ニコ技のツボ(2)「生体情報可視化やってみた」

ニコ技のツボ(2)「生体情報可視化やってみた」

akira_you
akira_you (ID197) 公認maker 2014/05/18
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人気のあるニコニコ技術部動画から、akira_youが「ここがツボだよね」というポイントを紹介します。

ニコニコ技術部はニコニコ動画に自然発生した自分で開発したモノを動画紹介している人達です。高い技術力を自慢するだけでなく、チープな技術で笑いを取ったり、動画サイトで流行しているネタに乗ったりと様々な人が様々に楽しんでいます。

今回紹介する作品は手前味噌ですが私(akira_you)の「鼻ホタル」です。

鼻ホタルは呼吸に合わせて鼻の穴を光らせる装置です。面と向かって話すのもつらいぐらいに強烈なインパクトで笑いを誘うその姿と、鼻の穴に入るサイズ作り込む技術(技能?)の無駄使い感が強い作品です。

誰得なコンセプトがツボ

鼻全体が光るのは「赤鼻のトナカイ」のように想像つきやすいのですが、鼻の穴だけが光っていると「そこを光らせるの?」と不意打ちを食らったかのような気分になります。
鼻毛や鼻水だって隠すのに、その鼻の穴をライトアップするのかい?等と色々な思いは有るかとは思いますが、理屈抜きでとりあえず注目を集められます。
ちなみに動画では直視できますが、実際につけていると目は引きますが直視はなかなか難しい様です。過去に何度か鼻ホタルをつけて展示していたのですが、相手の視線が安定しません。明らかに目のやり場に困っていました。凝視して良いのか悩むようです。デートや商談・展示などの相手と対峙する場所で使うのには実は向かないのかも知れません。

ちなみに、赤色ならば鼻全体が光って赤鼻のトナカイ気分になれます。クリスマス時期なら使っていても恥ずかしくないですね。

生体情報可視化がツボ

鼻息の様に普段気がつきにくい生体活動の様子を可視化する事を「生体情報可視化」と言います。なんかかっちょいいですね。人間と機械が融合するSFチックな格好良さもあり、ちょっとだけ崇高なモノを作っている気になれます。
もちろん生体情報可視化では鼻息だけじゃなく、脳波・脈拍・筋電などの様々な情報が使われています。そして多くの生体情報可視化作品は以下の3つの特徴を備えています。
・その人の心等の内面に関わる現象を見えるようにする事
・可視化した表現から、どういう内面を表現しているか想像できる分かりやすさ
・現実的な体験時間で、内面の変化がわかるリアルタイム性
そういった点に着目すると、各作者の苦労所が分かって楽しかったりします。

https://www.youtube.com/watch?v=JblMzmAyLW8

▲necomimi (neuroware 2012)

脳波を計測して、集中した状態でネコミミがピンとし、リラックスした状態だとへにゃぁ、となるネコミミ。ニコニコ超会議などのイベント会場での販売では多くの人が装着し、話題になりました。
初めて見るとネコミミの動きと脳波の関連が分かりにくいですが、説明してもらうと「なるほど、今はこういう状況から耳がピンとなったのね。」という風にわかるようになります。

脈拍で動くねこしっぽをつくってみた(TOPGUN_Aki 2012)
猫繋がりで、心拍にあわせて動く猫しっぽというものも作られました。個人的には興奮すると尻尾を振るのは犬なのでは?という疑問はありますが、メイドさんに付けるなら猫という事には同意します。

https://www.youtube.com/watch?v=gbUVIZi9aLo

Beating heart headband(Becky Stern 2012)
( 引用:http://makezine.com/projects/make-29/beating-heart-headband/)
心拍のドキドキをそのまま光の点滅に変えています。LEDランプがハート型なので心拍だという事が分かりやすいですね。

https://www.youtube.com/watch?v=nSO5iglV9mM

external heart(I-zawa Mio 2009)
心拍は簡単にとれるので、心拍で動く心臓など面白い作品が沢山作られています。この動画の作品は心拍に合わせて、リアルな心臓が走ります。

気合いの小型化がツボ

小型化って、実はチープな技術を高度な技術見せかけるテクニックなんです。試しに鼻ホタルの回路を大きく作ってみました。
漂うモッサリ感・ごっちゃり感。何となく技術の授業で作らされた感が出ます。小型化には実用的な側面以外に、格好良く、高度な技術に見せかける効果があるのです。

▲普通の鼻ホタル回路

▲大きい鼻ホタル回路

部品の型番は違いますが、同じ大きさの部品で再現してみました。
慣れると足のない小さい部品のほうが、足を曲げたり切ったりしなくて良い分だけ半田付けしやすいです。


生体情報可視化は、普段見えづらいモノが見えるようになるという格好良さもあって、作っていて楽しいです。電気だけでなく、生体計測の知識も必要となりハードルはちょっとだけ高いのですが、最近では心拍・脳波・筋電を計るキットも出ているので、そこからチャレンジしてみてはいかがでしょう?

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