レゴブロックを好きな素材で作ってみた
DMM.make AKIBA Studioで8月からRoland DGのデスクトップ3D切削加工機「SRM-20」が使えるようになったとのことで、遅速ですが廃材からレゴブロックを作ってみました。
用意するもの①
材料。なんでもいい。
プラスチック系、木材系なら大体加工できると思います。
今回は余っていた1×4の杉材(ほぼゴミ)を使いました。
柘植とか黒檀とか使ったらそれはそれでナチュラルテイストかつカラフルな木製レゴブロックができそうだったけど手元になかった・・・
用意するもの②
(削るための)切削工具。なくてもぶっちゃけ現地で2780円で買える。
エンドミル Φ2mm シャンク径6mm。 ←粗削り用
エンドミル Φ1mm シャンク径6mm。 ←仕上げ削り用
レゴブロックの形状的にはΦ1mmを使えればベストですが、無い場合はΦ2だけでも最低限は削れます。
本来なら裏を最後まで削るのに刃長10mmぐらい欲しいところですが、無いので裏側はエンドミルの入るところまでを切削することにします。
用意するもの③
レゴブロックの3D形状データ
今回はTingiverseにアップされていたこちらのデータをダウンロードして使わせていただきました。
2 x 4 LEGO Compatible Brick
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レゴの形状の特許って数年前に切れてたんですね!
シンプルなレゴの特許は実に複雑 - GIZMODE
http://www.gizmodo.jp/2012/07/lego_patent.html
Googleって特許検索までできたんですね。知らなかった。
http://www.google.com/patents/US3005282?hl=ja#v=onepage&q&f=false
加工の様子
こんな感じで、すべて筐体の中で加工するので意外とクリーン
まずは上側から削り始めます。
表の粗削り、仕上げ削りが終わったら、裏と表の位置合わせ用の穴を開けていきます。
土台にも同じ位置で穴を開けて、ひっくり返した時に土台の穴と素材表面の穴の位置を合わせることで
裏の加工と表の加工がぴったり同じ位置に出来るという仕掛け。
ひっくり返して、位置を合わせたら同じように裏面も加工します。
で、完成です。表面。
ちなみに、材料と完成品がくっついてますが、これはバラバラになってしまうと、加工中に飛び散って
危険だったり、加工ができなくなってしまうため、わざと2mmの柱を残してあります。
こちらは裏面。エンドミルの刃の長さが足りなかったため、奥まで削れていません。
が、ブロックの頭の部分2mmさえ入ればブロックとして組み立てられるので無問題。
いかがでしたでしょうか。
Thingiverseにはほかにもさまざまな形のレゴブロックやレゴ以外の何かのデータがありますのでデータを作れくても、DLして好きな素材で加工してみたら面白いんじゃないでしょうか。
あるいは、ちょっとだけ手を加えてロゴとか名前を彫り込むとか、正しい順番で組み立てた時だけ
模様が組みあがるようなパズルとか。
・・・次回作にご期待ください。気が向いたらやります