[Send to MakeWare]でMakerbotDesktop に送ります。

いよいよ出力です!

6:人体練成!

ここまでくればあと少し!

MakerbotDesktopでの設定は殆どありませんが、出力設定は下記

クオリティ:Standard
Raft:あり
サポート:無し

レッツゴー Replicator2!!

人体練成!

見事出力は完了し「耳」は物体となりました!

完成した耳は一方が完全に平面ですので両面テープでも
磁石テープでも貼り付ければ、壁や冷蔵庫に貼り付けることが可能です。

冷蔵庫に耳あり

壁(冷蔵庫)に耳あり!

このギャグがやりたいが為に作ったようなものですね。

後、さらにリアリティを追及するならば出力物に
水溶性ゴムとアクリル絵の具混ぜた塗料で着色すれば
立派なSFX小道具になる事請け合いです。(今回は時間無かったので省略)

デジタルとアナログの複合技法を本気でやれば多分これ↓ぐらいまでいけるはず。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm22266860

そして何度も言いますが「自分は元々SEでWebクリエイターです」


これまでの連載:

今日は何作る?(6)「Illustrator × 123D Desgin」
https://media.dmm-make.com/item/2313/

今日は何作る?(5)「夏休み親子3Dプリンタ工作教室」
https://media.dmm-make.com/item/2077/

今日は何作る?(4)「ソフト不要!素手で3Dデータを作る!」
https://media.dmm-make.com/item/1847/

今日は何作る?(3)「ミクさんと握手する!」
https://media.dmm-make.com/item/1481/

今日は何作る?(2)「東方の“緋想の剣”を3Dプリント出力してみた」
https://media.dmm-make.com/item/903/

今日は何作る?(1)「ニトリの突っ張りラックを3Dプリンターで改造してみた」
https://media.dmm-make.com/item/901/

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