【AKIBAの中の人 岡島が気になったIoTな話題】8月号

【AKIBAの中の人 岡島が気になったIoTな話題】8月号

DMM.make AKIBA
DMM.make AKIBA (ID4043) 公認maker 2017/09/20
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DMM.make AKIBAのエヴァンジェリスト岡島康憲がFacebookページで毎週月曜日に配信している、【AKIBAの中の人 岡島が気になった今週のIoTな話題】の月間アーカイブです。
気になるハードウェア話をイッキ読み!(文・岡島康憲)

【7日】人同士のコミュニケーションで光る服「-A-C-T-(アクト)」

どうも、DMM.make AKIBAの中の人の岡島です。

DMM.make AKIBAが主催するアクセラレーションプログラムである「DMM.make AKIBA Open Challenge」にて採択させていただいた「-A-C-T- ぼくらの、いいね!が見える服」が正式発表されました。テンションが上がるほど強く光る服 です。これ結構楽しいです。
http://www.olga.tokyo/posts/2745404

-A-C-T-を一言であらわすと「光る服」です。それだけなら最近は展示会などでチラホラ見かけるようになりました。が、-A-C-T-は来ている人同士でハイタッチやハグをすると光るというもの。着ている人のテンションが上がってボディコンタクトが増えるほど光が増す仕掛け。主に音楽イベントやフェスでの利用を想定しているそうです。

https://www.youtube.com/watch?v=Au_sTQHP0MQ

最近は曲に合わせて様々な色で光るという、LEDを搭載したブレスレットがライブ会場などで配布されるようになりましたが、-A-C-T-は観客同士がコミュニケーションを取らなければ光りません。つまり観客が盛り上がれば盛り上がるほど観客席が光り輝きます。これにより観客の盛り上がりを会場全体で可視化してさらに盛り上がれる、というわけですね。

DMM.make AKIBA Open Challengeの言い出しっぺとして面白かったのは、これを開発したolgaさんによる最初のプレゼンテーションでは全く違うものを作ることをゴールとしていた事。
その後、サポーター企業である富士通クラウドテクノロジーズさんとのディスカッションの中で「関係者全員音楽好き」というところからこの形に落ちついたそうです。
主催者的には「聞いてたんと違う…」というオチでしたが、olgaさんの言葉を借りるならこれも「正しいより、楽しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ということなんだと思います。

スタートアップやエンジニアの皆さんと楽しいもの(あと売れるもの)を生み出したい企業の皆さんは是非DMM.make AKIBA Open Challengeまでお問い合わせください。第三期に向けサポーター企業さん募集中です。

DMM.make AKIBA Open Challenge
https://akiba.dmm-make.com/form/openchallenge/

【14日】本物のブランドを一瞬で見分ける鑑定プロダクト「Entrupy」

https://www.youtube.com/watch?v=DsdsY8-gljg

C2Cコマースや古物販売など、ブランド物のバッグをとりまくビジネスには「それが本物かどうか」の調査が重要です。そしてその調査には、これまで主に人の目と経験が活かされてきました。ですがこれからはカメラと顕微鏡で省力化できるかもしれません。今回は真贋の判定をテクノロジーで解決するプロダクト「Entrupy」を紹介します。
https://www.entrupy.com/

Entrupyはこれまで人の目が活躍してきた「鑑定」を機械で置き換えたシステムです。顕微鏡のようなカメラデバイスと画像処理のシステムによって構成され、購入したバッグが本物かどうかを知りたいユーザーは、デバイスをバッグの表面に当てるだけ。結果はデバイスと連携するスマートフォンアプリに表示されます。

どんなブランドバッグにも対応というわけでもないようで、対応するブランドはヴィトンやグッチ、ディオールなど。カメラでバッグの表面を撮影し画像処理を使って真贋の判定をする以上、対応可能なブランドは比較対象となるデータを用意できる(+現行のシステムで特徴点を抽出できる)ブランドとなるようです。ただ、偽物をつかまされたらショックを受けそうなブランドはおおよそカバーできている印象ですし、対応ブランドは今後も増えていくでしょう。

Entrupyは2012年にニューヨークで創業されたスタートアップで、2017年7月には260万ドルを調達しました。
https://www.crunchbase.com/organization/entrupy#/entity

今後もこうした古物販売がインターネットに普及するのは必然でしょう。Entrupyの技術はそうした中で正規の製品の流通をサポートする仕組みとして重要になりそうです。

【21日】Amazon Alexaを搭載できる公式SDK登場

アプリや家電を音声で操作できるデバイスであるAmazon Echoは、世界販売台数が1000万台を超えたと言われています。Amazon Echoのキモとなっているソフトウェアが「Amazon Alexa」。音声認識とその内容をサプリケーションに渡す部分を司っています。そのAmazon AlexaをAmazon社製デバイス以外にも登載できるSDKが発表されました。
https://developer.amazon.com/ja/alexa-voice-service/sdk

https://www.youtube.com/watch?v=F5DixCPJYo8&feature=youtu.be

AVS(Alexa Voice Service) Device SDKは、音声認識機能とアプリケーションへのつなぎを様々なデバイスに登載するためのSDKで、現在はLinuxをインストールしたデバイス(Raspberry Piも!)やMacへのインストールをサポートしています。
https://github.com/alexa/avs-device-sdk

CES 2017でもAlexaに対応したデバイスは数多く発表されていましたが、今回のSDKを通じて個人エンジニアがより手軽にAlexaにつながるデバイスを開発することができます。今後は音声入力に対応したポットからデスクライト、カメラ、ミキサーなど様々なAlexa対応デバイスが登場するでしょう。(それが便利かどうかは別として)

ちなみにAlexaはまだ日本語の音声に対応していません。日本語音声の入力については市場投入間近という点ではLINE社のClovaと、それを搭載したWAVEが一歩リードしています。
https://www.linefriends.jp/products/317551472

【28日】10年後の働き方『こんな仕事、聞いたことない!』からイノベーションの予兆をつかむ

今日は本の紹介です。DMM.make AKIBAの会員さんである未来予報株式会社さんが「10年後の働き方『こんな仕事、聞いたことない!』からイノベーションの予兆をつかむ」という本を出版されました。様々なスタートアップの紹介を通じて未来の生活を予報しています。かなり面白いです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B074GYZXFY/

未来予報株式会社はリサーチやブランドデザインなどを主軸とした企業で、アメリカのクリエイティブイベントである「SXSW」について日本向けの情報発信をここ数年積極的に行っています。
また、既存の掃除機につなぐだけでカーペットなどを水洗いできる水洗いクリーナーヘッド「スイトル」のプロモーションなどにも関わっています。(DMM.make AKIBAの子持ちスタッフが絶賛)
http://www.sirius-agent.co.jp/switle/

その未来予報さんが今回出版した本は、SXSWで注目を集めたスタートアップを紹介しつつ、未来の生活や社会について様々な視点から「予報」しています。紹介されるジャンルは社会インフラ、医療、バイオ、エンターテイメントまで多岐にわたります。
・国内外のスタートアップが今どのような社会課題を解決しようとしているのか
・未来がどうなるのか
・10年後、自分は何屋をやっているのか
・これから熱くなる業界はどこなのか
といった疑問を持つ人にとって、この本は良い入門になると思います。

個人的には序盤の、食糧問題を解決するためのバイオ技術について最近のトレンドが見えてきたので良かったです。IoT関係ないけど。(なお、ちゃんと自分でkindle版を買いました)

(編集・田中 佑佳)

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