【AKIBAの中の人 岡島が気になったハードウェアな話題】11月号

【AKIBAの中の人 岡島が気になったハードウェアな話題】11月号

DMM.make AKIBA
DMM.make AKIBA (ID4043) 公認maker 2016/12/21
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DMM.make AKIBAのエヴァンジェリスト岡島康憲がFacebookページで毎週月曜日に配信している、【AKIBAの中の人 岡島が気になったハードウェアな話題】の月間アーカイブです。
気になるハードウェア話をイッキ読み!(文・岡島康憲)

【7日】国内最大級のハードウェアコンテスト『GUGEN』

どうも、DMM.make AKIBAの中の人の岡島です。
今日はハードウェアというよりハードウェアのコンテストの話題。日本最大級のハードウェアコンテストこと「GUGEN」の応募が始まってます、という話。締切は11/29。展示会&授賞式は12/17。
https://gugen.jp/

GUGENは実用性や商品性の高いアイデアやプロトタイプ、製品を表彰するコンテストで、今年で4年目。過去にはDMM.make AKIBAにも入居いただいているexiiiさんやno new folk studio(の前身のチーム)さんも受賞しています。exiiiさんについてはインタビューも掲載されています。
https://gugen.jp/interview

今年のGUGENもこれまで同様のレギュレーションですが、ライゾマティクスの石橋素さんはじめ、様々なジャンルの方が審査員をされています。きっと様々な視点からの評価が行われることになるでしょう。

応募方法は作品の紹介文や動画、写真を用意してGUGENのWebページから応募するだけ。締切は11/29。これまでの応募作品はこちらに掲載されています。例年の傾向から考えると11/25頃から一気に応募作品が増えるのではないでしょうか。
個人や趣味チームの皆様の応募が比較的多いGUGENですが、来場者の一部には投資家や大手企業関係者もチラホラいらっしゃいます。スタートアップにとっても、またスタートアップ一歩前のプロジェクトチームの方にとってもお披露目には良い場です。
https://gugen.jp/entry2016

で、なんでここまでGUGENの宣伝をしているかというと、私岡島がGUGENの立ち上げをやった人だからというのもありますが、DMM.make AKIBAは今年もGUGENのスポンサーとして協力しているからです。(しかもプラチナスポンサー!)
立ち上げた人&スポンサーとしてはより多くの作品が集まり「これは便利だ!」「これは商売になる!」という感動を味わいたいです。なので皆様、年末でお忙しい時期かとは思いますがぜひともご応募ください。

【14日】ハンディスキャナ「Pup」

21世紀になっても紙の書類はなくなりません。となると活躍するのはスキャナです。最近のスキャナはどんどん小さくなっており、カバンの中に入る程度の大きさのものも販売されています。が、もっと小さいスキャナがIndiegogoに登場しました。手に収まるハンディスキャナ「Pup」です。
https://www.indiegogo.com/projects/pup-the-connected-pocket-scanner--3#/

Pupは長さ13.5cm、幅3.2cmの直方体のハンディスキャナ。先端にはカメラ、反対側の先端にはボタンがあり、グリップ部分付近に小型の液晶が搭載されています。
カメラを使ってスキャニングする場合、ユーザーはカメラが撮影できる範囲を把握する必要があります。スマホのカメラを使ったスキャナの場合は「こういう風にスキャンしますよ」というイメージをスマホの画面に表示させるわけですが、Pupはレーザーらしき光でスキャニングできる範囲をガイドしてくれます。結構便利そう。
スキャンした画像は、スキャン直後にメールでの共有やクラウドストレージへの保存、印刷などが行われます。スキャンしたいときにパッと取り出してクラウドに保存してスマホに確認、というスムースなフローは専用機ならではです。

Pupは今も開発中で、これから量産に向けた最終的な試作に入るそう。現在Indiegogoでクラウドファンディング中で、ゴール金額を超えて500万円ほど集めています。今なら$169から、2017年6月ころ入手できます。

【21日】東大・石川 渡辺研究室「物の質感を再現するディスプレイ」

https://youtu.be/x-QC7g_CI1k

日頃からPCやスマートフォンを使っている我々にとってディスプレイといえば画像を表示するための板。ディスプレイの分野も様々な研究が行われています。例えば、東京大学の石川 渡辺研究室で開発された「物の質感を再現するディスプレイ」。
https://www.youtube.com/watch?v=x-QC7g_CI1k

我々が普段使っているディスプレイの仕組みは、赤青緑の三色に光る発光体を大量に並べて画像を表示するものです。なので新型のディスプレイといえば、HDや4Kといった画素数や、黒の再現のような色性能が技術のポイントになることが多いです。

東京大学の石川 渡辺研究室で開発されたディスプレイは、画素数や色ではなく「質感」を再現するディスプレイです。様々な色やテクスチャの素材が貼り付けられたターンテーブルを高速回転させ、そこに高速で点滅するフラッシュを当てることで質感を持った様々な画像を表示します。

その様子が冒頭の紹介映像。異なる色やテクスチャの素材を組み合わせて木と車を表示したり、異なる高さの素材を組み合わせて立体感のある画像を表示しています。生成される画像のうち、色やテクスチャはターンテーブルに貼り付けた素材により生成し、形状は当てる場所を変えながら高速点滅するフラッシュにより生成しています。
http://www.k2.t.u-tokyo.ac.jp/vision/Phyxel/index-j.html

技術的なキモはターンテーブルに当てるフラッシュ。この研究室では、画像切り替えの高速化と低遅延化を実現した新型の高速プロジェクタも開発しています。この技術を使いターンテーブルに適切なフラッシュを当てて複雑な形状を生成しています。
新型プロジェクタを使ったデモはこれも面白いので是非。
https://www.youtube.com/watch?v=-bh1MHuA5jU

これらの技術がそのまま我々の生活に入り込むのはまだ先かもしれませんが、高速プロジェクタなどの要素技術は案外早く実際の製品に搭載されるのかもしれません。

【28日】Smart Remote

どこのご家庭にもリモコンはあると思います。テレビのリモコン、エアコンのリモコン、ビデオデッキのリモコンなどなど。今週はリモコンをテーマにしたデバイスを開発するスタートアップもありますよ、という話題。Smart Remoteというデバイスを紹介します。
https://www.kickstarter.com/projects/901859853/sevenhugs-smart-remote-the-first-remote-for-everyt?ref=8zl6sg&utm_medium=post&utm_source=producthunt

Smart RemoteはSevenhugsというサンフランシスコを拠点にする企業が開発中のデバイスで、要は色々な家電やデバイスを操作する事ができるリモコンです。

ただ普通のリモコンと違うのは、Smart Remoteを操作したい家電に向けると自動的にその家電を操作するためのモードに切り替わるということ。テレビに向けるとSmart Remoteはテレビを操作するためのUIに切り替わり、照明に向けると照明を制御するUIに切り替わります。不思議です。

とはいえSmart Remoteは「テレビに向けられた」ということは認識していないようです。仕組みとしては、部屋に取り付けられた複数のRoom Sensorと呼ばれるデバイスとの位置関係から、「どの方向に向けられているか」という情報を取得し、UIを切り替えているようです。

つまりSmart Remoteは、操作したい家電がどこにあろうが「この方向に向けたらこのUIを表示する」という設定を詰め込んだデバイスといえます。それがわかると「なーんだ」という感想になるわけですが、向ける方向によって操作できる端末が変わるというのは意外と直感的なUIなのかもしれません。

hueをはじめとした、いわゆる「IoT系家電」を操作するためにスマートフォンに専用アプリをインストールするというのは最近よくあるケースです。ただその場合、家電が増える分だけアプリも増え、家電を操作するたびに「アプリを起動する」というアクションが必要です。その点、Smart Remoteの場合は「特定の方向に向ける」というアクションだけで操作する家電を指定できます。これって意外と便利なんじゃないでしょうか?

実際に触っていないので「多分便利なんじゃない?」という感想しか持てないデバイスですが、そんなSmart Remoteも今なら$149から予約可能です。出荷は2017年7月。クラウドファンディングのゴールである5万ドルは悠々と突破しているので、お金さえ払えばSmart Remoteが本当に便利なものなのか検証できます。

(編集・境 理恵)

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