羽ばたき飛行機製作工房(1)

羽ばたき飛行機製作工房(1)

こんにちは「羽ばたき飛行機製作工房」と申します。縁あって、このDMM.makeという新しいメディアで、しばらくの間記事を書かせていただくことになりました。よろしくお願い申し上げます。

端的な自己紹介としましては、もうネーミングそのままで「小さな羽ばたき飛行機を手作りする」という、とてもニッチなことを趣味でやっております。それを10年近くにわたって続けてきたのは個人的偏愛に他ならないわけですが、かたや作品を各所で発表してみると存外これがウケるんですね。意外な反響があります。どうも「小さくてパタパタ飛ぶ何か」に対する本能的な反応を、人類は脳内に備えているのではないだろうかとさえ思えます。

今後の連載では、まずはその本能をくすぐる?羽ばたき飛行の魅力とヒミツ、そしてその人工的な再現の取り組みについて、熱く語りたいと意気込んでいます。これまで発表してきた代表的な機体についてもご紹介します(そのいくつかは読者が実際に作ってみることもできるよう、準備を進めています)。

以下はその予告画像です。

ごく一部ですが動画もご覧ください:

http://youtu.be/W3fPOW8E2bY

▲2013年11月 大阪南港ATCで行ったワークショップの様子

http://youtu.be/1piUYKnJRGo

▲2013年8月 Yamaguchi Mini Maker faireでのパフォーマンス

http://youtu.be/f0a6d6yFm7M

▲2013年5月 3Dプリント羽ばたき飛行機の屋内飛行テストの様子

これらの機体は、主にカーボン・プラスチックで構成されており、多くは超小型モータとリチウムイオン電池を搭載、ラジコンもしくは赤外線で操縦可能です。飛行時間は長いもので10分程度。形状は鳥型・昆虫型・水棲動物型・無尾翼・多葉機などさまざまで、全てオリジナル設計です。当初は割と普通の飛行機のような形をしていましたが、どんな形でも飛ぶことがわかってきて、どんどん奇抜な方向に進化しました。

以前は手加工の一品製作でしたが、最近は3D CADや3Dプリンターを利用するようになり、工作精度を上げると共に、パーツの複製も可能になりました。このあたりは詳しく取り上げる予定です。


ちなみに製作目的としては、作って・見て楽しい・面白いに徹しており、実用性は一切ありません。また、羽ばたき飛行の原理の考察なども、機体開発を通して得られた経験にもとづいており、厳密な検証もしておりませんので、科学研究でもありません!(あえていえば気ままなエッセーですね)

あと、紙幅が許せば、ネットの力についても考えたいですね。はなはだニッチなのに、ネットで発表することで勝手に独自のエネルギーを帯び、意外な場所やタイミングで突然反響が巻き起こる、そんな経験を何回もしてきました。また、いまや大きなうねりとなっているメーカームーブメントやファブラボの一員となって、この1年で視野と活動の幅が格段に広がりました。といったことも書いてみたいと思っています。

さて、今回は前置きばかりになってしまいました。次回からは羽ばたき飛行機について具体的に取り上げていきます。お楽しみに!

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