Taica αGEL Make-a-thon レポートーー魚と触れ合いたい、そんな想いから生まれた触れる標本プロジェクト「やわらか標本」チームインタビュー

Taica αGEL Make-a-thon レポートーー魚と触れ合いたい、そんな想いから生まれた触れる標本プロジェクト「やわらか標本」チームインタビュー

DMM.make AKIBA
DMM.make AKIBA (ID4043) 公認maker 2018/09/19
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5月に開催された「Taica αGEL Idea Creation α(以下:αGEL Make-a-thon)」イベントで最優秀を獲得した「やわらか標本」プロジェクト。イベント主催者の株式会社タイカ(以下:タイカ)スポンサー及び運営の・株式会社CAMPFIRE(以下:CAMPFIRE)・モノづくり総合施設「DMM.make AKIBA」のバックアップを受け、クラウドファンディングに挑戦することになりました。イベントで出会ったチームメンバーが初めてのクラウドファンディングに挑戦していく様子をお届けします。

7月某日、DMM.make AKIBAで行われた「やわらか標本」プロジェクトの作戦会議。そこでは、チームやわらかのメンバーで考えたスケジュールや大枠のプロジェクトの目的などがすり合わせ、さらにプロダクトの開発にあたりαGELの素材に関する疑問点の確認など、クラウドファンディングに向けた本格的な動きが始まりました。

イベントをきっかけに立ち上がった「やわらか標本」プロジェクトを推進するチーム「やわらか」のメンバーにプロジェクトで実現していきたいことなどについて、お話を伺いました。

左奥から山根準氏、タイカ・内田英之氏、正水裕介氏、左手前から竹下佳世乃氏、山田知佳氏

−− まずは、皆さんの自己紹介をお聞きかせください。

山根:チーム「やわらか」リーダーの山根準(やまね ひとし)です。1990年生まれで、現在はメーカーで事業企画を担当しています。以前は広告代理店で仕事をしていましたが、モノづくりを本業にしたくなって、メーカーに転職しました。普段は coneru という団体でもモノづくりをしています。

正水:正水裕介(まさみず ゆうすけ)です。1993年生まれの社会人4年目です。総合印刷会社で企画をしています。これまで主にクライアントのマーケティングコミュニケーションを企画する広告代理店のような業務をしていましたが、1年前からサービスデザインを専門とする部門に配属され、他社との共創について取り組むようになりました。

竹下:竹下佳世乃(たけした かよの)です。1991年生まれ、昔から音楽が好きでエンタメ系の会社に勤めています。総合エンタメ的なインタラクションを考える仕事をしていきたいと考えています。

山田:山田知佳(やまだ ちか)です。1993年生まれで、現在はFab系のカフェで働いています。食はとても大事なことだと考えていて以前からずっと飲食の仕事をしてきましたが、モノづくりと組み合わせることで、また違った取り組みができるのではないかと思っています。


−− 今回、なぜ「αGEL Make-a-thon」に参加したのですか?

初参加のモノづくりイベント

山根:メイカソンの前の週に、偶然DMM.make AKIBAに来る機会がありました。それまでは施設のことをよく知らなかったのですが、機材やサービスを紹介してもらううちに自分でも利用してみたいなと感じて、そこでちょうど募集していたメイカソンに応募してみたんです。実は、こうしたメイカソンに参加したのは初めてでした。

正水:仕事で「共創」というテーマに取り組むようになってから、モノづくり・コトづくり系のイベント に興味を持ち、積極的に参加するようにしています。エンジニアではないためアイデアソン中心ですが、イベントサービスを活用して興味のあるイベントを探しています。もともとアルファゲルを活用したシャーペンを愛用していたので、ぜひ参加したいとおもいました。

竹下:DMM.make AKIBAで開発した新世代楽器「KAGURA」の製作に少し関わっていたこともあり、施設のことを知っていたので、その場所が開催されるメイカソンは面白いものになるのではないかな、という期待がありました。

山田:Fab系カフェで働いていることもあり、モノづくり系のイベントをよくチェックするようにしています。その中でこのイベントを見つけて、わくわくさんも来るし行ってみたいと思いました(笑)

−− 今回アイデアソン初参加の方もいらっしゃるんですね。なぜこの「やわらか標本」を思いついたのでしょうか

魚との距離を縮めたい

山根:最初は、やわらかい水槽を作りたいなと思っていました。いま様々なペットが買われていますが、水槽で飼っている魚とは、生きる環境が固く隔てられていますよね。水槽の外から見守るだけではなくて、αGELの水槽で魚との境界線が緩やかにならないかな、と考えたのがきっかけです。

ただ、実際に生きている魚と触れ合うのは魚自身への負担が大きく難しいため、頭を切り替えて標本の魚でも同じようになれば、これまでと違った体験ができるのではと考えました。もともとは生きて動いていたものを、きれいな箱に固めて置いてあるだけでは、せっかく間近にじっくりと見られるものなのに生物そのものを活かしきれていないのではと感じました。例えば小さい子がその標本を手に取ったときに、実際の生物の様に動かし、体の内部を観察できるようになっていたら、またその生物のような感触で触れるようになっていたら、これまでとまったく違った感じ方や捉え方ができると思うんです。


−− 標本を触る、というのは面白い発想ですね。むしろこれまでの標本って触ると怒られてしまうようなイメージです。

山根:触れない標本から、触れる標本に距離を縮めることで、これまでの標本とはまったく別の体験ができるのではと期待しています。最初のアイデアでは魚やミミズやクラゲといった、ぐにぐにできるものをαGELで表現することを考えていました(笑)ただ、チームで話し合うことでもっと世界が広がりました。

正水:魚やエビなど、魚介類のアイデアが多く出たこともあり海を作りたいねという話をしていました。

竹下:αGELは自由に色をつけることができるので、ベースに薄く青をいれることで、海の中のような表現ができるかなと。

正水:呼吸ができる海の中といった展示ができたら面白いですよね。

−− 皆さんクラウドファンディングに挑戦するのは初めてとのことですが、どういったことにチャレンジしていきたいですか?

プニプニなコンテンツを楽しんでほしい

山田:多くの人が笑顔になるプロジェクトにできればいいなと思っています。先ほどお子さんの話もでましたが、小さい子だけではなくおじいちゃん、おばあちゃんまで年齢問わずに「触る」という体験を通して、様々な人を笑顔にしていきたいです。

竹下:エンタメ性の高いインタラクションのある展示が最終的にできないかなぁと思っています。例えば、廃校になったプールに海を表現する、というような......まだ、これからチームで考えていかないといけないですが(笑)

正水:標本を使った教育、というような目線は一旦リセットして、どうしたら面白いことができるかを改めて考えていきたいです。プニプニなコンテンツって最高だと思うので、αGELがこの機会にまた脚光を浴びてくれたらいいなぁと思います。

山根:初対面の人と組んで何かをやる、ということが苦手だったので、これまでアイデアソンなどに参加することはありませんでしたが、今回いい仲間と出会えたのが何よりもうれしいです。このチームで形になることをどんどんチャレンジしていきたいです。また今回、タイカ、CAMPFIRE、DMM.make AKIBAと一緒に取り組みをすることができるので、そうした機会がもてたことも楽しみに感じています。

−− 今後クラウドファンディングに向けた意気込みを教えてください。

山根:100万くらいするリターンを入れたいです。さっき話がでていたプールもいいですよね。

正水:ニュースのトップに取り上げられるくらい、バズることができたらとおもっています。

竹下:一人で考えていると現実的な落とし所ばかり気になっていましたが、今日皆さんとお話できたことで、色々な枠組みをとっぱらって考えることができそうです。まずはアイデア千本ノックしてみたいと思います!

山田:楽しいってことが何より大事だとおもうので、作っているこちら側が楽しく作れて、またその楽しさを支援してくれた人に届けられるプロジェクトにしていきたいです。

αGELを使った新しい挑戦

イベント当日に初めて出会ったばかりのチーム「やわらか」お互いの持ち味を活かしながら少しずつαGELによって大きな夢を形にしようとしています。最後に、今回の「αGEL Make-a-thon」営業サイドの仕掛け人であるタイカの内田英之氏にも、お話を伺いました。

内田:タイカはBtoBが強く、BtoCの新しい取り組みをしていきたいと考えたうちの一つが、この「αGEL Make-a-thon」でした。
αGELの話をすると多くの方がご存知ではありますが、「昔つかってました」といわれることが多いのが現状です。それを「今つかっています」と言ってもらうためには、これまでと異なる切り口が必要だと考えました。
やわらかい素材はきもちいいですし、その触感を活かすことで感触やハプティックの方でも新たな取り組みに挑戦できないかと考えています。
そうした中で、今回αGELの特徴を活かした「やわらか標本」のアイデアが出てきたことはとても嬉しいです。αGELをプロダクトの一部として活用するのではなく、αGELを中心としたこのアイデアが、今後どういう形になっていくのか楽しみです。

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