全身0.01秒の高速3Dスキャンが凄かった【技術編】

全身0.01秒の高速3Dスキャンが凄かった【技術編】

chiba
chiba (ID3521) 2016/10/04
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前回、利用したのはこちらのサービス。自分を丸ごと3Dスキャンしたデータからフルカラーのマイ石膏フィギュアを作ってくれるサービスです。


3Dスキャンの様子は前回の記事『全身0.01秒の高速3Dスキャンが凄かった【撮影編】』をご参照ください。

今回は造形されたフィギュアが届くまで少し期間が空くので、その間にどんなスキャナだったのか、どんなサービスなのか、解説したいと思います。

どこの会社なのか

こちらの3Dスキャナーの開発元のdoobは3Dスキャナとそのデータ処理システム、スキャンサービス等々を包括でサービス展開しているドイツの会社。国内では日本法人がサービスを展開しています。

今回利用した3Dスキャナーについて

こちらのDOOBLICATOR(英語サイト)という3Dスキャナーが利用されています。

こちらの3DスキャナーはPanasonicの一眼レフカメラLUMIX GH4

全部で54台搭載されています。

あまぞんで13万円×54台=ざっくり700万円ぐらいかぁ・・・・すげぇな


カメラの配置などは秘密との事で詳しくお伝えすることは出来ないのですが
顔のある正面の部分はカメラが多かったりとノウハウが詰まっているようです。

さて、このカメラを使って3Dデータを作っていくのですが

データを作成するのはここではありません。

こちらの3Dスキャナー本体で撮影したイメージデータはそのままdoobのサーバに転送されて、クラウドでの処理により3Dデータへと変換されます。

写真から3Dデータにするソフト、サービスはAutodesk ReMake(元Memento)、123D Catch等がありますが、そのあたりと似たような感じです。

で、ここからが真骨頂

このサービスではバックエンドで人の手によるスキャンデータの修正を行っています。
しかも、アフリカの方に3Dのオペレータを多数抱えていて、そちらとオンデマンドでデータをやり取りしています。人件費が安い国で修正作業を行う事で業界内でも比較的安くサービスを提供できる仕組みを持っています。

余談ですが

ところで、人種・民族によって顔つきや体の特徴などの雰囲気が違います。
外国人オペレータがデータの修正を行う場合、ちゃんと気をつけておかないと、やたら鼻が高くなって顔立ちが変わっちゃったり体格が変わったりしちゃうそう。なので、ちゃんと日本人らしいデータになるように気を付けてもらっているんだとか。

それはそれで面白い気もします。

造形

で、日本で撮影し、ヨーロッパ、アフリカと地球を転々とした私のスキャンデータは最終的に
東京にある業務用の3Dプリンターに届きます(笑)
完成した3Dデータは東京で造形~後加工をして発送されているそうです。

造形が終わったらまずは機械から取り出し、周りについている粉をエアで慎重に飛ばします。
(ここでうっかり指先など細かい部分を勢い余って吹き飛ばしてしまう事もあるとか。怖い怖い)

慎重に作業していても何割かは造形中や造形後の作業で像が壊れてしまいます。特に薬剤で固める前の石膏3Dプリントの造形物はとてもやわらかいです。
基本的には出しなおしたり、折れそうな箇所に気をつけて作業するらしいですが極まれにデータ修正が必要なこともあるそうです。

それから、こちらのサービスで作る石膏像は中が詰まっていない中空構造になっています。
が、3Dプリンターの動作原理上、中にもみっしり硬化前の石膏粉末が詰まっているので足の裏等から中の固まっていない粉をすべて取り出します。

最後に特殊な薬剤をつけて固めて強度を増したら完成だそうです。

さて、

私のスキャンデータはいったいどんな形で出力されるのでしょうか。楽しみです。




特に頭が。
データ修正の人、たぶんナニコレと言いながら作業されている事でしょう・・・きっと。

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