【AKIBAの中の人 岡島が気になったIoTな話題】9月号

【AKIBAの中の人 岡島が気になったIoTな話題】9月号

DMM.make AKIBA
DMM.make AKIBA (ID4043) 公認maker 2017/10/18
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DMM.make AKIBAのエヴァンジェリスト岡島康憲がFacebookページで毎週月曜日に配信している、【AKIBAの中の人 岡島が気になった今週のIoTな話題】の月間アーカイブです。
気になるハードウェア話をイッキ読み!(文・岡島康憲)

【4日】電力消費量が光でわかる「Glow」

どうも、DMM.make AKIBAの中の人の岡島です。

IoT的な電子工作を始めた人が高確率で行き着く沼が「電力消費量モニタの製作」。自宅で電子工作をするお父さんにとっては、電気代節約につながる仕組みづくりは、電子工作に対する家族の理解を得るための良い口実です。一方今回紹介する「Glow」は少しおしゃれな電力モニタ。クラウドファンディングへの出費に対する家族の理解を得るための良い口実になりそうです。

Glow, the smart energy tracker for your home by Ben Lachman — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1178650747/glow-the-smart-energy-tracker-for-your-home

https://www.youtube.com/watch?v=Roh5_UKbunY

Glowは電力消費量を専用デバイスとスマートフォンアプリを使って可視化するシステムで、自宅にある電気メーターに専用の計測装置を取り付けることで電力消費量を検出します。
電気が流れることで生まれる磁力を計測することで消費量を推測する仕組み。ケーブルを外したり皮膜を剥いだりといった危ない作業をしなくて良いのは安心です。

推定した電力消費量は、リビングなどに置かれた計測装置と通信するデバイスで光の色を使って表現されます。電力消費量が少ないと緑、多いと赤くなります。
細かいグラフや数値で見せるよりも、消費量に応じて色を変えたほうがより直感的に把握できそうです。細かいグラフはスマートフォンアプリ上で電気の使用料金と共に表示されます。

電力消費量を検出するためのデバイスはその構造上全ての家庭やオフィスに導入できるわけではなさそうですが、グラフだけでなく光を使って消費量を通知する仕組みは電力モニタを普通の人にとってわかりやすいものにするためには良いアイディアだと思います。

Glowは7.5万ドルのゴールまであと1.5万ドル程度。残り11日。日本の家庭では使えない可能性が高いですが「クールな電力モニタ型の置物」を手にしたい人は是非149ドルを支援してみてください。「ちょっとそこまでは…」という方は電力モニタの自作を。自宅で製作するのは家族の目が痛いという方はDMM.make AKIBAをご利用ください。

【11日】普段の会話を元に英会話レッスンを作ってくれる「ELI」

これを読んでいる人の中には英語が苦手な人がきっといらっしゃるはず。これを使えば今度こそ英語を話せるようになるかもしれません。

ELI | ウェアラブル英会話教師
http://eli-talk.com/

https://www.youtube.com/watch?v=aeACUi1DuhU&feature=youtu.be

ELIは専用マイクとアプリを組み合わせた日本人向けの英会話学習システムです。これだけだとだいぶあっさりしていますがかなりすごい。

■できること
ユーザーは襟元にELIのデバイス(マイク)を取り付けて日常生活を送ります。その後アプリを立ち上げると、その日に話した日本語の内容に応じて英会話のレッスンが構築されます。これにより普段仕事などで自分がよく使う単語をもとに英会話の練習ができます。

■すごいところ
身につけていても人目にも違和感のない専用マイクを使うからこそ記録できる「普段の生活の中でユーザーが発した単語」をもとに、自動で英会話レッスンが構築される仕組みの学習効果は(きちんと実現できていれば)かなり高そうです。

■入手方法
ELIは現在開発中で未発売。

■岡島は買うのか
値段次第だけどとりあえず買います。
(自分が普段どういう単語をよく使うのかが気になるというのもある…

【25日】なぜNestが作るとドアホンがかっこよくなるのか「Nest Hello」

アメリカで発表された「クールで評価が高いガジェット」の機能の多くは、日本企業がすでに製品化しているものも多いです。でも評価されるのはなぜか海外製品。「スマホとつながるドアホン」もそうなる予感がします。Nest社が発表した「Nest Hello」です。

Know who’s knocking. | Nest
https://nest.com/doorbell/nest-hello/overview/

https://www.youtube.com/watch?v=7kIDMEOc1nA

■できること
Nest Helloは玄関に取り付けるドアホンです。ユーザーは、ドアホンに搭載されたカメラによって撮影された映像をネット経由でスマートフォンアプリから見ることができます。
また、玄関に人が立つとスマートフォンアプリに通知され、簡易的なセキュリティシステムにもなるようです。
外出中に自宅に宅配業者が訪れた場合は、アプリから定型文を送信することでNest Helloから宅配業者に「荷物は玄関先に置いておいて」といった音声を流すことができます。玄関先の環境にもよるけどこれは結構便利そう。

■すごいところ
スマートフォン経由で映像を見られるドアホンは様々な企業が発売しています。もちろん日本企業も様々な機能が搭載されているモデルを発売しています。もしかしたらNest Helloより多機能かもしれません。

ROCOワイドスマホ JH-24AP |テレビドアホン(ハンズフリー)|アイホン株式会社
https://www.aiphone.co.jp/products/detached/tv_handsfree/jh-24ap/

一方、上記のビデオを見るとNest Helloができること、便利な場面が明確に伝わります。ひたすら便利っぽく見える場面を紹介しています。おそらく普通の人が日本企業の製品紹介ページとNest Helloのビデオを見比べると、Nest Helloの方がとっつきやすく感じるのでしょう。

多くの「普通の人」は機能にはあまり興味がありません(少なくともこのFacebookページをフォローしているあなたはガジェット好きであり普通の人ではない可能性が高いです)。何がどう便利なのか、どれだけ生活が楽になるのかに興味が向きます。そういう意味ではNest Helloですら普通の人には響かないかもしれません。

ただNest社はそれでも普通の人にも届くように「生活をどう便利に楽にするのか」をビデオを通じて紹介しています。Nest Helloがすごいところはいかにもテッキーが好みそうな機能を普通の人にも理解しやすくなるようにプロモーションしようとしている点です。
(ただこれでも普通の人に届くかどうか…)
iPhoneと国産スマホの差もこのあたりに原因があると考えます。

■入手方法
2018年発売予定。価格は今後発表予定。

■岡島は買うのか
普通の人ではないガジェット好きなので買いたいのですが、我が家は賃貸物件なので玄関にこれを付けると管理会社から怒られます。なので買えません。
なお真のガジェット好きは使おうと使えまいとガジェットを買ってはバラして喜ぶ生き物です。僕は真のガジェット好きではないので。

(編集・田中 佑佳/写真・金子亜裕美)

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