外骨格装置に憧れて01「椅子のない椅子」

外骨格装置に憧れて01「椅子のない椅子」

お金がないけど強化外骨格を作りたい!

アームスーツ、強化外骨格、パワードスーツ...
男の子の心にグッとくる単語達。
最近ではパワーアシスト目的以外にもスケルトニクスのようにエンタテイメント性に富んだ外骨格装置が登場し、だんだんとSFチックな世の中になってきた。

自分も何かできないかな?と、テレビの向こうで動く外骨格装置を見て眺める日々に終止符を打ってくれたのはあるネット記事である。

これなら作れる?椅子のない椅子との出会い

アウディは、研究開発を進める「チェアレス チェア」を、自社工場で試験運用すると発表した。 “椅子のない椅子”と名づけられたこの装置は、カーボンファイバー(CFRP)でできた重量2.4kgの外骨格装置。レザーでカバーされた“腰掛”をおしりにあてがい、腰、膝、くるぶしの3点をベルトで固定して装着する。膝の関節部分はジョイントと油圧により、体格や姿勢にあわせて最適なポジションが得られるようになっている。

出典- http://openers.jp/article/920592

昨年の3月、こんなネット記事を見て直感した。
これだ、これこそ自分に必要なものだ!

憧れのウェアラブル業界に自分が入るための花道をそこに見た……
のも束の間、カーボン素材に油圧アクチュエータ等を使った豪華仕様の製品を作る財力なんてあるはずもなく
その日は敗北感を抱いて眠った。

パワードスーツへの入り口を作ろう!

春雨の降るある日、捨てられたビニール傘に妙に心を惹かれた。
そういえば、ジャンプ傘のバネは意外と強力だったっけ。と、持ち帰って分解。
0円で頑丈なシャフトとバネが手に入った。
それから近くの工事現場から廃材木をもらい、ホームセンターで蝶番とベルトなどを購入し
一晩で作ったのが冒頭の写真のものだ。
みすぼらしいガラクタ同然な今流行のものづくりとかけ離れたものだったが、自分にとっては大きな可能性そのものに感じた。
そして、決意する。

ハイエンドなパワードスーツしか世の中にないのなら、誰もが手にすることができる世界一安い外骨格装置を作ってやる!

完成!スタンドチェア1号

海浜幕張駅近くにて初披露
友人のブースにて。スタンドチェアと命名

渾身の第一作を見て欲しい!と、ニコニコ超会議2015の会場にできたてほやほやの処女作を持って行くとなかなかの好反応。
友人のブースを間借りしている間に「あなたに寄り添い支える椅子、スタンドチェア(仮)!」と、呼称名が決まる。
その後、ニコニコ学会のプレゼンを座って聞いたり、会場を歩いてみたり、友人に装着してみせたり

外骨格装置の可能性を感じ、共有することができた記念すべき船出になった一日となった。

その後、夏には2号機を開発をし、さらに本物のパワードスーツ製作会社の人にも出会い、現在は新素材を使った国の試みにも挑戦しないかというお誘いを受けたりと
雪だるま方式でことが進んで行き……

という話はまた次回。

ここまでお読み頂きありがとうございます。
外骨格装置に憧れて02 「何故必要?ウェアラブルチェア」に続く

参考にしてくれた記事

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