ポケットがなくっちゃ「“胸で動物があばれる”ポケット!」(1)

ポケットがなくっちゃ「“胸で動物があばれる”ポケット!」(1)

新連載!本連載はGEEK寄りタレントいけざわと乙女電芸部部長のやじまが、シャツの胸ポケットをハックして面白い胸ポケットを作ろうというものです。

登場人物

いけざわ(22) ややGEEK寄りタレント。電子工作はビギナー。

やじま(24) 乙女電芸部部長。はんだづけが好き。

ポケットには夢がつまってる

池: ついに始まりました、連載『ポケットがなくっちゃはじまらないっ』略して「ポケはじっ!」。

矢: ポケットってなんかいいですよね(笑)夢がつまってる感じがして。このイメージはどこから来るんでしょうね。

池: 確かにポケットってそういうイメージある!

矢: 手を入れてみないとなにがひそんでいるかわからないというか… 他人のポケットって普通は手を入れちゃいけないじゃん?その人だけのとってもパーソナルな空間。なのに、自分でも何入ってるかわからない感じ!

池: 確かにポケットって無意識にいろいろ詰め込むから、何が入ってるかなんていちいち意識してませんよね!たまに折り畳んだ1000円札なんかが出てくるとすっごい嬉しくなる(笑) そういえば「ポケットの中にはビスケットがひとつ。ポケットをたたくとビスケットがふたつ。」っていう歌詞の童謡覚えてますか? 私はその歌詞こそがこの「ポケットには夢がつまってる」イメージの由来だと思うんですよ。

矢: 私もその童謡覚えてますよ。懐かしい。

池: 小さい頃この歌が大好きで、本当にポケットにビスケット入れて叩いたことある。あっさりぼろぼろに砕けて、現実を学んだ…

矢: 現実は厳しいね(笑)そこで当連載はですね、可愛らしい夢の詰まったこの歌詞に出てくるような不思議なポケットを、ガンガンマイコンを使って実現するって連載なんですよ!

池: 夢を「ガンガンマイコンを使って実現する」って表現、なんだか夢を壊されるような気がするんですけど、なんでだろう…?

自己紹介

矢: 早速ですが、まずはお互い自己紹介をしていきましょうか。いけざわさん。

池: いけざわです。池澤あやかです。女優事務所に所属するタレントです。 パソコンをいじいじすることが好きなので、「ややGEEK寄りタレント」というニュージャンルを開拓しようとしています。

矢:GEEKとは言い張らないんだね!私からしてもいけざわさんは結構GEEKだと思いますよ。

池: 恐れ多すぎて自分でGEEKですっていうのドキドキしちゃうんです。 特に電子工作は結構ビギナーですし。部品屋さんに行っては教えてもらったり、たまに無知をたしなめられることもあるんですよ(笑)やっぱりソフトウェア人間なのかなあ… 続いて、私の大学の研究室の先輩でもあるやじまさん!

矢: こんにちは!やじまです。手芸と電子工作(ときにはプログラム)を組み合わせてインタラクティブな作品をつくったりしています。乙女電芸部という活動もしていて、電子工作をつかったアクセサリーづくりなどのワークショップを開いています。

乙女電芸部って?

矢: 大学の同期とともに、「先行研究とか新規性とか関係なく、電子工作でつくりたいものつくろうよ!」と言ってはじめました。
かわいいものはもちろん、セルフ回転寿司とか勝手に頭をなでてくれるなでなで帽子とか、ちょっと気持ち悪いものもつくっています。

http://otomedengeibu.blogspot.jp/ 

池: 先行事例とか新規性とか意識してしまうと、結構萎縮しちゃいますしね。乙女電芸部楽しそうだなぁ。部長!私も部員にしてくださいよ(笑)

第一回目!どんなポケットを作る?

矢: 今回は、まるでナウシカのテト!?な「胸の中で動物があばれだす」ポケットを作ろうと思います。

池: 今回のポケットは、やじまさんが過去に作った作品を参考にしてるんですよね。

矢:plugged-in animalsという、USBに動物のようなものが寄生する作品です。今回作るものよりもちょっと気持ち悪めですが。

https://vimeo.com/78600455

池: 私もこれ作るの手伝いました!このしっぽのような生物を、羊毛フェルトを針でちくちく刺して形づくるんですよね。大変だったなあ、大量で(笑)あと、聞いておきたかったんですけど、どうしてこの生物はUSBに寄生しているんですか?

矢: 毎日毎日PCとかスマホをずーっと触ってて、人間もつながれちゃってるなって思ったんですよ。電源とかネットワークとかに。でもだからといってこの生活をやめようとかは思わないし、せめてそのつながれた状態での幸せを見られたらいいなって思って、完全につながれてしか生きられないペットをつくりました。

池: もはや、人生の半分をPCやスマホの中で生きる時代が来てると思うんですよね、最近。もしかしたらそっちで過ごす時間の方が長いかも。このPCとペットの関係が、そのまま私たちだと思うと…少し悲観的になってしまう(笑)まだ私はアナログ時代に憧憬を抱いているのかもしれません。

作業開始!まずはポケットの中身を作ろう

矢: まずは羊毛フェルトでしっぽをつくります!もちろん毛皮を買ってきてもいいのだけど、自分でつくったほうが愛着もわくし、少しファンタジー要素を残したいから今回はフェルトで。

池: マットに赤いフェルトが少し残っていて、少々残酷な絵になってますね(笑)

矢: ちくちく刺しまくって出来上がり!

池: しっぽだー!ふわふわで気持ち良さそう!

矢: 中身はこうなる予定です。

池: 作画はやじまさんです。回路図なのにゆるかわですね(笑)

矢: ポケットの中にいれるからなるべく小さいマイコンのtrinketを選びました。もちろんスタンドアロンにしないといけないので電池も必要です。薄いからリチウムイオン電池にしましょう。

今回つかう部品たち

・trinket 5V http://www.switch-science.com/catalog/1501/
・サーボモーター (5Vくらいで動く小型のもの)
 http://robin.jp/SHOP/RB_S060.html SG90でもok
・リチウムイオン電池http://www.switch-science.com/catalog/821/
・LiPower 昇圧ボードhttp://www.switch-science.com/catalog/537/

池: とりんけっと?初めて聞きました。指先に乗るくらい小さな大きさなのに、Arduinoとしても機能するとかほんとすごい。時代進化してるなー。リチウムイオン電池も初めて使います。すっごい薄いですね。あと電圧を昇圧させる機械も初めて見ました。初めてづくしだー。

矢: 実は私もリチウムは爆発する危険があるって聞いててなかなか手を出せずにいたんだけど、今回は思い切って使ってみることにしました。

池: あたいら、爆発物を左胸に忍ばせてるんだぜ… 最高にクールだろ…

矢: いやいや(笑)ちゃんと使い方を守れば大丈夫だから!!

矢: では、回路図どおりにはんだづけしていきましょう!

矢: 出来上がり!

矢: 回路を組み終わったら、trinketにプログラムを書き込みます!どうだ!

池: これ書き込み方普通のArduinoと違いますね。

矢: trinketへのプログラムの書き込み方は私のブログにまとめてあります!

やじまかすみのブログ(仮)
http://kasumiyajima.blogspot.jp/2014/04/arduinotrinket.html 

矢: 動かしてみる前にサーボにしっぽを縫いつけよう。しっぽがついてないとイメージがわかないからね!
さっき羊毛フェルトでつくったしっぽをサーボホーンの穴に縫い付けるよ。

矢: よし、これで動かしてみると…!

http://youtu.be/JorZCyz_-RA

池: うーん、このままだと動きが機械っぽいですね。

矢: つづきは次回!動物っぽい動きをつくって、ポケットの中にいれるよ。
ほんとにそう見えるといいんだけど!

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