【AKIBAの中の人 岡島が気になったIoTな話題】7月号

【AKIBAの中の人 岡島が気になったIoTな話題】7月号

DMM.make AKIBA
DMM.make AKIBA (ID4043) 公認maker 2017/08/23
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DMM.make AKIBAのエヴァンジェリスト岡島康憲がFacebookページで毎週月曜日に配信している、【AKIBAの中の人 岡島が気になった今週のIoTな話題】の月間アーカイブです。
気になるハードウェア話をイッキ読み!(文・岡島康憲)

【2日】導電布をタッチセンサにできる開発ボードセット「ADFBE」

どうも、DMM.make AKIBAの中の人の岡島です。

電子工作でよく使われているタッチセンサですが、電気を通す糸が仕込まれた布「導電布」でも同じようなセンサを作ることができます。とはいえ一枚の導電布からセンサまで作るのは少し大変。ですが株式会社ビット・トレード・ワンが開発した開発ボードを使うと少し楽になりそうです。
http://bit-trade-one.co.jp/product/module/adfbe/

そもそも導電布は普通の布地に電気を通す糸である「導電糸」が織り込まれた布です。導電布を電極として利用することで、人間が布に触れたことを検知できる静電容量式のタッチセンサを実装することが原理的には可能です。
ただ「とりあえず導電布とarduinoを買ってきてタッチセンサを作るよ!」というのは導電布にどれくらい電流を流すか、静電容量の変化をどう検知するか、検知した値をどのようにPCやマイコンに送信するかなど、いろいろな部分で面倒くさいです。

その部分の手間をショートカットしてくれるのが、株式会社ビット・トレード・ワンが開発した「スマートテキスタイルセンサ開発ボードセット」。導電布もセットになっているので、とりあえず導電布をタッチセンサにしたい場合にスピーディにプロトタイピングができます。
惜しいのは開発ボードからタッチセンサのセンシング結果を送信できるのがPCに限られているという点。直接arduinoにスポーンと値を送れると僕のクレジットカードが火を吹きそうです。ただオンオフの値を送信する程度であればボードに搭載されているリレー回路を使えば実装できそうです。このあたりは今後ユーザーによる開発事例が増えてくるとノウハウが溜まっていくでしょう。

活用事例が増えてくれると面白いことになりそうです。ちなみに開発ボードはこちらから購入できます。
http://btoshop.jp/2017/06/16/4562469771137/

https://www.youtube.com/watch?v=kQrVT2pAo8I

【10日】DMM.make AKIBA Open Challenge 1 Demo Day 開催

今回はWebで見かけた話題…ではなくDMM.make AKIBAの宣伝です。先日2017/7/7に「DMM.make AKIBA Open Challenge 1 Demo Day」を開催しました。

DMM.make AKIBA Open Challengeとは、DMM.make AKIBAを始めとした様々な企業が、スタートアップによるプロトタイピングをお手伝いするプログラムです。今回のDemo DayではOpen Challengeを通じてお手伝いさせていただいた、こちらの11チームの皆さんが展示とプレゼンテーションを行いました。

・OTON GLASS
http://otonglass.jp/

・Communication Stick Project
https://jamesdysonaward.org/ja/projects/communication-stick/

・Vege Plan
http://www.awcle.co.jp

・Hapbeat
http://hapbeat.com/

・BLINCAM
https://www.blincam.co/

・SWIPE APRON
http://swipeapron.info/

・おばけパズル
http://obakepuzzle.com/

・-A-C-T-( ア ク ト ) ぼくらの、いいね!が見える服
http://www.etw-vngt.com/

・OscilloPen
https://gugen.jp/entry2016/2016-029/

・途上国未電化家庭に光をとどけるEGAOプロジェクト
http://egao.lighting/

・バイオワークス株式会社
http://bioworks.co.jp/

詳細はイベントページがわかりやすいですが、いずれもエンタメから介護、環境保全から途上国支援まで様々なジャンルで活動されているチームです。

これから成長する11プロダクトが集合!Open Challenge 1成果発表展示会「Demo Day」レポート
https://media.dmm-make.com/item/4269/

7/7のDemo Dayではまず最初に各チームの皆さんによるプレゼンテーションを行い、その後の展示にてメーカーや商社、投資会社などを中心とした約130名の来場者の皆さんと様々なディスカッションを行いました。

DMM.make AKIBAはOpen ChallengeやDemo Dayを通じて、スタートアップやスモールチームの皆さんが次のプロトタイプや資金調達など、今よりさらに一歩進むためのきっかけとなる場を提供したいと考えています。そうした場は、すでに様々な分野でビジネスを進めている既存の大手企業の皆さんにとっても刺激的な場所になるはずです。

DMM.make AKIBA Open Challengeは今後も定期的に募集します。なのでこのようなDemo Dayも定期的に開催します。

・Open Challengeに応募したい!
・Open Challenge Demo Dayを通じてスタートアップとコミュニケーションを取りたい!

という皆さんはこちらのWebをご覧ください。
https://akiba.dmm-make.com/form/openchallenge/

【17日】LINE Clovaに触れられるスマートスピーカー「Wave」

LINEが開発するAIプラットフォーム「Clova」に対応するデバイス「Wave」の予約が始まりました。日本語で「今日の天気は?」「いい感じの音楽かけて」などなど適当に良い感じの日本語で話をすると適当に良い感じの動きをしてくれる、そんなマイク搭載型スピーカーです。今ならなんとジャスト1万円。
https://www.linefriends.jp/products/317551472

ClovaはLINEによると「クラウドAIプラットフォーム」と呼ばれるもので、映像や音声、テキストなどをインプット情報として様々な処理を行いユーザーにその結果を返すAIシステムです。わかりやすい例が「今日の天気何?」という「ものすごく適当な日本語」で質問すると「晴れです」と答えてくれる音声アシスタントシステム。ただClovaの場合は今後音声だけでなくカメラからの映像を取り込みんで解析してユーザーへ結果を返すといったこともできるようになるそうです。
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1667

今回のWaveはClovaの音声アシスタントにフォーカスしたもので、小型スピーカーの形をした据え置き型デバイスを通じてClovaの音声アシスタントを利用できます。マイクが搭載されており、部屋で寝転がりながら「今何時?」と聞くと今の時刻を音声で教えてくれますし、「良い感じの曲かけて」とリクエストすると音楽の再生をしてくれます。

こうした音声アシスタントサービスはGoogleのGoogle AssistantやAppleのSiri、AmazonのAlexaがあります。当然似たようなデバイスが発表されています(一部は販売中です)。

・HomePod (Apple)
https://www.apple.com/homepod/

・Amazon Echo (Amazon)
https://www.amazon.com/Amazon-Echo-Bluetooth-S…/…/B00X4WHP5E


LINE Clovaとの違いは日本語との親和性。ClovaはLINEの持つ日本語関連のビッグデータを活用することで精度の高い音声認識や言語処理が実現されるでしょう。LINEのチャットログや通話ログがそのまま使われるかどうかはわかりませんが、日本語の扱いは海外各社よりもアドバンテージはあるはず。このあたりの状況は音声アシスタントの今後を考える上で注目です。

Waveは今予約すると1万円で購入でき、7月末頃から順次発送されます。もちろんClovaの音声アシスタント機能はWaveのような据え置き型デバイスだけでなく、普通のスマホアプリでも利用可能になるとのこと。

僕ですか?予約開始を知った2分後には
・何ができるかも確認せず
・発送時期も確認せず
予約していました。
後悔しない買い物になるかはLINEさんにかかっています。お願いします。
ちなみにその直後に今月のクレジットカードの請求額を知り少し悲しくなりました。

【24日】衝動買いできる価格帯のARデバイス「Mira Prism」

VR&AR&MRが最近話題ですが、それらを扱うためのヘッドマウントディスプレイの価格を見るとどれもこれも数万円、高いものだと30万円以上します。高い。そんな中、$99のARデバイスが発表されました。これなら安心して衝動買いができます。
https://www.mirareality.com/

$99のARヘッドセットこと「Mira Prism」はアメリカ、カルフォルニアを拠点とする2015年創業のスタートアップが開発中のデバイスです。専用アプリをインストールしたスマートフォン(iPhone6, 6s, 7に対応)をデバイスに取り付け、普通のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)のようにかぶって使用します。スマートフォンに表示された映像をヘッドセットの透明パネル部分に当て、ユーザーに見せる仕組み。
仕組み的には明るい場所での利用は向いていないかもしれません。視野角は60°。これが広いのか狭いのかは実際に使ってみないと判断がつかないはず。(Hololensは50°程度と言われているようです)また、CPUやバッテリーを内蔵しない分、安く販売できるということのようです。

VRやAR、MRでは入力装置も重要です。OculusやHTC Viveの場合は手のひらサイズの専用のコントローラを使用することで、Hololensの場合は手の動きで様々なコンテンツを操作します。Mira Prismは前者と同様、専用のコントローラを使用します。このコントローラも$99のパッケージに含まれるようです。

Mira Prismに対応したコンテンツを開発するためのツールキットも公開予定で、開発者向けバージョンは2017年秋に、一般消費者向けのバージョンは2017年冬にリリースされるそうです。

iOSの新機能として発表されたARKitやMira Prismなどを通じて、これまでより低価格でARコンテンツを快適に利用できるようになるのは間違いないでしょう。今後はARを既存のビジネス現場やコンテンツにどう活用するのか、そもそも活用できる技術なのか、ハードウェアと同様にプラグインやプラットフォーム系のソフトウェアが注目されていくはずです。

https://www.youtube.com/watch?v=w76ESU3XHOg

(編集・田中 佑佳)

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