FAB AND CRAFT(6) イベント:全力のクリエイティビティで楽しく競う

FAB AND CRAFT(6) イベント:全力のクリエイティビティで楽しく競う

「デジタルファブリケーションにも、デザインのリファレンスを作っていきたい。」 そんな考えから、「5cm角の立方体の箱を、様々な材料や構造で作ってアーカイブしてみる」というブログを開設したのが、2014年9月の末(※連載第3回参照)。実はこのブログをオープンしたことが発端となり、“5cm角のキューブを作ってくること”を唯一のルール&宿題にした自由なものづくりイベント「Makers’ Bar Vol.2 5×5×5 Cube Etude」を、去る2014年11月28日、東京都目黒区にあるシェア工房Makers’ Base で開催いたしました。
「だいぶマニアックなイベントだけど、来てくれる人はいるのかな?」と、開催当日まで正直私自身が訝しんでいました。フタを開けてみれば30もの作品が集まり、参加者も全員楽しく笑い通し、という予想をはるかに上回る盛り上がりを見せるという結果に。何と2015年1月30日に、まさかの第2回の開催が決定しました。

「Makers’ Bar Vol.2 5×5×5 Cube Etude」参加者のみなさま。
本当にたくさんの方にご参加いただき嬉しかったです!

この記事を読んでくださっている皆さんの中にも、もしかしたら“楽しそう!見に行きたい!やってみたい!”と思ってくれる方がいるかも知れないし、そんな人も大歓迎!! ということで、今日は「5×5×5 Cube Etude」のことをお話ししたいと思います。

「あなたの創造力を、5cmの立方体に全力で表現してください!」

そもそも「Makers’ Bar」というイベントは、「お酒を飲みながら、一緒にものを作ったり、体験をシェアできる場がほしい」という思いを持った、Makers' Base利用者のアイデアから始まりました。この「Makers’ Bar」のお題として、私が開設したブログのルールを当てはめて生まれた企画が「5×5×5 Cube Etude」です。
「5×5×5 Cube Etude」に参加するために必要なことは、たった1つ。“5cm角のキューブ形状で作品を作る”という宿題に取り組んでくることです。(見にくるだけでも十分面白いですが、無理にでも何か作ってきた方がより楽しめとは思います。)
開催当日は自分の作品についてのショートプレゼンタイムがあり、その後「①ほしい/②美しい/③面白い」の3つの基準で参加者がお互いに人気投票するコンテストも行います。

作るキューブは、どんな材料でも、どんな技法で制作しても、プロダクトでもオブジェでも、自分自身で制作した作品であればOKです。初回はシンプルに“5cm角のキューブ”というテーマでしたが、2回目はちょっとひねりを加えて、 “午前0時のキューブ”という言葉を自由に解釈して制作するというルール設定にしています。もちろんサイズはそのまま、一辺5cmです。

楽しさのカギは、自由とルールの配合率

「Makers' Bar Vol.2 5×5×5 Cube Etude」に集まった個性的なキューブの数々。
電子回路を使った作品から、植木鉢、ミートローフ(!)、迷路のおもちゃ、スピーカー、アートピースまで。

Makers' Baseでは、木工・金工・陶芸などの工芸から、レーザー加工・3Dプリントなどのデジタルファブリケーションまで、ものづくりに必要なさまざまなツールが利用でき、利用する人々が作るものや各々の関心事も極めて多種多様です。バックグラウンドの全く異なるそういったクリエイターたちが、お互いに制作した作品を介して語り合い、コミュニケーションや繋がりが新たに生まれることを「5×5×5 Cube Etude」は目指しています。

その目標を叶えるために、イベント自体にも2つの工夫をしてみています。
まず1つ目は「余白のあるルール」。多様なMakers’ Baseの利用者それぞれが、誰でも自分の個性を爆発させられるよう、自由度が高いながらも作品を並べたときに見た目に共通項が分かりやすい、“5cm角のキューブ”という形状のルールだけを設定しました。
もう1つは「宿題方式」。各自の得意なことを存分に発揮してもらうべく、宿題を出して事前制作をしてもらい、開催当日に参加者がそれぞれ作ったものを持ち寄る形式を採っています。

大人も学びを楽しみたい!

「Makers’ Bar Vol.2 5×5×5 Cube Etude」のショートプレゼンタイム
「5cmより一回り大きいキューブのフレームに、シャボン玉で5cmのキューブを作る!」なんていうパフォーマンス作品も。完成した瞬間、会場からは大きな拍手。

Barという名を冠している「Makers’ Bar」ですが、「お酒の楽しさ」以上に、「学びの楽しさ」を分かち合いたいという目標があります。
世界各地で個人に解放された工房が生まれ、それに呼応してパーソナルなものづくりを実践する人が現れています。その中で、それぞれの作り手がより魅力的なものづくりを目指すとき大切となることの1つに、「多様性によりたくさん触れること」があります。多様な情報の積み重ねというインプット無くして、独創的なアウトプットを生み出すことはなかなか難しいことです。個性的で質の高い作品づくりを目指せば目指すほど、自分以外の人々がどんなものづくりをしているかに好奇心を持ち、触発され、自分の制作に活かしていくことが大切です。しかし、設備を提供する工房や作る技術や知識を教育するプログラムなどは増えていますが、多様性をお互いに感じて触発しあう学びの機会ももっと多くあって良いのではないかと感じています。

次回:2015年1月30日開催です!

「1つの課題に大人数がそれぞれ取り組み、出した答えをシェアし合う時間」は、とても人を成長させますし、何より楽しいものです。ところが学校を卒業して大人になると、そういった機会はほとんどなくなってしまいます。次回開催の「Makers’ Bar Vol.3 5×5×5 Cube Etude –午前0時編-」は、「ものづくりの宴」であると同時に、学びに対する好奇心を抱いた人々に向けて開かれた「ものづくりの教室」でもあります。

次回について、以下詳細を記載いたしました。参加申込方法も載せてありますので、少しでも面白そうと感じた方、下記情報をご覧の上、ぜひぜひご参加ください!

【イベント概要】
 日時 :2015年1月30日(金)19時30分〜22時
 場所 :Makers' Base 3F カフェテリア
 内容 :5cm×5cm×5cmのキューブをサカナにお酒を飲み交わす、ラフな勉強会
     今回のテーマは「午前0時のキューブ」。
      *1分でキューブに込めた想いやこだわりを語るショートプレゼン大会あり
      *豪華な賞金や賞品がもらえる相互投票型のコンテストあり
 対象 :モノ作りが好きなら老若男女どなたでも
      *作品を作れないけど参加したい!というのもOKです
 定員 :30名
      *ただしコンテスト参加をしない場合は何名でもOK
 宿題 :5cm×5cm×5cmのキューブを作ってくること
 主催 :CO武井さん(前回のキューブエチュード優勝者)
 後援 :fabcross
 費用 :Makers' Base 会員 1,500円+税 / Makers' Base 非会員 2,500円+税
 登録 :Facebookアカウントをお持ちの方はFacebookイベントページより、
     Facebookアカウントをお持ちでない方は以下よりご登録下さい。
     ▶︎https://makers-base.com/event/detail?event_id=270

【宿題のルール】
 テーマ:午前0時から連想されるキューブ
 形状 :5cm×5cm×5cmの立方体(以上でも以下でもダメ)
 用途 :自由(プロダクト/オブジェ/フード…なんでも、つまり用途無しでもOK)
 素材 :自由
 製法 :自由
 個数 :自由
 費用 :自己負担

【コンテストについて】
 ・プレゼン後、参加した全員が一人3票保有して自分の作品以外に投票する形式です。
 ・基準は「①ほしい / ②美しい / ③面白い」。全てを満たすものではなくそれぞれの基準で1票ずつ投票します。
 ・全体で一番投票数が多かった「最優秀作品」と、それぞれの基準で一番投票が多かった作品を表彰します。

【優秀作品の特典】
 最優秀作品賞 10,000円分の商品券 + メイカーズベース1ヶ月利用無料券
 「ほしい」賞 3,000円分の商品券 + メイカーズベーストレーニング1回無料券
 「美しい」賞 3,000円分の商品券 + メイカーズベーストレーニング1回無料券
 「面白い」賞 3,000円分の商品券 + メイカーズベーストレーニング1回無料券

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