全力で確実かつ快適に朝起こしてくれるマシンつくってみた (後編)

全力で確実かつ快適に朝起こしてくれるマシンつくってみた (後編)

回路師
回路師 (ID175) 公認maker 2014/11/21
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前回は、確実かつ快適に起きるための機能と構成を考えました。
今回はそれらを実際に作っていきます!!
前編はこちら

実際につくってみた!

自動カーテン&窓
カーテン(または窓)を自動で開閉します。プーリーとベルトを使ったシンプルな機構で、本体をカーテン(窓)レール、ベルトをカーテン(窓)に固定しておくことで、モータを回したときにベルトと一緒にカーテン(窓)が開閉します。

プーリーとベルトを使った機構

カーテンはレールの上に装置を固定します。

カーテン、装置

カーテン、閉じている

カーテン、開いている

窓はレールの脇に装置を固定します。

窓、装置

窓、閉じている

窓、開いている

カーテンの動作様子です

http://youtu.be/LfMh5oAbd7M

窓の動作様子です

http://youtu.be/cf_hSJqCg_g

内部にはモータの他に開閉しきったことを検知するマイクロスイッチが付いています。フレームは全て3Dプリンタで出力しています。

カーテン、マイクロスイッチ

窓、マイクロスイッチ

自動起き上がりベッド
上半身を自動で持ち上げるいわゆるパラマウントベッドです。モータと長ねじ、ナットを使ったジャッキ等に用いられる機構で動きます。計算上は最大250kgのものが上がります。もちろん木製なので最大の負荷をかけたらどこかが壊れますけど(笑)
現状、僕の上半身と布団の重さをプラスして約50kgのものを持ち上げているはずですが、無理なくスムーズに上がります。

出典: バイクジャッキ http://blogs.yahoo.co.jp/kerotan_5525/62684018.html

ベッド、機構

ベッド、寝ている

ベッド、起きている

ベッドの動作様子です

http://youtu.be/6sgBU384Ju4


内部には開閉しきったことを検知するマイクロスイッチが付いています。フレームは木製ですが、スイッチの固定具や回路のケースは3Dプリンタで出力しています。

ちょうどお尻の位置に制御装置が収まっています。右から安定化電源、モータ、制御回路です。

制御装置

荷重に耐えられるように、出力150Wの大きなモータを使っています。動作音を抑えるために防音箱に入れ、モータとギアボックスの接続には振動を抑制する防音継手を使っています。マッサージチェアや車の電動リクライニングよりは静かです。

モータ

WEBサーバ、司令塔、ベッド、カーテン、窓の制御回路は全部ここに入れています。スピーカとリモコンもこの回路に繋がっていますがベッドの外側に出しています。

制御回路

アラーム停止ボタン
起床時間に鳴るアラームを止めるボタンです。ベッドと無線(XBee)で通信して動きます。アラームが鳴っているときはボタンが光って点滅します。目を覚ますために、点滅のリズムに合わせて3回ボタンを押さないと止まらないようになっています。

自動コーヒー淹れ
アラームを止めた後に自動でコーヒーを淹れます。ネスカフェのバリスタをハックしてみました。

出典: ネスカフェバリスタ/ネスレ通販 http://bit.ly/1yYQwbq


バリスタは凄く便利で、中央の電源ボタン、右下のマグサイズボタンの2プッシュでブラックコーヒーが作れます。このボタンをマイコンでハックして自動で動くようにしています。予めコップに砂糖を入れておけば普通のコーヒーが作れます。

バリスタのボタン

ボタンの回路にマイコンとXBeeを搭載し無線操作ができるようにしました。

ボタンの回路をハック

これもベッドの司令塔と通信して動きます。
前回述べたようにベッドはWEBサーバになっているため、スマートフォンから操作することも可能です。

無線操作できるようになったバリスタ

果たして使い心地は?

始めの数日はちゃんと動くか不安で目が覚めていましたが(笑)、慣れてくるとこのマシンの効果をはっきり感じるようになりました。
まず、カーテンが開き陽が顔に当たるところで薄ら目が覚めます。音楽が再生されベッドが起き上がり始めるところで、唐突な重力の変化に驚き、意識が現実に戻ります。
身体は怠く動きませんが、上半身が上がるにつれ血流が促進され思考がはっきりしてくるのを感じることができ、とても心地よいです。起床までの10分間、音楽を聴きながら今日やることをゆっくり考えます。
起床時間には、既に起き上がっている身体からは怠さは抜け、楽にベッドからでられます。アラームを止め、顔を洗った後、いつもの椅子にもられかかり、既に淹れられているコーヒーで一息つきながら、ニュースやメールをチェックします。

朝が至福のひとときになりました。

製作後の反省と今後の方針

ベッドの機構が木製なので、安全性が不安です。加えて、来年からは就職に伴い寮生活になるため、更なる静音化、引っ越しのために持ち運びの容易さが必要です。そのため、ベッドは丈夫かつ軽量にする必要があります。
それと、角度が50度くらいのときは、かなり座り心地が良いため、机と電気スタンドをつけて読書等ができるようにしたいです。以上からベッドの完成度を上げることが今後の課題です。

これまでの連載:回路師

全力で確実かつ快適に朝起こしてくれるマシンつくってみた (前編)
https://media.dmm-make.com/item/2761/

気付いたら技術力が半端なくアップしていた、ニコ技の魅力とは何なのか?
https://media.dmm-make.com/item/2499/

3Dプリンタは便利なのか?工学部学生が一年間で作ったものを紹介してみた(後編)
https://media.dmm-make.com/item/2189/

3Dプリンタは便利なのか?工学部学生が一年間で作ったものを紹介してみた(前編)
https://media.dmm-make.com/item/2187/

全力でスイッチをONするとOFFするロボットの技術と映像製作法を解説してみた!(後編)
https://media.dmm-make.com/item/1861/

全力でスイッチをONするとOFFするロボットの技術と映像製作法を解説してみた!(前編)
https://media.dmm-make.com/item/1859/

全力でスイッチをONするとOFFするロボットを作ってみた!(後編)
https://media.dmm-make.com/item/1503/

全力でスイッチをONするとOFFするロボットを作ってみた!(前編)
https://media.dmm-make.com/item/1499/

全自動でレポートを書くロボットをつくってみた!(後編)
https://media.dmm-make.com/item/253/

全自動でレポートを書くロボットをつくってみた!(前編)
https://media.dmm-make.com/item/897/

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