クリエイティブ安産祈願(1)「奇才・森翔太が歌い、乱舞し、分身する!SRxSIxMS制作レポート」

クリエイティブ安産祈願(1)「奇才・森翔太が歌い、乱舞し、分身する!SRxSIxMS制作レポート」

市原えつこ
市原えつこ (ID369) 公認maker 2014/06/12
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イントロダクション

初めまして。市原えつこと申します。
WebやアプリのUI/UXデザイナーを生業とする傍ら、「喘ぐ大根」「脳波で祈祷できる神社@micoWall」などのあやしい作品を作り続けています。

https://www.youtube.com/watch?v=GElYzhyzgAY

この連載では主に進行中・制作中のプロジェクトについてのお話をしていくことになりそうです。
第一弾の今回は、最近撮影を終えた「SR(Substitutional Reality)xSI(Sekuhara Interface)xMS(森翔太)」について書いていきます。

SRxSIxMSとは

この件、元はといえば、脳科学者の藤井直敬先生らと一緒に制作していた「妄想と現実を代替するシステム SRxSI」という作品が発端でした。
藤井先生らのチームが開発した「SR(Substitutional Reality=代替現実)システム」をざっくり説明すると、現在目の前で起きているライブ映像と過去に予め撮影した映像を差し替えながらHMD内で投影することで、体験者の目の前で起こっている出来事が現実なのか虚構なのか判別不可能にすることができる恐るべきシステム。

喘ぐ大根とこのSRシステムを組み合わせることで、触覚を伴った体験を被験者に与えることができます。
もう少し具体的に言うと、きれいなお姉さんの生脚にあたかも触れているかのような体験ができてしまいます。

http://vimeo.com/80230775

で、これ、体験者の興奮度合いに応じてストーリーが分岐していく仕様なのですが
前々から、興奮しすぎた体験者を悪夢に突き落とすストーリーを作りたいと思っていました。
強烈なインパクトがあってしかも面白いパフォーマーさんはいなかろうか……

ハツ!!!森翔太さん!!

DMM.makeのキービジュアルにもなっていますね。

打ち合わせ

ということでまずは新宿某所で森さんと打ち合わせ。
体調が悪い中、オンタイムでやってきて下さった森さん。

今回は既存作品「SRxSI」の中の1シーケンスを録画するのが本来の目的ではあったのですが
この圧倒的なコンテンツ力を持った役者・森翔太さんを、ひとつの作品の一部だけに限定して起用するのはあまりに勿体ない。
ということで、だめもとでもう一つお願いをしてみました。

市原「男性用ストーリーの悪夢オチを作るのが当初の目的ではあるのですが、
それとは別に、ぜひ森さんでSRxSIの女性向けコンテンツを作りたいのですが…」

という無茶ぶりに対して、

「女性に真剣にプロポーズするのがいいですかね」
「仕込み結婚指輪とかもできます」
「外国人っぽくナンパもやれますよ!」
「あ、そういえば忍者の衣装も持ってます!」
と寛大に、むしろノリノリにアイデアを提案して下さった森さん!神!!

かくして、SRxSIxMSは生まれたのでした。

コンテ起こし

森さんと一緒にざっくりとアイデアを出したので、それをストーリーに仕立てるべく、コンテと台本に落とし込んでいきます。地味だけどワクワクする作業です。

SRを用いた映像では、パノラマビデオカメラを使って全方位を撮影するため、カメラフレームの概念が存在しません。環境の中の一部が切り取られるのではなく、全てが映し出されます。よって、カメラフレーム内の絵作りをするというよりは、撮影空間全体の演出を考える必要が出てきます。どちらかといえば、映像というより舞台を考える感覚に近いです。

また、最も面白いのが、「現在の映像(LIVE)」と「過去の映像(LEC)」の二軸が常に存在するということ。

うまく体験者をダマすためには、この二つの映像の辻褄を考慮しつつ体験者が入室してからHMDを外すまで違和感のない流れを作ることが重要です。

まあ、今回はあまりにも現実離れしたシチュエーションなので、確実にバレると思いますが……。

奇才の力が大爆発する、撮影当日

当日お手伝いにきて下さった映像ディレクターのUさんが、私が作った文字コンテにその場でささっとイラストを追加して、絵コンテに起こしてくれて感激!

撮影の準備を整え、森さんを迎える関係者。

今回のために、なんと実際に「仕込み薔薇」「仕込み結婚指輪」を作ってきて下さいました。
超かっこいい!これでプロポーズされたい!!


まずは、男性版「SRxSI」の悪夢シーケンスから撮影開始。
「なんかこう、ジワジワくる不気味な感じで」とオーダーしました。

「ヒャハッ!!シャキーン、もしもし。シャキーン、もしもし…シャキーン、もしもし、もしもし、もしもしもしもしアッハッハッハッハ…」

仕込みiPhoneをカシャカシャ出し入れしながら体験者ににじりよってくる森さん

予想以上に怖 す ぎ る。
サイコホラーのように、人間心理にジワジワくる恐ろしさです。
森さん、こんな才能もあったのか……。
夢に出そうです。


男性向けコンテンツが速攻で撮影終了したので、
女性向けの新コンテンツの撮影に入ります。

スーツに着替え、さらに男前になった森さん。

<ストーリー>(アニメの次回予告風に読んでください)
体験者に一目惚れして、猛烈に求愛を始める青年。
彼の真心溢れるプロポーズにグラッ。と思ったら、突然彼は部屋を飛び出して…!?(続きはSRで)


次に、イタリア人っぽい外国人に扮した森さん。

<ストーリー>
目の前に現れた、謎のイケメン外国人。
外人らしいフランクさで会うなりハグをかましてきたかと思ったら、次は意外な行動に…!?(続きはSRで)


最後に、忍者装束に着替えた森さん。
こんな人が背後にいたらマジでビビるで……。

<ストーリー>
背後から、謎の忍者が急接近★
目の前に現れると、摩訶不思議な忍術が披露されて…!?(続きはSRで)

どれも激烈ファインプレーでした。
これで全ての予定していた撮影が終了。
おつかれさまでした!!

と思いきや、森さんが一言。

「実は今日、カッパになれる衣装も持ってきたんです」

な ん だ っ て

それはやって頂かないわけにはいかない。
ということで、既にかなり体力を消耗されていた森さんにご無理をお願いし、最後のシーケンスの撮影をお願いすることにしました。

変身中。

どこからどう見てもカッパ。

「尻子玉を用いたプロポーズ」という斬新な婚活ソリューションが誕生。
あまりの超展開に、藤井先生が笑い転げて床にぶっ倒れたのが印象的でした。

というわけで、大満足で撮影終了。

森翔太さん、仕込みiPhone作者、映像作家としての活躍が目立っていますが、長らく演劇の世界で活躍していただけあって、そもそも演者として一流なんだなーということを改めて発見。サービス精神とパフォーマー魂に溢れていて、素晴らしい表現者だと再確認いたしました。

記念撮影

カッパから人間に戻ります

作品はまだ未公開なのですが、また実際に体験できる日を設けたいと思っています。
体験したい!森さんの魅力を堪能したい!という方、人数が限られているので全て参加できるかはわからないのですが今のうちに参加表明頂ければ、もしかしたら抽選・調整のうえ参加できるかもしれません。女性向けとは言いつつも、男女関係なく楽しめる内容となっております。

ご興味のある方は
mojarin@gmail.com
までご連絡ください。
もしくは、Twitterの@moja_etsukoまで。

ではではまた!

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