【AKIBAの中の人 岡島が気になったハードウェアな話題】7月号

【AKIBAの中の人 岡島が気になったハードウェアな話題】7月号

DMM.make AKIBA
DMM.make AKIBA (ID4043) 公認maker 2016/09/06
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DMM.make AKIBAのエヴァンジェリスト岡島康憲がFacebookページで毎週月曜日に配信している、【AKIBAの中の人 岡島が気になったハードウェアな話題】の月間アーカイブです。
気になるハードウェア話をイッキ読み!

【4日】情報表示デバイス"FIXO"

Chumby、憶えていますか?
今日はどことなくChumbyを彷彿とさせるデバイス「FIXO」のご紹介。FIXOは円盤型の表示デバイスで、円形の液晶に様々な情報を表示させることができるそうです。
https://www.indiegogo.com/projects/fixo-the-smart-disc-is-landing-home#/

FIXOはその形状から連想される「時計」としての機能はもちろん、ニュースや天気などの表示や、血圧計でバイスと連携させての血圧情報の表示に対応、さらにはゲームも遊べるそうです。
自宅のリビングや寝室に馴染む、PCやスマートフォンとは違う情報表示端末というコンセプトのようです。FIXOは今なら$249の支援で入手できます。2016年12月出荷予定。

で…
ここまで書くと思い出すのがChumby Industries, Inc.が開発した情報端末「Chumby」。
https://www.chumby.com/

ビニール地の柔らかいカバーにフワフワのスポンジケースで覆われ、Wifi経由で様々なコンテンツをダウンロードしてタッチパネル液晶で楽しめるChumbyは「PCよりも家庭環境に馴染む情報端末」というコンセプトがよく表れていました。
ちなみにChumbyの内部がよく分かる分解記事はこちら。
http://news.mynavi.jp/articles/2008/07/21/cookingchumby03/

最初のChumbyが発売されたのが2008年。ちょうど日本でiPhone3Gが発売された(でも買う人はあまりいなかった)年でもあります。スマートフォンもタブレットもまだまだ普及していない当時、ギークな人々はこぞってChumbyを買うか、または買った人を遠巻きに見つめていたものです。

ハードもソフトもプラットフォームも今のスマートフォンやタブレットを彷彿とさせるChumbyですが、マジョリティの心をつかむまではいかず規模は縮小。チームは解散します。

しかし後に復活。前回との違いは、コンテンツやユーザー情報の管理などのコストを回収するため月額$3のサブスクリプションモデルを採用した点です。対応端末の販売などに混乱は見られるようですが、すでにスマートフォンやタブレットが各国で普及しきっている今、どこまで受け入れられるかが気になります。

と、FIXOを紹介するはずがChumbyを思い出す内容になりました。
FIXOの続報を見かけたら是非Chumbyちゃんのことも思い出してあげてください。

【11日】栄養の摂取具合がわかるデバイス"Vitastiq 2"

皆さん栄養足りてますか?ビタミンやミネラルなど「取れているようで実はそれほど取れてない」そんな栄養分は多いはず。「Vitastiq 2」は手軽に栄養の摂れ具合がわかるデバイスだそうです。
https://www.indiegogo.com/projects/vitastiq-2-high-tech-vitamin-check#/

Vitastiq 2はスマートフォンやタブレットと連動するペン型のデバイスで、デバイスをアプリが指示する手や指などの場所に当てるだけでどの栄養がどの程度足りているか/足りていないかがわかるそうです。
開発の際には、我々の生活に馴染みつつある鍼の原理を利用しており、ペン先から電流を体内に流しその抵抗値から様々な判定を行っているとのこと。

Vitastiq “2”と名付けられているのは「Vitastiq」があったから。ちなみにAmazonでも売ってます。
https://www.amazon.com/Vitastiq-Personal-Checking-Vitamin-Mineral/dp/B01AP8HZ4A

Vitastiqの初期バージョンはスマートフォンとイヤフォンケーブルを通じて接続していました。それに対して今回のVitastiq “2”はBLEを使ったワイヤレス接続。

Vitastiq 2は$99の支援で2016年11月頃入手可能だそうです。
クラウドファンディングは残り2ヶ月を残して達成率90%超え。

現在Vitastiqはアメリカでの医療機器としては認められてはいないようですが、鍼や電気を使った治療はそれなりに知見が溜まっている分野のようですので、Vitastiqも日頃の食生活の改善のためにある程度の目安にはなるのかもしれません。

【18日】ウィンクで撮影できるカメラ”BLINCAM”

今日の話題はカメラです。
とはいえ普通のカメラではなくウィンクで撮影できるカメラ「BLINCAM」。
https://www.makuake.com/project/blincaminc/

BLINCAMはメガネに取り付けるかたちのカメラで、ユーザーがウィンクをするとそれを検知して撮影するもの。スマホや普通のカメラのように写真を撮影するときに被写体にカメラを意識させることがないので、より自然なしぐさや表情を残すことができます。

「自然なしぐさを撮影し、楽しむ」という目的のために、メガネへの取り付け、ウィンクでの撮影といった以外にもスマホとの連携や撮影した写真のSNSでの共有など様々な機能を持っています。

技術面で気になるのは「ウィンクの検出」。まぶたの開け閉めという意味ではウィンクも普通のまばたきも同じ。普通のまばたきとウィンクを区別し、誤判別を防ぐことは使いやすさの実現において非常に重要です。BLINCAMでは特許出願中の独自センサーを用いた手法でこの問題を解決しようとしているそうです。

BLINCAMはMAKUAKEでのクラウドファンディング開始後、数日で目標金額の7倍の700万円を突破しています。スマホはもちろん、アクションカメラともまた少し違うこのようなカメラへの期待がわかります。今なら18,000円の支援で2016年12月中に入手できるそう。

ちなみにBLINCAMを開発している高瀬さんはスタートアップウィークエンドの運営に関わっていらっしゃった方で、DMM.make AKIBAにも何度か訪問していただきました!
これからも注目していきます。

【25日】野菜育成ロボット"FARMBOT"

https://www.youtube.com/watch?v=8r0CiLBM1o8

今回は野菜育成ロボットと言うべき「FARMBOT」を紹介します。
https://farmbot.io/

FARMBOTは畑を囲む形で設置されたレールの上を動作する野菜育成ロボット。
その「腕」には種まきや水やり、水分測定から雑草抜きまで、各作業用の「手」を取り付け可能です。
FARMBOTは状況に応じてこれらの手を取り換え、使いこなします。こうして人間の手を借りることなくFARMBOTは野菜の生育状況を判断し、適切な処置を行うわけです。
https://www.youtube.com/watch?v=8r0CiLBM1o8

メカに注目してみると、FARMBOTは3Dプリンタのように複数のレールとギアを使って種まきや水やり用の「ヘッダ」を移動させています。
またマシニングセンタのように状況に合わせてヘッダを取り替え、野良仕事を行います。ユーザーは専用のソフトウェアを使って畑のどこに何を植えたいかを選ぶだけ。あとはその入力をもとにFARMBOTが種を植え、水をやり、雑草を抜いていきます。

このFARMBOTはオープンソースプロジェクトとして開発が進められています。プロジェクトページには設計図も公開されており、自分なりの様々な改良も可能です。
https://farmbot-genesis.readme.io/docs

自分でデータをダウンロードして部品を作るのはつらい、という人には期間限定$2,900でキット販売も行っています。
https://farmbot.io/pre-order/

このような発想での農業ロボットが発展すれば、日本でも地方の農作業の効率が上がるかもしれません。

(編集・境 理恵)

参考にしてくれた記事

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