メカ機構でも食品向けでも使える樹脂~謎の青い樹脂~

メカ機構でも食品向けでも使える樹脂~謎の青い樹脂~

こんにちわ。はじめまして。

テックスタッフに新しく仲間入りをしたなかむらです。
以前はロボット系のモノ作りをしていたり、旋盤やフライス盤を教えていたり、メディカルエンジニアっぽいことをしていました。お客様の「こんなの作りたい!!」に応えられるようなスタッフになれれば良いな~なんてことを考えています。

ポリアセタール(POM)もよいのですが…

ロボットを大学で作っていたころはアルミと青い樹脂をよく使っていました。当時は部材のリサイクルボックスにもたくさんあり、ロボットの展示会でもよく見ていたので「樹脂→何でも便利な青い樹脂」みたいなイメージがありました。ですがDMM.make AKIBAへ来ていろいろな樹脂を使ううちに、ポリアセタールも良いけどちょっと厳しい環境や用途だと青い樹脂が使えると便利だな~と思うようになりました。

青い樹脂とは???便利なモノマーキャストナイロン

青い樹脂の正体はモノマーキャストナイロンと呼ばれる樹脂で商品名ではMCナイロンと表記されています。ポリアセタールよりも摩耗(擦れ)に強く、沸騰水に2時間浸すことで食品衛生法にも適合できる便利な樹脂です。ギアや軸受け、メカ機構に向いています。ただし、吸水性があるため高い精度が必要な部品には向きません。

相性の良くない加工方法はつきもので…

材質的に便利だったり、丈夫だったりすると相性の悪い加工方法が出てくるというのはよくあるはなしです。残念なことに施設で人気のレーザーカッターとは相性が良くなかったです。レーザーの出力やカットをするスピードを変えては見たものの、溶けたモノマーキャストナイロンが張り付いてしまいキレイな切り口になりません。大きなカットは大丈夫ですが、部品を作ったりするには不向きでした。

臭くもなるし、溶け残りも多い…。

おぉ。切ったり、削る方がキレイな仕上がり!

切ったり、穴あけであればCNC(NC加工)でもそれほど時間はかかりません。Fusion360のCAMツールを使えばエンドミルの通り道(ツールパス)を作ることができます。食品向けのサンプルは表面を削って形を作っています。そのためこちらの方は少し時間が多くかかりました。丈夫な素材のため、バリ(海藻のような削りくず)が部品の淵には付きやすいようです。バリはデザインナイフで簡単に切り落とせました。表面はつるっとした仕上がりになるので、磨いて仕上げる必要は無さそうです。

出来あがった部品たち。

コンピュータによる加工が不得意な私でもテックスタッフの先輩方のサポートで作ることが出来ました。今回は山口さんや村田さん、力竹さんの助力があったので安心してチャレンジが出来たかなと思います。

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