どうぐばこ#3 大好きなあのお菓子を高精度3Dスキャンしてサクッと小物作り

どうぐばこ#3 大好きなあのお菓子を高精度3Dスキャンしてサクッと小物作り

DMM.make AKIBA
DMM.make AKIBA (ID4043) 公認maker 2018/02/28
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DMM.make AKIBAの『どうぐばこ』。

DMM.make AKIBAの10階にある「Studio」には、ハードウェア開発・試作に必要な機材が揃っています。このコーナーでは、プロトタイピングを加速させる本格的なツールの”有効”かつ”意外な”活用方法についてご紹介します!(文・ 田中佑佳)

2月下旬、チョコレートの香りがただようバレンタインデーが過ぎ、次に待ち構えるのは3月のホワイトデー。どんなお返しをすればいいのか悩む人も多いのではないでしょうか。もしかするとせっかくだから手作りの何かを渡したいと考えている人もいませんか?いますよね。


「何か作ることに挑戦してみたいけど、何を作ったらいいのか、限られた日付のなかで何ができるのかわからない......」

そんな迷いをもつ人を、モノづくりする人のためのプラットフォームとしてDMM.make AKIBAは応援したい......!


というわけで、今回技術と機材のスペシャリストであるDMM.make AKIBAテックスタッフに協力してもらい、サクサクおいしいお菓子を使ってサクッとつくれるかわいいお返しネタをご紹介します。

協力してくれたのはテックスタッフの渡邉さんと小泉さん

3DCADデータが作れなくても大丈夫!高精度3DスキャナーRVL6540-LH

さて。まず最初に用意するのは、みんな大好ききのこの山とたけのこの里。

期間限定のもおいしいよね

このお菓子をそのままお返しとしてプレゼントする、というのももちろん喜ばれそうですが、今回はこのお菓子の素敵な造形を活かして小物作りしていきたいと思います。きのこの山は期間限定の抹茶&いちご味、たけのこの里は普通バージョンと、大人向けの2種類を用意しました。


ここでこのお菓子の造形を活用するために使うのは、日本電産トーソク(株)製の3Dスキャナー「RVL6540-LH」。

卓上型なので安定してきれいにスキャンできる不器用の味方

卓上型で高速、高精度、さらに全自動でスキャン可能と、一口サイズの小さく細かい造形のお菓子をスキャンするにはもってこいな高性能3Dスキャナーです。


箱の中からスキャンに適したいいかんじのきのこ、たけのこをまずは物色。

大人のたけのこは形状も大人な雰囲気が

たけのこは普通バーションのと大人向けのとどちらをスキャンするか迷いましたが、普通バージョンに比べて大人向けの造形はシンプルにスッキリした形状だったため、凹凸のわかりやすい普通バージョンの方を採用。大人のたけのこの山は大人の味がしておいしかったです。


スキャンするものを選んだらあとは、スキャナーにいれるだけ......!と、いきたいところですが、よく見るとたけのこのチョコレートの部分に大量のクッキーの粉がくっついています。これをこのままスキャンするとこの粉の形状までもスキャンしてしまうことに......ということできれいにスキャンするため、エアーを使ってまずは周りの粉を吹き飛ばします。これでスキャンのための準備は完了です。

エアーとともに香るチョコレートのいいにおい。Works室内は飲食禁止なのでおいしそうでも食べないように注意

RVL6540-LHの扉をあけ台座にそっとスキャンするものを置きます。最終的に360度全面スキャンするので、どんな置き方でも大丈夫です。

台座の上にそっと置いてみる

扉を閉めて、専用ソフトでスキャンのためのセッティングをしていきます。セッティングから全体をスキャンするまでの流れはざっくりとこんなかんじです。


▼3Dスキャンの流れ
1. スキャンする対象がスキャンする範囲内にはいるようにスキャン位置の高さ調整
2. レーザ輝度などを調整して対象物のスキャン具合を確認
3. スキャンしたら生成・保存範囲内にデータがおさまるように調整して保存
4. 扉をあけ対象物の角度を変えて、スキャンできなかった面を再度スキャンして保存
5. 保存したデータを専用ソフトを使って位置合わせをして合成、保存して完了


詳しい使い方はDMM.make AKIBAに置いてある操作マニュアルを読むか、わからない場合はスタッフがサポートしてくれるので安心して誰でも高精度な3Dスキャンが出来てしまいます。

テックスタッフ謹製のマニュアルがあればわりと初めてでもできる

そうして実際にスキャンしたきのこの山。複数のスキャンデータが色分けして表示されています。チョコレートが抹茶といちご味で色が分かれていた部分も問題なくきれいにスキャンされていますね。

スキャンしたときの表と裏がくっきりわかる

たけのこの里。とんがっている頂点部分が寝かせた状態ではうまくとれず、3回にわけてスキャンしました。クッキー部分のディティールもしっかりととれています。

角度を変えてスキャンすることでより正確なスキャンデータが

どちらもなんだか妙な迫力があります。


あとはこのデータを使って好きなように出力していっちゃいましょう。

3Dプリントして置物に、LEDを入れてミニライトに

今回はかんたんにサクサクと作りたいので、DMM.make AKIBA内で使える3Dプリンター「AFINIA」を使って3Dプリントしていきます。
出力してちょっとアレンジして置物にしてもよし、中にLEDを仕込んでライトにしてもよしと加工しやすい3Dプリントですが、結構出力に時間がかかるのは悩ましいところ。使い方にあわせて出力するときは、出力設定の調整をしてみましょう。例えば中にLEDを入れる場合は「Shell」を選ぶことで中が空洞な出力をすることができて、なおかつ出力時間の短縮になります。

出力見本が置いてあるので参考にしてみよう

Shallを選んで1/1サイズで出力する場合、きのこもたけのこもだいたい20分くらい。

サポート材をとって......

完成!

1/1サイズで出力したものをこんなふうにアレンジしてみたり......

大きめに出力してみたり......

さらに中にLEDをいれて光らせてみたり......

きのことたけのこに囲まれる生活、夢が広がりますね。自分用にも、またプレゼントとしてもバッチリなかわいさです。あ、ただしくれぐれの贈る人がきのことたけのこ、どちらの派閥なのかは確認してからプレゼントしましょう。

高精度3Dプリンター1時間無料で使えるキャンペーン開始!

今回使った日本電産トーソク(株)製の高精度3Dスキャナー「RVL6540-LH」ですが、せっかくなので皆さんにも使っていただきたいなぁ......ということで、3月中旬くらいからDMM.make AKIBAで「日本電産トーソク3Dスキャナーの利用料金割引キャンペーン」を始めます。

このキャンペーンでは、対象の3Dスキャナーを使って、どんなものをスキャンしたかをこのモノづくりログで紹介させてくれる方に、1時間分の料金を割引するものです。

身の回りにある面白い形状のものや、普段使っているプロダクトなど、この機会にぜひ3Dスキャンしてみるのはいかがですか?

キャンペーンの詳細は後日、DMM.make AKIBAのFacebookページか、DMM.makeのTwitterでご案内します。どうぞお楽しみに!

[ DMM.make AKIBAについて]
株式会社DMM.comが運営する「DMM.make AKIBA」は、ハードウェア開発・試作に必要な機材を取り揃えた「Studio」、シェアオフィスやイベントスペースなどビジネスの拠点として利用できる「Base」で構成された、ハードウェア開発をトータルでサポートする総合型のモノづくり施設です。

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