モノづくりログはじめます―DMM.make AKIBAでの制作をスタートした話

モノづくりログはじめます―DMM.make AKIBAでの制作をスタートした話

AKI INOMATA 0

「自称」アーティストの「自称」、もしかして取れてきたんじゃないか?

と感じ始めた一昨年くらいから、展覧会のオファーがバッティングすることが増えてきて、仕事を極力断らないことを信条にしていたのに、スケジュール的にどうしても全部受けきれない、幾つか断らざるを得ない、という状況になってきた。

なんて書くと、「売れっ子だね」と思われる方もいるかもしれないし、友人からそう言ってからかわれたこともある。

が、矛盾するようだが、ここ2年連続、赤字である。

そう、私はフリーランスで、誰かがマネージメントを担って損益分岐点を見張っていてくれているわけではないので、
「オファーがたくさんある=儲かっている」
という図式では、必ずしもない
のである。

展覧会が沢山あっても、制作費がアーティストフィーを上回れば、赤字になる。
作品が売れることもあるが、今のところ制作費を回収できるまでには至っていない。(日本のアートマーケットが小さいという事情もあるとはいえ、これは純粋に私の力不足だと思う。)

そもそも、お金持ちになりたいという欲望でアート作品を創っているわけではないため、お金に対するマネージメント意識が薄かったのだと思う。

(ちなみに、作品を売っただけで食べていけないなら、どうしているのか?と言うと、複数の大学で、非常勤講師という名のアルバイトを掛け持っている。)

次の展覧会まで、しゃかりきになって準備しないと到底間に合わないので、バイトを増やすわけにもいかないが、作品の制作には、どうしてもお金がかかる。
さらに、私の場合は、デジタルテクノロジーを駆使して生き物とコミュニケーションをとる、というスタイルで作家活動をしているため、高額な機材と知見が必要になってくる。

それでも制作環境はなんとしてでも確保しないと、アーティストとやっていけない、ということになる。困った。。


今回、そんな窮地を救ってくれたのが、DMM.make AKIBAだ

スカラシップという制度に(大幅な年齢オーバーを特別に見逃してもらい)採択されたのだ
ありがとうございます。DMM.make AKIBA。

DMM.make AKIBA 10F モノづくりスペース

12Fにはフリーアドレスのシェアオフィスがあり、こちらも使用可能。
さらに、ポストロッカーを契約したところ、住所をゲットするという思わぬ特典があった。私宛の郵便物や宅急便が受け取れるのは、かなり便利だ。名刺などにオフィシャル感ある住所を告知できるのも有難い。

12F ポストロッカー

DMM.make AKIBAは、「ハードウェアのスタートアップを支援する」拠点として設立された。
私自身はハードウェア・スタートアップではないのだが、ここDMM.make AKIBAが、自らモノをつくってそれで勝負していく、ヒリヒリとした熱気のこもる場所であることは、今の私にとって心地よい。

そして、モノづくりスペースに、かわるがわる常駐しているテックスタッフが超優秀(!)なのが、高額な工作機械以上に大きな価値を生み出していると思うのだが、スタッフの方からはどんな技術課題に対しても、絶対になんとか解決方法を見出してみせる、という心意気をいつも感じる。
「ここにある機材だと出来ません」だとか、「金額的に現実的ではないでしょう」で諦めていては、ハードウェア開発なんて出来るかっ・・!

DMM.make AKIBA で開発されたハードウェアが並ぶギャラリー

DMM.make AKIBAでの面接時、
「この時間を使って、世の中にインパクトを与える作品をつくって欲しい。
 作家としてステップアップし、活動を回していけるように、経済的にも自立できるようになって下さい。」
といった趣旨の話をいただいたと思う。
そのつもりで頑張りたい。3ヶ月では無理でも、1年以内には立て直していきたいと思う。

12F シェアオフィス(注;開発中のガジェットが映り込まないように無人の時を狙って撮影しました)

さて、初回である今回は、全然「モノづくり」の話までいかなかったが、今後「モノづくりログ」とnoteへの同時掲載の形で、DMM.make AKIBAでの制作裏話や失敗談などを随時更新していきたい。

私の奮戦の数々が、皆様のモノづくりに少しでもお役に立てば、幸いです。
これから、どうぞ宜しくお願いします。


追記:AKI INOMATAの活動について知りたい方はコチラ

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