今日は何作る?(1)「ニトリの突っ張りラックを3Dプリンターで改造してみた」

今日は何作る?(1)「ニトリの突っ張りラックを3Dプリンターで改造してみた」

Dai
Dai (ID115) 公認maker 2014/05/26
0

先日、関東から福岡に引越しした際に近所のニトリで洗面所横に置く「突っ張りラック」を購入しました。しかし、この棚は物を置く事はできますがバスタオルを引っ掛ける場所が存在し無い。

これではバスタオルが乾かせない。困ってしまった。「じゃあバスタオル掛けを作ろうか!」

2014年のDo It Yourself

今回私がニトリで購入したラックは「つっぱり洗濯機ラック(ソルヴィ)」と言う商品です。
http://www.nitori-net.jp/shop/goods/goods.aspx?goods=8530469

写真のように棚の下にスペースがありますので、ここに「横棒を追加してバスタオル掛けを作りたい」と思います。

用意するものは、ダイソーで購入した突っ張り棒、ボルトナット。そして3Dプリンター!

ボルトナットと突っ張り棒を買ってきました。これらを固定するものを3Dプリンタで作ります

3Dプリンタ:Makerbot Repricater2です。こちらを使って、これから作っていきます

目的

棚に横棒を追加したい。

手段

縦棒にクロスする形で横棒を固定できるパーツを3Dプリンターで作成する。

小見出し:制作時間
3Dモデル制作/2時間
出力/2時間

材料

ダイソーで購入した、突っ張り棒とボルトナット

3Dプリンタースペック

本体/MakerbotReplicator2(愛称メイちゃん。超カワイイ!)
フィラメント/PLA (1.75mm、白)

MakerBot 公式サイト
https://www.makerbot.com/

まずは突っ張り棚と、横棒の各所をノギスで計測した上でざっとラフスケッチを描きます。
これはあくまで完成イメージなので太さなどの数値さえ正確ならば形は大雑把で問題ありません。

ノギスで計測。太さ等の数値があってれば問題ないです。

次にこれを3Dモデリングします。
今回はフリーながら3Dプリントデータを制作するのに特化したAutoDesk123D Designを使用します。

http://www.123dapp.com/design
このソフトは直感的に立方体を組み合わせて形状作成できるので、ちょっとした制作に大変便利です。

▲AutoDesk123D DesignはCAD程複雑では無く、直感的に制作可能

モデルが完成したらSTLファイル形式で保存し、それを3Dプリントの出力制御ソフトMakeWareに読み込み出力の設定を行います。

▲出力制御ソフトで物体の配置や向きなどを指定

そして、出力処理を行います。

▲出力中

▲写真は1個ですが2個まとめて出力もできます

2個出力が完了したら、穴直径や、サイドの小さなU字に部分に横棒がハマる事を確認します。

▲穴直径を間違えるとボルトがハマりません

▲横棒の太さを誤るとU字が折れます

そして、大きなU字部分を縦棒に「押し込みます」。
意外に思われるかも知れませんが3Dプリント出力物は構造によってはかなりの弾性を保持できます。従って、今回のような「挟み込む」パーツ制作も可能です。

▲形状にもよりますが、PLAなので意外と弾性がある

後は、縦棒での固定位置を左右決めたらネジを締めて完成です。
見事にバスタオル掛けが追加されました!

▲ 目標通りに「バスタオル掛け」が完成!

3Dプリンターは電動工具

昨今、3Dプリンターが一般的になってる物の、まだまだ「使い道が分からない」と言う方も多いでしょう。

率直に私の意見を言ってしまえば3Dプリンターとは「ただの電動工具」です。

例えばDIYが好きな方には「電動ノコギリ」や「電動ドリル」を所有している方も多いでしょう。
材料である木材を買って来て、電動工具で切り出して、本棚や家具を作る。
日常的にそれらを行う人達も多いでしょうし、私もよくやります。
そして、今回やった事も「それと同じです」

材料はプラスチック、デジタルで形を作り、3Dプリンターで出力をする。

ちょっと使用する物を置き換えただけで行っているプロセスは全く同じなのです。

失敗したっていいじゃない。Undo(やり直し)があるのだもの。

DIY全般に言える事ですが繰り返さなければ良い物は作れません。
実際、今回はモデリングの作業に累計で2時間程費やしました。
と言うのも寸法のチェックや、強度の事を考えて何回か形を試した為です。

▲実験を行ったプロトタイプ達

しかし、何回失敗したっていいのです。
デジタルは何度だってモデルを作りなおせますし
3Dプリンターが手元にあればボタン一つで何個でも試作品が出力できるわけですから

「制作を何回でもやり直せる」(Ctrl + s ,Ctrl + z)

この点が、これまでのDIYとの最大の違いです。
そしてそれは、とても大きなメリットだと思いませんか?
寸法を間違えて木材を切ってしまった時の絶望感から開放されるのですから!

そしてデータの共有

とまあ、初回から色々と書いてしまいましたが、今回制作した「パイプジョイント」データはDMM.Make 、Thingiversで共有しています。

【Thingivers】http://www.thingiverse.com/thing:286159
【DMM.make】この記事に添付

もし、ニトリで同様のラックを購入し、かつ同様な件でお困りの方は是非ともお使いくださいませ!結構便利です。

ただし、データに関するサポートは一切ありませんがね!
Do It Yourself!!(欲しければ自分で作る!)

次回は、3Dプリンターを使った趣味の物について書きたいと思います。

※投稿されたファイルについて、当社は一切責任を負いません。
DMM.make利用規約に同意の上、自己の責任でダウンロードしてください。

参考にしてくれた記事

記事が登録されていません。
この記事を参考にして、新しく記事を投稿しよう!

違反について