どんな夢のカタチも叶えてくれる多機能素材・αGEL(アルファゲル)から生まれた「やわらか標本」 ーー αGEL Make-a-thon イベントレポート

どんな夢のカタチも叶えてくれる多機能素材・αGEL(アルファゲル)から生まれた「やわらか標本」 ーー αGEL Make-a-thon イベントレポート

DMM.make AKIBA
DMM.make AKIBA (ID4043) 公認maker 2018/08/22
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2018年5月、モノづくり総合施設・DMM.make AKIBAで、こうしたモノづくり系イベントでは初となるゲルをテーマにしたMake-a-thon(メイカソン)「αGEL+あなたのアイデアで生活を豊かに」が開催されました。

αGELは、株式会社タイカが開発した衝撃吸収・振動吸収素材で、高所から生卵をαGELの上に落としても割れないという試験動画で知っている人も多いのではないでしょうか。

https://www.youtube.com/watch?v=KlBHiqwAw40

ペンのグリップや靴のインソール、タブレットなど、すでに私たちの生活に溶け込んでいるαGELですが、その特徴を活かし「人の暮らしを豊かに」できるようなプロトタイプを作ることが今回のメイカソンの目的です。優勝賞金は10万、加えてクラウドファンディングサービス・CAMPFIREがスポンサーに入り、イベントでできたプロトタイプから製品化を目指すチームを全面バックアップ!という力強さもあってか、イベント募集開始から早々に満席となるほど注目を集めました。

衝撃・防振・放熱、そして安全性の高いαGELをどう使うか

当日、参加者約30名が集まりまず主催のタイカ社からαGELについてのインプットセミナーが行われました。

αGELは30年以上前に開発され、非常に優れた衝撃吸収性能と防振性能はもちろん、10年以上の野外での長期使用にも対応する優れた耐久性、さらに-40℃ ~ 200℃の中でも変わらない安定した性能を発揮することが可能です。

https://youtu.be/7Uoypjp3oi4

さらに、人体や環境への影響はまったくなく、開発者に嬉しいことに他の素材への干渉もありません。開発したいプロダクトにあわせて、防水や光学などの様々な機能を付加することができるため、あらゆるプロダクトの開発に用いられており、スポーツ、文具、自動車、デジタル家電などの産業から介護福祉まで、さまざまな分野においてなくてはならない存在です。

作り手側の発想次第でなんでもできてしまうこのαGEL、参加者のアイディアやひらめきが試されます。

やわらか素材が大集合!

次に1〜4人のチームに分かれ、素材を活かしてどのようなモノをつくるかのアイディアブレストを行いました。

このメイカソンでプロトタイプを作るため、4種類の硬さ、そしてシート状と液状の2種類の形状のαGELが用意されました。シート状のものは自由に切り貼りが可能、液状のものはDMM.make AKIBAの工場であるStudioで硬化炉を使いタイカ社員の方が参加者の要望にあわせて好きな形、そして好きな柔らかさでかためてくれるという万全の体制。

またタイカ社のαGELをはじめシリコーン粘土、着色用の顔料、金型のほか、グンゼ株式会社から導電性ニット線材など。形を自由に決められるような素材が多くあり、参加者もアイディアを刺激されていたようです。

マトリクスシートと付箋を用いて実際の素材を触りながらアイディアをチームでブレスト、さらにイベントスタッフとして来ているタイカ社員の方たちから使い方のアドバイスをいただきながら、つくるプロトタイプをブラッシュアップしていきました。

ワクワクさんも注目したゲルサンダルとゲル標本

DMM.make AKIBAのAFINIA3Dプリンターや工具を使い、また液状αGELを使って独自の形を作り、各チームさまざまな施工を凝らしたプロダクトが発表されました。

αGELを使ったinsta映えするフォトスポット、αGELの硬さの違いでコマの強さを表現するゲル将棋α、もちもちして触感が楽しいスマートフォンケースに、αGELでつくったやわらかい花瓶、またあたかも人に抱きしめられているかのようなぬくもりと心音を感じとれるゲルクッションなどユニークなアイディアが出揃い、いよいよ審査へ。審査員には、タイカ研究開発本部の三國学さん、CAMPFIREのコミュニティマネージャー山中直子さん、東急ハンズ渋谷店 ユニットリーダー 中村 勲さん、そして子供向け工作番組で活躍していた「ワクワクさん」こと久保田雅人さんが入り、様々な視点からCAMPFIRE賞、最優秀賞が選ばれました。

CAMPFIRE賞に選ばれたのはサンダルの底面をαGELで楽しく彩る「ヨンダルズ」。ゲルをマーブルに着色したものや、αGELにお気に入りのアイテムを入れたもの、またαGELにLEDを仕込んで光らせるようにしたものなどを着せ替えできるオシャレなプロダクトです。

(サンダルの底面をゲルで楽しく彩る「ヨンダルズ」発表資料)

そして最優秀賞に選ばれたのは、触れる標本をコンセプトにした「やわらか標本」。一般的な標本はきれいにディスプレイされていて触ってはいけないものばかりですが、触ることで生き物の形を学べ、より身近に体験することができるのでは、と生まれたアイディアです。αGELの特徴である触感・色の自由さ・安全性がうまく活かされていて、さまざまな生き物がαGELによって再現されていけば、博物館などでの体験がこれまでとはまったく違ったものになっていくかもしれません。

(触れる標本をコンセプトにした「やわらか標本」発表資料)

この「やわらか標本」は、タイカ社とCAMPFIREのサポートを受けて、今後製品化を目指しクラウドファンディングに挑戦することになりました。メイカソンをきっかけに出会ったチームと、生まれたアイディアがこれからどんなカタチに成長していくのか、今後の展開にも注目です。

[ DMM.make AKIBAについて]
株式会社DMM.comが運営する「DMM.make AKIBA」は、ハードウェア開発・試作に必要な機材を取り揃えた「Studio」、シェアオフィスやイベントスペースなどビジネスの拠点として利用できる「Base」で構成された、ハードウェア開発をトータルでサポートする総合型のモノづくり施設です。

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