「バーチャルリアリティFPSシステムを作ってみた」ニコ技のツボ(1)

「バーチャルリアリティFPSシステムを作ってみた」ニコ技のツボ(1)

akira_you
akira_you (ID197) 公認maker 2014/05/14
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人気のあるニコニコ技術部動画から、akira_youが「ここがツボだよね」というポイントを紹介します。

ニコニコ技術部はニコニコ動画に自然発生した自分で開発したモノを動画紹介している人達です。高い技術力を自慢するだけでなく、チープな技術で笑いを取ったり、動画サイトで流行しているネタに乗ったりと様々な人が様々に楽しんでいます。

今回紹介する作品はyytune氏の「バーチャルリアリティFPSシステムを作ってみた」です。

Battlefield等の自分が戦闘員となって戦うゲームの世界に入り込むための装置です。と書くと分かりにくいですが、SFやアニメによくある、ゴーグル(HMD)を被るとゲームの世界に行ける装置(FPSシステム)です。このFPSシステムはシリーズを含めて約2年間かけて改良されている事もあって、非常に高い完成度を誇っています。ゲーム自体は市販のゲームで通常はパソコンのマウス、キーボードで操作します。そのゲームに今回のFPSシステムを接続すると、ゲームの世界に入れてしまいます。えっ?どうやって入るの?という所は動画を是非見てみて下さい。

体験者視点での完成度の高さがツボ

HMDでゲームの世界に入るだけじゃなく、モデルガン型のコントローラや、手投げ弾を投げる格好をすればゲーム中でも投げられる等、体験者視点での完成度の高さは動画からも伝わってきますが、これは是非一度体験してみてください。そうとしか言いようがありません。動画ではVRシステムに目がいきますが、体験してみると銃の重みや、打ったときの程よい感触がテンションを上げてくれます。ただし、その重さのため楽しくできるプレイ時間は1時間ぐらいです。

動画中で体験者視点のこだわりが見える点を一つ挙げるとすれば、冒頭でSONY製HMDに期待したけど、やっぱりOculus Riftだと言っているシーン。従来のHMDで画面を見せても、頭の動きに映像がついてこないので、仮想空間に入って自由に動く事は難しかったのですが、最近は頭の動きを読み取って、実際に目に見える映像を頭のうごきに合わせて投影してくれるHMDが発売されており、yytuneさんもそれを使って、仮想空間の中を自由に動き回れるようにしています。


ちなみにyytuneさんは今回FPSシステムを作る前に以下の2種類のFPSシステムも作っています。この経験が活かされてるんですね。

「それって簡単でしょ?」「いやいや、そうでもない」

「市販のVR装置を揃えるだけで〜」と誰にでもできそうな風を装いながら、コンピュータ制御の工作機械が登場!「おいおい、それは無いよ」と突っ込まれる。もはやニコ技の定番ネタです。簡単だというのは建前で、操作性に関わる強度には拘るよというメッセージの中に見え隠れするシャイな自慢心がぐっと人間くさい作者の人柄を偲ばせます。

全体構成図。仮想世界を自由に見れる首振りに対応したHMD(Oculus Rift)はたしかに市販品ですが、kinectとWiiリモコンの信号を変換するのは自作ソフト経由である事に注意。

NC加工機、ホビー向けでも20万近くするが、どこのご家庭でも買えるかも?ホビー向け3Dプリンタはプラスチック部品しか作れないのに対して加工形状の自由度は減るものの、金属部品をスベスベに仕上げられるNC加工機のニーズはいまだに高い。

ゲームの世界にダイブ!できるのがツボ

ゲームの世界にダイブするのはバーチャルリアリティの基本。lain、.hack、ログ・ホライズン等のアニメでモチーフにされる等、SF作品で扱われる代表的な技術です。そのSFの世界を自分の手で作る、SFの世界を切り開く高揚感がたまりません。

ゲーム「DOOM」  (id Software社)
FPS(First Person shooter)と呼ばれる主人公の視線で戦うゲームスタイルを広く世に広めたDOOM (1993年 id Software社)は多くのゲームに影響を与え、FPSという用語が広く使われる以前ではこの手のゲームをDOOM系ゲームと呼んでいたりしました。

アニメ「serial experiments lain」(1998 ジェネオン・ユニバーサル)

ワイアードという今で言うSNSとMMORPGを組み合わせたような世界での話。パソコン・やケータイでの参加する人も居れば、HMDで参加する人もいるといった点が今回のyytuneさんの作品を彷彿とさせる。Lainの世界に向かっているとするならば、現実とネットの境目がなくなる日も近い?

他にもこんなモノも作っておられます。

YytuneさんはFPSシステム以外にも電子工作・ソフトウェア系を中心に様々なものを作っています。たまには作者に着目して作品を見てみるのも楽しいですよ。

アイマスといえば、コンサートライト!ニコ技でも多くの人がコンサートライトを作っています。

【初音ミク】Innocence【3DPV】でみんなが競うように作った「あの楽器」もちゃんと作っています!ちゃんと流行モノには作品で答える、作者の律儀さが感じられますね。

今回紹介したFPSシステムや過去の動画をみていると、「今必要なのはコレでしょ。」と見抜いて、自分の持っている技術を最大限活かして、作品を作り上げていく作者の姿が浮かびます。作るネタが浮かばないな〜と嘆く人もチラホラいるニコ技界隈ですが、このようにニーズを的確に見抜くというのも一つのネタの作り方ですね。

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