IVRC2014東京本選フォトレポート

IVRC2014東京本選フォトレポート

akira_you
akira_you (ID197) 公認maker 2014/10/24
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東京お台場科学未来館で行われているDCExpo(2014/10/23-26)の中で行われたIVRC(http://ivrc.net )の決勝大会の様子をフォトレポートします。

個人の見解であり、チームや識者の見解とは異なる事もありますが、少なくともわたしはそう感じました。日曜まで展示しているので是非見に来て下さい。触らないと分からない事も沢山ありますよ。

https://www.youtube.com/watch?v=gyIwWeSA1Ms

動画は各チームによる10秒コメントです。

海外チーム

東京本選では名古屋予選通過チームに加えフランスとカナダから合計3チームが参加しています。以下に海外からのチームを紹介します。

Stuart

非常に簡略に説明すると、ロボットをゴールに導く陣営と、ロボットを邪魔する陣営のARを使ったバトルです。
小型ロボットStuart君はキューブなどの障害物を避けながら自力でゴールを目指します(攻撃側)。防衛側はタブレット越しに各箱に引力や反発力を発生させてStuart君の動きを制限します。Stuart君陣営はStuart君をタブレットで導きます。(説明長くてごめん)

箱・ロボットという実物に加え、通常は目には見えない引力・反発力をタブレット越しに確認しながら操作するAR(厳密にはミックスドリアリティ)の綺麗にまとまった作品です。美しく外見を作ってくる事がフランスチームらしいです。

Overflown

シャボン玉を風を制御して導き、光をゲットするゲームです。
手をかざすとkinectでその腕の向きを検知して、画面の中で風がおこりシャボン玉が動きます。そうやって間接的に制御しているシャボン玉をゴールに導きます。障害物が沢山あって意外とスリリングです。風をおこすと現物の風車も回ります。草原をすべるような気持ち良い体験ができます。これもフランスらしい作品でCGで作られた世界がとても美しかったです。
ゴールしたときの大量に出てくる現物のシャボン玉お子どもに馬鹿受けでした。

sharedFace

カナダのチームですが作者は日本人です。
顔にプロジェクションマッピングしてラクガキができるシステムです。ハロウィンの帽子が用意してあって、何故かな?と思っていたら、ハロウィンの仮装をモチーフにしてるんですね。季節感がまさにIVRCにぴったりです。
顔にプロジェクタの映像をつかってラクガキするにはタブレット端末を通して行います。自分一人でも鏡を見ながら体験できるんですが、おすすめは友達とやることです。純粋にわいわいと楽しめます。
余談ですが、ラクガキされるほうもふわふわと明るい色が顔に乗せられている中、ぼんやりとした世界を眺める感じが非現実感バリバリでちょっとトリップ気分です。

名古屋予選勝ち抜きチーム

ここからは名古屋予選勝ち抜きチームを紹介します。名古屋予選の様子はhttps://media.dmm-make.com/item/2605/ をご覧ください。

チャイルドフード

目の間の距離が変わる事の影響も体験できるようになりました。大人の目よりも子どものほうが目の間の距離が小さいので世の中がより立体感無く見えるんですね。言われてみればそうだけど、普段忘れがちな事に気がつけます。さらにカメラの種類もかわったのか断然見易くなり、首の動きに連動するカメラ機構が強化されてました。

ちなみにバッテリ駆動できるので、審査員の先生はそのまま未来館散歩したりしてました。未来館は現実的問題がおきない範囲なら色んな事に寛容で素晴らしい会場です。

ヴィブロスケート

地面もばっちり画像が投影されるようになって、走っている臨場感がぐっとましました。さらにコースもアップダウンがあるコースができて、ジャンプの爽快感が楽しめます。さらに蹴り動作に響くベルト部分も改良され、軽く蹴るだけで動かせるようになりました。前回のが電動アシストスケボーならば、今回のは電動アシストぶっとびスケボーぐらいのアシスト具合です。

剥物館

前回の電磁石文鎮方式をベースに改良されています。めくる時の抵抗感がより強い力にまで対応できるようになりました。しっかりがっつりめくれます。また、めくれたときの振動アクチュエータ(緑の布の中の四角いもの)が手元でりあるなペリペリ感を演出してくれます。

渡る世間は綱渡り

前回駆動力不足を感じさせる事があった綱を駆動するベルトコンベアが、人を殺せるぐらいの出力のモータにかわって、しっかりと綱を進む事ができるようになりました。周りに黄色い板の土台ができて見た目には安心感がある作りですが、超ぐらぐら揺れる足元は健在です。足がガクガクなる事間違い無しの恐怖を味わいに来て下さい。

ちなみにそんな簡単じゃないですよ。ゴールまで行くのはなかなか難しいです。そしてふくらはぎが緊張で筋肉痛になりかけます。

ワイヤレス糸電話

前回からの改良としては、音質や紐の動きといった性能面の改良で新規の機能はないのでwebでは伝えにくいのですが紐の動きが直感的に引っ張り合いを楽しめるレベルに改良されています。(つつきあいっこするレベルの引っ張り合いで押さえて下さい、本気で引っ張ると所詮は紙コップ壊れます)
ただ、会場は無線の電波が大量に飛び交ってWiFiなどは全然使えない状況なので比較的電波状況のよい午前中の体験をおすすめします。

装置の基本構成(紙コップでスピーカーの音を糸の振動に変換)という基本原理は変わらないものの、引っ張りあいっこの糸の動きをよりリアル(強力)にするために本体が大幅に改良されていました。(ガムテープ固定が3Dプリンタで出力した専用保持治具に変わったりなど)あと音声がFMラジオ(アナログ)からZigBee(デジタル)に変わっていました。電波法の遵守が楽になるとともに、電波ノイズに強くなりました。

毛抜き

無限毛抜き体験ができる毛抜き。
今回は力を入れると毛が生えるという機能が追加されました。腕についている圧力センサで力の入れ具合を見たかったとの事でしたが、不安定でチームメンバーが押さえておく必要があったのが若干残念でした。本当にさらに痛みを発生させるためにピンでつつく機能を追加したかったとの事だったが、今回は間に合わなかったとの事でした。

スノーキン

前回とくらべると雪質が重くなりました。雪の重みを表現するためのシリンダにエアダンパを組み込んでより重い雪を表現しています。あと自然過ぎて気をつけないと分からない事がありますが、足を下ろしているあいだは足裏に優しく雪を踏みつぶす感覚が振動で提示されています。そしてさらに大きな違いとして前回は床に敷き詰められていた片栗粉が長靴側に装着されています。そうどこまでもギュッギュッと歩いて行けるのです。(ケーブルの制限がありますが)

ちなみに以下は審査風景です。普通に体験して楽しんでいるようにみえますが、VRやアートの専門家が真面目に遊んでいます。一般の方に混じっての体験なので体験待ち行列に迷惑をかけてしまいますが、学生にとっては大切な審査なのでご協力お願いします。

ユースチーム

これ以外にも土日はユースチームの展示もあります。そちらも是非体験してください。(ユースチームについては後日追記します)

I wish Eyewash

二階から目薬をさす体験ができます。自分で自分の目にさします。
上空をみると自分が見えて、上空の自分を見ながらマトに入るように目をあわせて目薬ケース型のボタンをおします。上なのか下なのか説明していても混乱しますが、体験するだけなら単に目にマトがあたるように体を動かすだけです。

自分の画像はHMDで表示されて、目の位置は天井に取り付けたkinectで検出しています。

Shadowgraph

光を出すLEDが実は光を検出する素子としても使えるという事をりようして、自分の影をLEDのパネルに写す作品です。
土曜は制作が間に合わず影をうつすだけになってしまいましたが、本来は影を回転させたりして影で遊ぶ事が出来るようになる予定だったとの事でした。

LED感光させる光源ライトもLEDを沢山ならべて自作していました。

裏面の気合いの配線が流石高専といった感じです。

The fragile paper

トイレットペーパーをずっと下におとしたいという謎の欲望をかなえるデバイスです。トイレットペーパー状になった布の一端をもってペーパー本体を落とすと、ペーパーの先で本体がまわっているかのような振動が伝わってきます。

便器の穴の中にはトイレットペーパーが落ちていく続きの画像が表示されます。そして便器の端っこにさわってしまうとペーパーが切れておしまいといった体験ができます。

みためはしょうもないですが、ペーパーの振動や、現実のペーパーがそこそこ画面の中のペーパーと繋がって見える点など結構がんばっていました。

HauntedOculus

VR空間に入り込んでお化け屋敷を体験するという、Oculusを使った作品。実は学園祭でお化け屋敷の出展を出展するのが禁止なのがお化け屋敷をテーマに選んだ理由の一つという裏話もあるが、それだけではよくある作品なので自分で描いた絵がお化け屋敷に登場するという仕掛けになっている。通常自分が書いた絵は作品に見慣れた親しみ有る安心感をもたらすものだが、それをおばけ屋敷という安心感とは正反対の感覚(恐怖)をもたらす状況に出てくるときのミスマッチに対する人々の反応をみてみたかったとの事でした。

体験内容としては、椅子に座ったままお化け屋敷をスーと移動していくライド系のアトラクションに近いものがあります。途中で自分の手で扉を開けるアクションがあったりもします。(座った姿勢の人の手の動きををkinectで検出するのが安定せずに若干苦労していましたが。)

と、そこまでは普通のoculusを使ったお化け屋敷なのですが、さらに工夫が続きます。賛否は両論ありますが、ここから人力テクノロジーです。風が首元にきたり、床がガクンとおちるような感覚があったり。人力駆動です。ただ、体験者はoculusを被っているので、人力かなのか、機械がやっているのか、お化けがやっているか分かりません。 体験者視点で体験を実証するという意味では人力でもOKなんですね。

RUN ON THE Water

水面を走る体験をする装置です。両足元が足踏みセンサーになっており、一定の速度以上の足踏みをすると水面に顔を出すことができるが、歩みをとめると沈んでしまうという体験ができる。

今回は加速度センサーでの歩行検出が間に合わず急遽、足踏みスイッチをつくっていました。足踏みスイッチの上に敷かれたクッションがほどよい柔らかさで、スローモーションの世界の水面を踏んでいる感じがありました。

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