自作VRソフトを作ったので、生まれて初めてのダウンロード販売に挑戦した話

自作VRソフトを作ったので、生まれて初めてのダウンロード販売に挑戦した話

桜花一門 0

正月の餅代を稼ぐために

スタートはこんな一言でした。
https://twitter.com/oukaichimon/status/681674370335424513

来年早々賃貸の更新や病院での大腸検査、健康保険代、年金代、11月に使いすぎたクレジットカードの支払いなどで60万円ほど出費が確定しております。

この出費と年末メンタリティでテンションがだだ下がりし、その揺り戻しで今までにやっていなかったことに挑戦してみよう。ついでにボロ儲けで餅代を稼ごうという魂胆でした。

Oculus用360パノラマ静止画ビューワー(OculusでTheta静止画を見るソフト)

ちょうどよく、Oculus用Theta静止画ビューワーなるものを作っておりました。
もともと某カリスマラジオDJから「OculusでThetaの静止画を見る方法」を聞かれて、解かんなかったので自分で専用ソフトを作ってお渡ししたものです。

自分でも使ってみたら意外に使い心地がよく、かつ5K静止画の綺麗さ。アンチエイリアス×8の綺麗さなどもあいまってTheta静止画ビューワーとして重宝していました。

余談ですが自分は「中途半端な解像度の動画より、高解像度の静止画」派であり、知人から「高解像度厨」とやゆされるほどです。旅行の記録なんかを5K静止画でばんばん撮って、後でOculusで見るとその時の記憶を全部ひっくるめて記録されて非常に良いです。

このソフトならお金出してみんな買ってくれるんじゃない? と思ってしまったのです。

そもそもダウンロード販売ってどうやるんだ?

普通商品を作ったのなら、人が集まる場所に商品を並べて買う人が現れるのを待つ・・・と考えると思います。
スマフォアプリだったらGooglePlayやApp Storeにソフトを申請し、陳列してもらい、売れるのを待つことと思います。

ただ自分がやっているVRソフトはマニア向けAVなみに買う人を選ぶので、正直大通りに陳列していても裏通りに陳列していても買う人は足を運んでも買ってくれるだろうと考えました。

そんな思考から、自分の欲求を満たすダウンロード販売の方法は無いものかと、色々調べるところからスタートしました。

ダウンロード販売のためのサイトの種類

http://matome.naver.jp/odai/2140246651338211101
http://n10shop.com/downloadshop/

まずはこのあたりのサイトを参考にさせてもらいました。ただ1年半前と古い情報だったので実際にサイトに登録などしてみて最新の情報を探りを入れてみました。

ざっくり分けると
・マーケット型 >楽天市場やGooglePlayみたいに、ポータル型のサイト
・ショップ型 >EC用のサイト構築ができる
・リンク作成型 >サーバーと購入システムだけ提供され、作成されたダウンロードリンクは自分で貼らないとどこにも載らない

またそれ以外の要素として、手数料の多寡、英語対応、決算手段、新規ID登録が必要か、売上の振り込み方法などの要素がありました。

それらの項目で自分なりの条件を決めてみました。
・手数料は安め
・英語対応しているか
・決算手段はクレジットカード必須
・新規登録無しで購入可能
・売上の振り込みは銀行振込。Paypalのみとか勘弁

これらの要素を満たすサイトが無いか、各サイトを検証してみました。

http://imgcc.naver.jp/kaze/mission/USER/20140617/28/2983148/2/1343x644x63716cd537bd5bac5925b3f.jpg

DLmarketの場合

・手数料はやや高め(10%くらい)
・英語対応
・決算手段はクレジットカードがいけて、他の決算手段も豊富
・売上の振り込みも銀行振込可能
・ただし購入するのに新規ID登録が必要。

この最後の一点で今回は見送り

ameroad

サイトチェック中、18禁コーナーがあったので見てみたら全てのやる気を削がれ、見送り

BASE とか Stores.jp

ストア型は実物商品を売るためのサービスで、割りと設定とかめんどくさく、ほしい情報を得る所までいけない感じでした

easypay

・手数料は高め(10%超)
・英語非対応
・売上の振り込みはPaypal
・決算手段はPaypalのみ。

Paypalのみって所ですでに終了

Gumroad

最終的にこのGumroadにしたのですが、

・手数料はやや低め(5%くらい)
・英語サイト
・決算手段はクレジットカード
・ただし購入する時に新規ID登録が不要
・売上の振り込みはPaypal

最後の振り込みだけPaypalで、情報によると銀行振込も対応しているとのことですが、登録してみてどこを調べても銀行振込の設定がなく、泣く泣くPaypalの申請を行いました

Paypalのビジネス登録で四苦八苦

Paypalは消費者として登録するのは楽そうですが、事業者として登録するのは大変です。

顔写真付きの身分証明書や居住している事を示すために電気代の領収書とかが必要です。
そしてそれらを写真に撮って先方に送付します。
これもいろいろ罠があり実際今でも認証を突っぱねられております。自分が突っぱねられたものは

・水道の領収書を提出したら、「クレジットカードでしかも2月に振り込まれる分だからNG(今は12月)」
・パスポートを提出したら、「所持人記入欄」も提出しろ(そんなことどこにも書いて無い)
・電気の領収書を提出したら、「住所の宛名が違う」(マンションの正式名称は漢字だが、なぜか領収書に書かれたマンション名はカタカナだった)

などなど。なかなか本人確認がうまくいきません。
しかもそれらをうまく送っても、チェック完了まで2-4週間ほどかかるそうです。
すぐにはアカウントが作れ無さそうです。

Gumroadの登録でも四苦八苦

Gumroadは基本的な部分は日本語対応してますが、マニュアルとか使い方の説明など重要なところは全部英語です。
一番四苦八苦したのは「銀行振込対応」と書いてある情報サイトもあり、その方法を一生懸命調べていたのですが、結局解らずじまいでした。

ただそこを諦めると、データをアップロードして、Paypalの登録メアドを入れて、必要な文言やJPGを入れるだけです。
割りと簡単にあっさりいきました。

あとはURLが作られるので、それをTwitterやFBで告知すればOKです。

できあがったURLがこれです

値段設定は難しいや

値段設定をどうするか?
その時Twitterでこのような返信をいただきました
https://twitter.com/Qman/status/681684861548023809
どうせそんなに売れるもんじゃないから、99ドルにするか・・・と思って設定当初は99ドルにしたのです・・・

出したあと、「こんなんで99ドルも取るのかよ・・・」という幻聴がしはじめてきて、背中の辺りから言いようのない重厚を感じ始めました。
その時の正直な気持ちがこちらです
https://twitter.com/oukaichimon/status/681796326988709888

結局プレッシャーに負け、30分で値下げしました

FBやTwitterで公開・・・そしてその結果は・・・

現在公開を開始して6時間ほどとなりましたが、FBで合計25ほどのイイネがつき、Twitterでは合計12RTほどつきました。
閲覧数は36。

販売本数は0。

販売本数は0。

販売本数は0。

FBのイイネに何の意味が無いことが実証されたのは良い実験結果だったと思います。

反省点とか

暮れの思いつきで行動してみましたが、その点については後悔も反省も無いです。まずは動いてみる、やってみる。それで解る事も沢山あるからです。

大きな所では
・価格設定
・告知
この二点に反省点が大きいです。

価格設定は「自分がいくらにしたいか」というのもありますが「世間がいくらが妥当と思うか」というのも大事だと思っています。
優秀なクリエーターは良く遊び、沢山買い物をして消費するのを見聞きしてますが、そういった消費も自分のモチベーションやテンションを上げるためだけじゃなく、実際にお金を払って体験することで、世間がこの体験にいくら払うのか身を持って得とくしているんじゃないかと考え始めています。

うちの師匠も金遣いがめちゃくちゃで、先日もスマフォゲームの研究のために1ヶ月で100万ほど課金したとか聞いて、次元が違うもんだと思ってた所です。

あとはやっぱり告知です。今回は商品が商品なので、大多数の関係ない人に告知してもしょうがないですが、それでもOculus+Thetaを持っているであろう日本で100人くらいの人には伝わって欲しいし、サンプルバージョンもありますので使ってもらい、DK2+アンチエイリアス×8の綺麗さ+5K静止画の綺麗さを体験してもらえればと思っています。

この長々とした発表もその一環ではあります。

改めてURL サンプル版もございます

http://ouka.s108.coreserver.jp/html/360PhotoViewer.html

サンプル版もございますので、試しにサンプル版だけでもダウンロードしてもらえればと思います。

これにて年末の思いつきの実験は終了でございます。
ただpaypalのアカウントを作ったので、今後これを使ってなにかできないかとも思っております。

例えばアダルトVRのイベントとか開いた時、チケット制にしてチケット代を事前に払っていただくとか。
「VR酔いに効く石」を販売する怪しげなサイトを作ったりとか。
「アダルト360パノラマ動画」を販売する怪しいサイトを作ったりとか。

全部怪しい方向へ流れてしまいますね・・・

ただどっちにしろ「需要が少ないニッチ産業での商売」ということで、直接取引にしろ広告商売にしろ難しい面が多いのかもしれません。
ここらへん、誰かボロ儲けの方法を発明したり、お金を出しやすくする「空気」を作ることができたら天下を取れるんじゃないかと思っております。

反響

・知名度が低いサイトでの課金は怖い
>仰るとおりですね。ただダウンロード販売サイトはたいがい無名なんですよね。amazonがPCソフト販売サービスやらないかな?

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