「抱かれ枕」制作記1

「抱かれ枕」制作記1

itomaki
itomaki (ID4871) 2019/02/27
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はじめまして。いとまきです。
突然ですが、あなたは「寂しい夜」を過ごしたことはありますか?
わたしはめちゃくちゃあります

盛り上がった飲み会の後の夜
仕事でやらかした夜
ひとりでホラー映画をみた日の夜
いつもは優しい上司に怒られた夜
頑張ったのに褒められなかった夜
ただただ寒い冬の夜
友達の結婚報告を聞いた夜…。

一人暮らしを始めて7年目、誰にも気兼ねする必要ない気楽な生活を気に入っています。
気に入ってはいるけど、、、たまにどうしても寂しくて虚無になる夜はあるわけです。

そんな虚無感に浸っていた夜、お気に入りの抱き枕を抱きしめながらふと思いました。
「私だって抱きしめられたい…!!!!」

そうです。
抱き枕とは人間が自主的に抱くものであって、彼らは私たちを抱き返してはくれません。
でも抱き枕を抱きしめたい時って、本当は自分が「抱きしめられたい」のではないでしょうか?
私に必要なのは「抱き枕」ではなく、抱きしめてくれる「抱かれ枕」なのでは…!!??

ハッカソンで訴えてみた

寂しい私を抱きしめてくれる「抱かれ枕」が欲しい!絶対に欲しい!!絶対にだ!!!
そんな思いをハッカソン(StartUp Weekend Robotics)にてぶつけたところ、なんと同じく寂しい夜を経験したことがあるという5人の寂しい仲間たちが加わりました。

制作期間はたったの2日。絶対に抱かれたい。

2日という短い制作期間で、どれだけ抱かれ心地を追求できるか?
会場にはオフィスの会議室なので、工作機械など存在しません。
「手で簡単に加工できる」かつ「良い抱かれ心地を実現できる」もの、ということで、私たちはこんな素材を買ってきました。

骨組み
・ブルースタイロフォーム(東急ハンズ)
・網押さえゴム(東急ハンズ)
・綿ロープ(東急ハンズ)
・ポリセーム(東急ハンズ)
・透明ABS丸パイプ(東急ハンズ)

肉付け
・高反発ウレタン(東急ハンズ)
・「いろいろ使える枕」(ニトリ)
・「もちもちクッション(餃子)」(ニトリ)

外皮
・「のびのびマルチすっぽりシーツ」(ニトリ)

グルーガンやカッターなどのツールは100均で揃えました。
本当はもっと色々買ったのですが、結局使わなかったので省略します。
そして今回のMVP商品は「もちもちクッション(餃子)」一択です。
だって見てくださいこれ、

完全に腕です。
しかもめちゃくちゃモチモチ。
この餃子のおかげで抱き心地クオリティが爆上げでした。
ありがとうニトリさん。いつもお世話になっております。

次に骨組みの構造です。

スタイロフォームを台形に切ったパーツを紐でつないで、ねじれないようにポリセームの帯で補強しました。
赤の紐を引っ張ると曲がり、青の紐を引っ張ると伸びます。
ハッカソンでは人力で引っ張るつもりでしたが、今後の開発ではモーターを仕込んで自動で動かせるようにする予定です。
工夫したポイントは色々あるのですが、特にポリセームでねじれないようにした補強がいい仕事してくれました。
また、腕の付け根が紐から受ける力が強くなるため、ABSの丸パイプを通して摩擦を減らしスムーズに動くようにしています。

こんな感じでスタイロのパーツをせっせと切り出し、動きを確認しながら調整していきました。
どんどんスタイロ加工の熟練度を上げていくメンバーたち。
スタイロカット職人とスタイロ穴あけ職人とスタイロひも通し職人が誕生しました。


次に肉付けです。

ニトリのクッション大活躍。
ニトリの枕で骨組みを固定し、ニトリのクッションで骨組みを覆い、最後に伸縮性のあるニトリのシーツで全体をボディを包み込みました。
一旦頭をつけてみたりもしたのですが、

抱きついた時に首を避けるのが窮屈ということで今回は首なし状態に収まりました。

ちなみに、お腹のところにはホッカイロを仕込んだので、抱きしめるとめちゃくちゃあったかいです。


しかし、ここまで頑張ったのに残念なお知らせが...。
それは、ふわふわの腕にこだわった結果、ひもを引いても腕が動かなくなるというハプニング...。
結局腕の動きは諦めて、最終プレゼンは紐で作った構造が活かせずに終わってしまいました。
悲しみ。
今後の課題ですね。

プロトタイプの制作と並行して、ビジネスモデルを考えてくれていたメンバーと内容をすり合わせ、いざプレゼン。

結果は2位でした。
ちょっと悔しい気持ちもありますが、「抱かれたい」という気持ちに共感してくれる人たちこんなにたくさんいるということがわかっただけで嬉しかったです!

Maker Faireに出すぞ!!

今後の「抱かれ枕」の制作予定ですが、とりあえずの目標は毎年8月に開催されるMaker Faireに出展することです!

それまでに、
モータとセンサーを仕込んで、抱きしめに応じて抱き返してくれるようにしたり
穏やかな鼓動を鳴らしたり
ボディにぬくもりを与えたり
抱き心地を極めたり...

まだまだ実装したいことはたくさんあります。
考えるだけでわくわくしてきました笑

世の中の寂しい夜を少しでも減らすために、チームで頑張っていこうと思います。

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