【AKIBAの中の人 岡島が気になったIoTな話題】10月号

【AKIBAの中の人 岡島が気になったIoTな話題】10月号

DMM.make AKIBA
DMM.make AKIBA (ID4043) 公認maker 2017/11/16
0

DMM.make AKIBAのエヴァンジェリスト岡島康憲がFacebookページで毎週月曜日に配信している、【AKIBAの中の人 岡島が気になった今週のIoTな話題】の月間アーカイブです。
気になるハードウェア話をイッキ読み!(文・岡島康憲)

【2日】求人情報からみるMagic Leap社

どうも、DMM.make AKIBAの中の人の岡島です。

2015年の発表以来「本当にすごい会社」「ただのフェイク」など様々な評価を集めていたMagic Leap社ですが、最近ティザーサイトがアップデートされました。求人ページに様々な情報が掲載されておりMagic Leap社の現状が見えてきます。

Magic Leap
https://www.magicleap.com/

■Magic Leap社とは?
Magic Leap社は「現実空間にコンピュータの映像を投影する技術を使ったプロダクト」を開発している会社です。なぜこんなモンヤリした言い方なのかというとイメージ映像以外にほとんど情報を出していないから。
ただこれまで発表されたプロモーション映像や「実機による映像」とされる映像を見るに、おそらくHololensのようなARグラスだろうと考えられています。
実際のデモを見たであろうVCや投資家からの評価は高く、彼らはこれまで18.9億ドルを調達しています。ちなみにミクシィ社の売上が年間約2000億円です。

Magic Leap | Crunchbase
https://www.crunchbase.com/organization/magic-leap

ミクシィ、モンスト好調で四半期業績が過去最高--売上高は600億円超えに
https://japan.cnet.com/article/35100950/

https://www.youtube.com/watch?v=kPMHcanq0xM

■求人内容から見えるMagic Leap社の現状は?
ティザーサイトの中には求人情報があります。
https://www.magicleap.com/careers

ハードウェア開発と生産関連でわかることは下記。量産に向けた態勢を整えている状況のようです。
・電気やメカ関連の設計はフロリダ/カルフォルニア/テキサスを拠点に行われている。
・センサーやカメラ関連の設計はイスラエルを拠点に行われている。
・FPGAやASICに関するエンジニアも集めているのでありもののCPUを使うわけではなさそう。
・当面の生産拠点は中国ではなくメキシコらしい。

■ハードウェアスタートアップが参考にできそうなことは?
チームが小さく、作るべきものの仕様が明確になっていない段階では「ハードやソフトの開発全体のハンドリングを任せられるスーパーマン募集!」のような言い方でエンジニアを募集しがちです。
Magic Leapの求人情報を見ることで
・そもそもどういう職能を持った人が必要なのか
・そうした職能を持つ人をどのような表現で募集すればよいのか
など、自分たちが言語化しづらかった職能を明確にできます。

■岡島はMagic Leapをどう見ているのか?
Magic Leapの実機の発表はタイミング的に次世代型Hololensと同じ頃になる気がします。今まで引っ張った分、ガチですごいものを発表しないと周りの関心は維持できないかもしれません。
あと、僕も2000億円欲しいです。ビットコイン購入に全振りします。

【9日】飲み込む力を定量化するデバイス「GOKURI」

歳を取ると食べ物などを飲み込む力が衰えるそうです。それが病気を引き起こすこともしばしば。「GOKURI」はこれまでできていなかった「飲み込む力の定量化」をすることでトラブルの予防を目指すデバイスです。これは熱い。

GOKURI | 人工知能が嚥下を測る
http://ai.iit.tsukuba.ac.jp/gokuri/

https://www.youtube.com/watch?v=HUSvJQVOP8M

■GOKURIは何ができるのか
GOKURIは喉にとりつけるセンサーデバイスとスマートフォンで構成されたシステムで、食べ物を飲み込む時の音から飲み込む力を定量化します。これによりお年寄りの「どの程度飲み込む力が衰えたのか」を医師や家族が把握しやすくし、食べ物の選択や介護などのフォローをしやすくするシステムです。

■飲み込む力がなぜ大事なのか
人間が食べ物を飲み込む時、喉の筋肉が食べ物が肺に入らないようにその流れをコントロールします。が、歳を取ると喉まわりの筋肉が衰えて食べ物の流れをコントロールできなくなります。これが「嚥下力の低下」。
嚥下力が低下すると気管に食べ物が入りやすくなり、最悪の場合肺にまで到達して誤嚥性肺炎のような様々な病気を引き起こします。

■これまでの嚥下力の計測手法とGOKURIの良いところ
嚥下力の低下を把握するため、これまでは食べ物を飲み込む様子をレントゲン撮影する方法が用いられてきました。しかしこの手法では嚥下力低下について「なんとなく遅かったよね」という風な感覚的な評価が限界で、数値を元にした定量的な評価ができませんでした。
GOKURIはこれを数値化することで、医師同士や医師と家族の情報共有をしやすくし、食べ物の選択や介護のフォローをしやすくすることを目指しています。

■GOKURIの今
GOKURIは現在、医療機器としての様々な認可取得を目指して様々な現場で実験中です。

■岡島は使うのか
身体機能の低下って自分じゃよくわからないです。これを使うことで筋肉量や肺活量同様、飲み込む力の低下も可視化できるし、それにもとづいて身体のコンディションに合わせた対応を選べるので、あと15年くらいしたら定期的に使いたくなるかも。
15年後、僕は53歳。多分色々衰えてる。

(編集・田中 佑佳/写真・金子亜裕美)

[ DMM.make AKIBAについて]
株式会社DMM.comが運営する「DMM.make AKIBA」は、ハードウェア開発・試作に必要な機材を取り揃えた「Studio」、シェアオフィスやイベントスペースなどビジネスの拠点として利用できる「Base」で構成された、ハードウェア開発をトータルでサポートする総合型のモノづくり施設です。

>>DMM.make AKIBA ホームページ
>>DMM.make AKIBA 公式Facebookページ

・DMM.make AKIBA Open Challenge
プロトタイプをさらにレベルアップさせたいチームを、技術やビジネスに精通した企業が3ヶ月間サポートするプロジェクト。
・DMM.make AKIBA 企業向けIoT人材育成研修
IoTを語れる、活かせる即戦力の育成をサポート。企業の経営者やそこで働く皆さまが、IoT技術を「自らのビジネスに応用させる」ために必要な知識を得る機会を提供します。

●DMM.make AKIBAに関するお問い合わせはこちら

参考にしてくれた記事

記事が登録されていません。
この記事を参考にして、新しく記事を投稿しよう!

違反について