インターネット・モノづくりカンパニー(1)

インターネット・モノづくりカンパニー(1)

株式会社Sassor
株式会社Sassor (ID275) 公認maker 2014/06/16
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モノづくりの経験のない素人が、ハードウェアサービスを提供する中での試行錯誤を紹介します。

インターネットとモノの融合

はじめまして。
株式会社Sassorの石橋と申します。

弊社は、インターネットにさまざまなモノがつながり、相互作用をもたらす世界"Internet of Things"におけるサ―ビスデザインをミッションに掲げ、2010年9月に創業しました。

現在、私たちの身の回りにはインテリジェントな機器や多くのセンサーが浸透し、あらゆるモノや人がインターネットを介してつながる世界が現実的になってきています。

スマートフォンは当たり前の存在になり、最近ではウェアラブルデバイスなども増えてきていますが、今後、更にさまざまなモノが今後インターネットに接続された際には、現在のインターネット上のデータ量の何倍ものデータが生み出されると言われています。

インターネットがさまざまな生活のあり方を変えましたが、私達はInternet of Thingsでも同じように生活を大きく変える可能性を秘めていると考え、そのような時代に人々の生活を豊かにするようなサービスを作ることを目標として会社を作りました。

現在は、自社サービスとして消費電力を「見える化・削減」する消費電力管理サービス「ELP(エナジー・リテラシー・プラットフォーム)」を主に飲食店など事業者向けに展開し、デザインからソフト、ハードすべて社内で開発をしています。

また、他企業と協力し、デバイス連携サービスの共同開発や共同研究も行なっています。

電力管理サービスELP(エナジー・リテラシー・プラットフォーム)

現在自社サービスとして提供しているELPは、主に飲食店などに対して消費電力を機器ごとに見える化・分析し、無駄な電力を最適化するサービスです。

普段私たちは電力会社から請求書が届いて初めてどのくらいの電力をつかったということを理解しますが、送られてきた請求書では冷蔵庫がどのくらい、空調がどのくらいの電力をつかったといったことまではわからないため、どこをどう節電してよいかわかりませんでした。

そのような問題に対して、ELPでは機器ごとの消費電力の推移や割合を分析することで、無駄な部分も見える化し適格な消費電力の削減を実現しています。

http://vimeo.com/44232920

システムの構成としては、施設の分電盤に設置する計測器である「ELP Module」、サーバーとの送受信に利用する3G通信端末、見える化・分析のためのクラウド上のソフトウェアの3つに大きくは分かれます。

基本的にはデザインからソフトウェア・ハードウェアの開発まですべて社内で開発を行なっており、サービス全体をスピード感を持って開発できることを重視しています。

▲機器ごとの消費電力を見える化するELPウェブサイト

▲消費電力を計測するELPモジュール

現在のELPを本格的に提供開始して1年ほどになりますが、消費電力の削減実績としては平均して1店舗あたり10%から15%の削減につながっています。
簡単な例としては以下のような削減方法になります。

▲店舗間の消費電力推移の比較例

これは居酒屋チェーンの2店舗の消費電力の24時間の推移なのですが、A、B両店とも営業時間が一緒にもかかわらず、営業していない時間帯の消費電力に大きな違いが出ています。
通常、営業時間外であればB店のようにほぼ電力を使わない時間帯が多くなるはずなのですが、A店は数時間しかありません。

スタッフの方にヒアリングしたところ、A点は営業前に必要以上に早く来ていたり、閉店後も長く残っていたりということが原因になっていることがわかりました。

B店と比較して明らかに無駄な部分ですので、同じ営業形態のB店と揃えることで15%ほどの電気代の削減につながっています。

上記はわかり易い例ですが、他にも消費電力の上下は人の行動に紐付いているため、消費電力の推移を分析することで、そこではたらくスタッフの行動を管理することができます。

最終的な目的としては、電気代の削減になるのですが、結果的にオペレーションの間違への気付きや、オペレーションの最適化へもつながっています。

事業としての試行錯誤

現在ターゲットユーザーとしては飲食店など事業者をメインにしていますが、実は開発当初は一般家庭向けのサービスとして提供をスタートした経緯があります。

ビジネス面や製造面で試行錯誤した結果今の形態に至っているのですが、この辺りもどのような変遷を経てきたのか、今後ご紹介できればと思います。

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